見出し画像

今週の良かった新曲感想【2/13~2/19】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。2/13~2/19リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。

#1『わがままワンダーランド』/ あまねもも

 個人勢Vsinger"あまねもも"の3rdシングル。BOOTHでのリリースは以前よりありましたが、MVが遂に公開。作詞:peroa、作曲:ねるそん700。
 想いのこもった詞を歌うカワイイ歌声とカッコイイキラキラサウンドのバランスが丁度良い1曲。アニソンっぽいシンセがあるのと、謎にバスドラ重いのも好き。ピアノソロからの落ちサビがスーパーエモーショナルでオタク刺しに来てますね。「ね⁇」も可愛いですし。
 デビュー1周年を迎え、昨年9月から実施したクラウドファンディング『あまねもも1stアルバム』プロジェクトでは目標金額を大きく上回る約668万で222%ゴール。今後の活躍が非常に楽しみです。


#2『秘密のショコラ』/ こじらせハラスメント

 VTuber/バーチャルライバーグループにじさんじ所属の、緑仙、相羽ういは、弦月藤士郎によるアイドルユニット”こじらせハラスメント”の新曲。作編曲:弦月藤士郎。2月15日のバレンタイン3Dライブでも披露されました。
 とにかくサビのハーモニーが綺麗すぎる。無限に浸れる聴き心地の良さ。どこか懐かしいシンプルなメロディラインだからこそ、歌詞がスッと入ってくるし、3人の歌声が映えますね。アルバム鋭意制作中との事で、楽しみにしてます。


#3『シグナル』/ カシ・オトハ

 様々な物語を巡るVTuberプロジェクト「VERSEⁿ」に所属するVsingerカシ・オトハの7thシングル。作詞・作編曲:Uztama。
 名曲。切ない旋律を紡ぐピアノと、浮遊感とエモーショナルな雰囲気を漂わせるシンセ、そして、優しさに満ちたウィスパーボイスが特徴的な歌声。全てが綺麗に組み合わさってますね。聴く者に寄り添いながらも力強さを増していく展開美が最高で、エンディング感ある終盤も圧巻でした。


#4『キャンディタウン』/ 青燈あおあかりすふあ

 ママもパパも自分な完全セルフ受肉の個人勢VTuber青燈すふあ、記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞:hajimepop、作曲:Idiot Pop & hajimepop、編曲:Idiot Pop。
 キラキラふわふわの可愛い1曲に留まらず、思わずニヤける合いの手が入ってて絶妙に癖になるパーティーチューンな仕上がり。明るいクリアな歌声で、自己紹介も兼ねた真っ直ぐな歌詞も距離が縮まる感じ、良きです。


#5『Be my Valentine』/ 月海ふわ

 紫クラゲ系個人勢VTuber月海ふわの2作目となるオリジナル曲。作詞:海月、Music:NAOcGt。
 ゆるふわソングかと思いきや、バンドサウンド全開エレクトロコアみたいになって最高。ロックが好きと自己紹介で仰っていただけあるなぁと。約2分半と短めではありますが、歌声も相まってシンプルに可愛くて強いサビメロと、ラスサビに向けての展開がよく練られているので不思議と満足感がありました。


#6『Sweet Appetite』/Gawr Gura, Hakos Baelz

 VTuberグループホロライブと、ボカロPのDECO*27による新プロジェクト「holo*27」の新曲。今回のボーカルは英語圏のホロライブEnglish所属、Gawr Gura(がうる・ぐら)とHakos Baelz(ハコス・ベールズ)。作詞作曲:DECO*27、編曲:TAKU INOUE。
 まさかのイノタクまで参戦してて、道理でサウンドに奥行きがあるなと思いました。色んな音が縦横無尽に飛び交ってて気持ちいい。2人の柔らかくて可愛い歌声による歌唱、耳に残るオシャレで流麗なメロディ、そして1:37~ドロップパートがえっぐいの確で狂えるし、この落差がクセになる1曲。


#7『Cloud19』/ 星降いく

 多国籍VTuberグループ「PRISM Project」1期生"星降いく"の、記念すべき1stアルバム。普段の配信では英語がメインですが、日本語も得意です。
 いやぁ…むっちゃ良かった。星空の様なキラキラした世界観がアルバム通して一貫されており、センチメンタルでエモーショナルなメロディ中心で描き上げられた1枚でした。Tr.2「Odyssey」とTr.8「Cloud City」、Tr.10「PRISM no You ni」が本当に綺麗なメロディラインで癒されるし、特に気に入っています。一方で、Tr.6「Artificial」みたいなクールなナンバーや、楽しいハイテンションなTr.7「Happy to Call You Mine(Ikumin Song)」もあるので、伸びやかなクリスタルボイスに加えて、高い歌唱力も魅せつけられましたね。世界的歌姫になれるポテンシャルは十分、今後も楽しみです。


#8『灰の羽搏』/ かめりあ

 電波ソングやポップミュージック、メタル、EDM、ハードコア、ジャズなどの幅広い音楽ジャンルを制作する作曲家・DTMコンポーザー/DJの"かめりあ"のメジャー4thアルバム。
 やばすんぎ新譜でした。過去イチえげつない美しい暴力的サウンド。相変わらず細部まで作り込みが凄くて、追随を許さない気迫すら感じますね。次々と音が音を追い越そうとする勢いで絶えず流れ込んでくる上に、絶対に飽きさせない怒涛の多面展開。それでいて輝く音色と奏でられる鍵盤の旋律を中心に聴かせるパート搭載なのはズルい。爆裂パートで結局爆発するけど(褒め言葉)。かめりあさん自身がボーカルを務めたTr.8「灰の羽搏」でも、そのスタイル変わらないのが凄いし。また、かめりあさんとはお馴染みタッグの女性ボーカリスト"ななひら"さんとのTr.9「DENPA NEVER DIE」は溜め作りと中毒性の鬼。ホロライブEnglish所属のVTuber一伊那尓栖にのまえいなにすをゲストボーカルに迎えたTr.13「Drenched in Air」も浄化される美しさ。とゆー訳で、パーフェクト、傑作です。


#9『Make Some Noise』/ 電音部(灰島銀華)

 DJをテーマにした物語や、新進気鋭のクリエイターによるクラブミュージックを展開しているメディアミックスプロジェクト電音部のアザブエリア「港白金女学院」のメンバー灰島銀華 (CV: 澁谷梓希)の新曲。作詞・作曲:オタユキ、作編曲:Belex。
 この新曲は1月14日に行われたアザブエリアMTGでも澁谷さんが先行で流してくれて、最強すぎて狂った想い出が蘇りました。聴くときは大音量必至で脳破壊脳汁噴出。ゴリゴリに攻めるだけでなく、異国情緒漂う妖艶な世界観も演出。フロアを煽る様な力強い歌声も相まって虜になる事間違いなし。


#10『Parasite』/ Earth Caller

 オーストラリアはメルボルン出身のメタルコアバンドの新曲。2021年に何曲かコラボしていた、同郷のプロデューサー兼ピアニストMisstiqを昨年1月に正式メンバーとして迎えました。また、今回はVoid Of VisionのVo.Jack Berginをフィーチャー。
 やっぱ大胆かつ煌びやかで目もくらむようなシンセ、キーボードが仕事しすぎてますね、良き。コーラスによる雰囲気作りが凄まじい、神々しくスピリチュアルなブレイクダウンもパワーあって引き込まれます。昨年のシングルも良かったので、このままアルバム期待。


#11『There Is No Light』/ Immortal Disfigurement

 元Lorna ShoreとSigns Of The Swarmのフロントマン、CJ McCreery率いるデスコアバンドの新曲。Gt. Josh Freeman(現Lorna ShoreのフロントマンWill RamosとA Wake In Providenceで活動してた)とBa.Shane Slade(Winds of Plague)も所属しており、Lorna Shoreと因縁じみたものを感じるw
 バンドとしてはまだ2曲目ですが、昨年公開された1曲目は衝撃的でしたし、今回も期待を裏切らないクオリティ。休む暇など与えない怒涛の展開で、サウンドやメロディよりも、どちらかと云えばCJ McCreeryのボーカルスキルをこれでもかと味わえる1曲で最高でした。ラストのブレイクダウンとか重すぎグロすぎ汚すぎ、訳わからん(褒め言葉)。


#12『Luminescent』/ Lost Trees

 アメリカはフロリダ出身のプログレッシヴ・メタルコアバンドのニューEP。4曲入りですが、新規曲は1曲のみ。
 新規曲Tr.3「Northern Lights」も含めて、マンネリ感もなかったし、非常に自分好みな1枚が来た。クリアで落ち着いた世界観、ドラマティックさを強調する爽やかな叙情感・浮遊感などを随所に盛り込みつつ、アグレッシヴからエモーショナルまでを多彩に展開。ブレイクダウンの威力強くてギャップ効いてたり、クリーンボーカルの甘い声だったりも非常に良き。


#13『Paracosm』/ Levels

 アメリカはアーカンソー出身のプログレッシヴ・メタルコアバンドの新曲。2020年に新Vo. Kolby Carignanを迎えてからは通算5曲目。
 ずっと良いんですよね…このバンド。サウンド一つ一つに高級感がある割に、美しいメロディはずっしり重量感があって。骨太ダイナミズムを独特のハイセンスさで包み込んで魅せた世界観。浮遊感漂うスペーシーな装飾も好きです。曲展開も完璧です。そろそろアルバム出たら嬉しい。


#14『A Mind Waiting To Die』/ Graphic Nature

 UKケント出身のニューメタルコアバンド。待望のデビューアルバム。昨年7月以降コンスタントにリリースされていた楽曲を含む、全13曲。
 飽和状態のニューメタルコアシーンに一石を投じる衝撃作でした。期待を越えて大きく跳ねてくれた名盤。インダストリアル要素を大きく取り込み、リズミカルなうねりを武器にグルーヴィーに展開。尺も3分前後でコンパクトな楽曲が多く、だれる前に綺麗に終わらせる良い意味での潔さも良し。リズムチェンジや展開などマニアックではあるんですが、カオスになりすぎないのが個人的に好きですね、簡単に言えば聴きやすい。エネルギッシュで狂気じみたスクリームも刺さる刺さる。特に気に入っているTr.4「Killing Floor」はサウンドとスリルに満ちた感じが最高。新規曲よりシングルカットされてきた楽曲の方がやはり強い印象は否めないですが、まさかのピアノが入った雰囲気良しのTr.12「A Twin」からアルバムを締めくくるTr.13「The Downpour」への流れは意欲的で美しかったので評価したい。


#15『SEX & SAX』/ Shrezzers

 ロシアはサンクトペテルブルク出身のプログレッシヴ・メタルコアバンド。1年の延期を経て遂にリリースされた2ndアルバム。
 1stよりエモーショナル寄りなメロディが増えましたが、1st好きな人は漏れなく好きであろうShrezzers節は効いており、とても良かったです。全14曲、ポップでオシャレでセクシーな彼ら独自のプログレッシヴメタルコアを味わえる個性豊かなラインナップ。総勢7名のゲストが参加してる恩恵もありますね。国内からはPaleduskのVo.KaitoがTr.2「Tabidachi」で参加していたり。2019年の来日ツアー後に加入した新Vo. Diego Silvaの伸びやかで艶のある歌声・歌唱力は素晴らしいですし、彼らの武器であるサックスも絶妙などもバランスを持って取り入れられてます。Tr.12「Phoenix」がダントツで気に入っていますが、Tr.4「Gambit」, Tr.6「Temperatura」, Tr.11「p7ay3rs」も好きです。また来日してくれるのを楽しみにしてます。


#16『Mirage Collectors』/ Mirage Collectors

 中国は武漢市出身のプログレッシヴ・メタルコアバンド。記念すべきセルフタイトルの1stEP。
 非常に品のあるDjentで構成され、深みもあって好みすぎた1枚。テクニカルでメタリックなリフ、心に訴えかける泣きの叙情エモーショナルメロディ、巧みに交差するスクリームとクリーン、どれも素晴らしい。メリハリよく最終的にはドラマティックに展開していくのも美意識高くて良きです。



―――以上、2/13~2/19はシングル10枚、EP2枚、アルバム4枚と、大ボリュームになった新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
 その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり、シェアしたりしていただけると大変励みになります。よろしくお願いします!

 ではまた!


#オマケ

 バレンタインにまつわる曲でも…とゆーことで、バレンタインの日に投稿された動画の中でぶっちぎりで可愛いすぎて軽く発狂したカバー曲を貼っておきます。ゼータちゃんヤバすぎ声が好き。



#ライブレポート

【2/13 Crystal Lake "THE LIGHT -Season 2-" Vocal Audition Japan Tour@代官山UNIT】

職場から直行、来て本当に良かった…

 僕がずっと愛してやまないメタルコアバンドCrystal Lakeのツアーファイナルに行ってきました。昨年9月にボーカルRyoが脱退し、新ボーカリストを募集する公開オーディション “THE LIGHT” をほぼ同時期に開催。約250名応募があったらしく、バンドメンバーが3人にまで絞り、12月のファイナリスト3名によるライブで一人を決定する予定でした。が、まだ3人を深掘りしたいとの事でオーディションを兼ねてツアーを決行しました。
 って事で、オーディション中ではあれ新生Crystal Lakeやっと見れて取り敢えず良かった。ライブ映像だけではボーカル3人に対してあーだこーだ言うのもアレだなと思ってたので、生で見て色々感じてきました。まず確かに三者三様みんな良い!選ぶのにコレは頭抱えるなぁと納得したと云うか。

 Mattは高身長筋肉質でフロントマンとしてビジュアル満点ステージ映え最強だった。あとはスクリーム多彩になれば(特にハイ)更に嬉しい。
 Johnは歌唱力ナンバーワンで聴いてて安心感ある一方、ステージ上での動きに物足りなさを感じるので、もっとアグレッシブに動いて欲しい。
 ラファエルはスクリームの迫力に欠けるけども、それを補って余りあるステージングとパッションで、表情や煽りも半端なくて好き。
 んで、ボーカルとしては全員強いです。どのバンドでも活躍できる位。その中で、“”Crystal Lakeに相応しい“” ボーカルとしては、ラファエルを個人的には推したいと思いましたね。あとは、日本のバンドである以上、日本人だとやっぱり嬉しいと云う気持ちがファンとしては少なからずあります。

 まぁとにかく誰になってもおかしくないパフォーマンスでした、本当に。決まった日には受け入れて応援したいなとも思いましたし。その意味でライブ観に来れて本当に良かったです。あとは普通にCrystal Lakeのライブ見るの数年ぶりだったので。全然衰えみたいなのを感じない圧巻のライブで、久々に大好きなサウンドを浴びれて幸せでした。MCではYDさんから「まだ続けるから」って言葉を聴けたのが何より嬉しかった。因みに、ハイライトはYDさんのギターに髪絡まって身動き取れんくなったミツルさんwww

 最後に、この日のライブ会場「代官山UNIT」は2014年12月14日、CUBESツアーファイナルと同じ会場で。個人的な想い出としても、初めてCrystal Lakeのライブを観た日だったので、色々感慨深いトコもありました。一つ間違いなく云えるのは、あの頃もイマも変わらず、宇宙一カッコイイバンドです。これからも応援してます。(下は定期的に見るライブ映像)


【2/19 水瀬いのり いのりまち町民集会2023@両国国技館】

撮影スポットなかったので、お土産

 声優が本業ですが、歌手としても大活躍する"水瀬いのり"のファンクラブイベント「いのりまち町民集会」夜の部のみ参加してきました。アットホームな雰囲気が好きで毎回ちゃんと出席してるオタク。
 初めて来た両国国技館の大きさに驚きつつ、ぬるっと始まったイベント。仲良しな日高里菜さんと加隈亜衣さんをゲストに迎えて前半はトークパート。趣味の話や食事情、お便りを読んでのお悩み相談などでは、ひたすら女子会を見せられている様なゆるーい感じで、和む和む。「食事は安い、早い、美味いを優先して、中々冒険できない」的な事を仰っていたのが印象的でしたね。貧乏症なトコが未だにあるそう(食事より優先したい事が多いんだろうなぁと思った)。あとは、母親が風邪で寝込んでしまった時にカボチャのお味噌汁作るの大変だったとか。3人で出かける時の計画などは、いのりちゃんが率先して決めてくれるとの事で2人から褒められてて微笑ま。全体通して、いのりちゃんは基本的には几帳面でしっかり者ですが、どこか変なクセがあるのが魅力的だなと改めて思わされました。ディズニーランドチケットを懸けてのゲームパートも面白かった。【お題:佐倉綾音】のジェスチャーと絶望しかない絵しりとりで笑い堪えきれずでしたわw
 そして、ライブパートは綺麗な和装ドレスで登場。織り込み部分がカラフルで綺麗だった…。

 セトリは以下の通り。

1.アイマイモコ
2.シネマチックダイアリー
3.Snow White
4.アルペジオ
5.水彩メロディー
6.思い出のカケラ

中々レアな組み合わせで最高でした。冬にちなんだ楽曲なに来るかなーと思ったら、4年前の「Snow White」とは…嬉しい。そして、個人的に想い出補正ある「アルペジオ」に感謝しかない。やっぱこの曲キラキラサウンドが強すぎるんよな、あとCメロが好き。

 最後にはビッグニュースで、今年もワンマンツアーが決定。本当にありがたい。しっかりチケット握ってまた遊びに行きたいと思います。

 では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!

この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?