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2022年 ベスト音楽総まとめ(同人部門)

どうもです。

 2022年の総まとめ的な記事、第10弾。
最終的に「2022年 ベスト音楽総まとめ」記事に反映される「同人部門」です。この部門では、主にM3で購入した同人作品から、アルバムかEPを5枚選出。今年は春だけ現地に行きました。秋は行けなかったので通販で。同人界隈もペースよく新譜出してくれて感謝しかないです。

 ということで早速、完全主観で選び尽くした5枚を紹介していきます。


#1『SOMNIUM』/ LEVEREVE

 ボーカロイド+メタルコアを得意とするコンポーザー及びサークル"LEVEREVE"の2ndアルバム。ボーカルは初音ミクで、 Tr.3は+洛天依。
 ハズレ曲無し、ガチで名盤すぎた。2019年リリースのKanata Labとのスプリットアルバム『Leviathan』もかなり良かったですが、今回の方が好き。統一感あるサウンドの質感と、圧倒的メロディセンスに感動を隠せないのは当然のことながら、本作では爽やかと云うか、清涼感がかなり強めなのが良いです。以前とは違うEDM・和風シンセが目立つのでその恩恵かなとは思います。センチメンタルでエモーショナルなメロディも際立ち、ボーカロイド特有の良い意味での無機質な歌声と綺麗に共存していますね。特に昨年リリースされたTr.10「玲瓏」の完成度は異常。涼し気な開幕かと思えばサビで琴線に触れる熱さすら感じる1曲で、そのサビの盛り上がりは全体に漂う透明感から放たれるモノとは思えない温度差ある展開を魅せてくれます。

★特にオススメするTrack
 ⇒Tr.3「Gloria」,Tr.6「Lateralis」,Tr.7「AMNECIA」,Tr.10「玲瓏」,Tr.13「Flare star」,Tr.14「Timed eyes」


#2『ASTER』/ Islet

 Tazuneru×樂による音楽ユニット"Islet(アイレット)"の2nd Vocal Collab EP。インスト1曲を含む全5曲構成で、前作『CYANIDE』に続けて、ボーカロイドではなくボーカリストを迎えた1枚でした。
 お迎えしたのは歌い手として活動している倚水さん。とても耳馴染みの良い優しい声の持ち主で、透明感溢れる儚い歌声がスッと心に入ってきます。自然音も入ったインストTr.1「流転」から始まる四季を感じさせる4曲で構成されており、その季節の流れに伴う感情の移ろいをメロディと歌詞に落とし込んでいます。なので是非とも一度は曲順通りに聴いて欲しい。Tr.4「シオン」の曲調・展開にも驚くと想います…感動必至。また、Tr.2「春を待つ」は朝に聴くと全てが浄化され幸せな一日が確約されるので超オススメです。前作に収録された「君とコーヒー」とセットだと尚良し。あと、本作の世界観を表現したajimitaさんのアートワークも大好き。

★特にオススメするTrack
 ⇒全曲!!!


#3『Indigrotto』/ 藍月なくる

 リアルとバーチャルを行き来する、インターネット発のシンガー"藍月なくる"が、音楽事務所「Hifumi,inc.」へ所属後、初となる共同制作EP。北川勝利、佐高陵平、Feryquitousほか豪華作曲陣を迎えた全6曲。
 6曲とは思えない満足感があって、曲順もこれしかないと思えた名盤。幕開けタイトル曲のTr.1「Indigrotto」がもう強すぎる。バケモン。かなり豪快で激しいロックナンバーではあるんですが、なくるさんの歌声負けてないの流石すぎる。この張り合って煮詰まった感じが最高です。ギタ―ソロもカッコ良すぎて狂う。Tr.3「Killer neuron」は深海に潜り込んだかの様なサウンドスケープで佐高陵平が最高に暴れてて歓喜。クラブで聴きたい1曲。透き通る繊細な声が特徴的な"藍月なくる"さんですが、それだけではない彼女の様々な魅力を存分に引き出した作品だったと思います。また、アートワークは元々ファンだった"Nardack"先生でむっちゃ嬉しかったです。

★特にオススメするTrack
 ⇒Tr.1「Indigrotto」,Tr.3「Killer neuron」,Tr.6「Rest in Peace my Dear」


#4『Portray Blue』/ nayuta

 サークル「7uta.com」を主宰し、同人歌手・ネット声優として活動する"nayuta"さんの活動15周年記念アルバム。これまでに制作したシングルを含む全10曲を収録。
 本当に素晴らしい1枚でした。記念作だからってのもあるだろうけど、本当に凄い。ボーカルを務めるだけではなく全曲作詞作曲だからこその統一感もそうだし、彼女自身が「原点に立ち返り、青かったあの頃の気持ちを忘れないように」と想いを込めた事もダイレクトで伝わってきます。全曲良かったですが、やはりTr.1「蒼のキャンバス」が聴く度に泣きそうになる位には好き。サビメロと間奏のピアノが良すぎる…天才。他のバラードも透明感抜群の歌声が前に出まくっていて、連想する情景に想いを馳せずにはいられない。兎に角ここで多くを語るより、とりあえず聴いて欲しい。nayutaさんの歌声を聴くのは今からでも遅くはないです、キャリアを重ねてひたすら磨きがかかる美しい歌声とメロディに打ち震えてください。

★特にオススメするTrack
 ⇒全曲!!!


#5『Memoria』/ Laur

 HARDCORE TANO*C所属のDTMコンポーザー/DJ、"Laur"の3rdアルバム。完全新曲を中心にゲーム楽曲のLong ver.を含め全15トラックを収録した圧巻の一枚でした。
 昨年2ndアルバム2枚をリリースしたばかりなので、驚異の制作スピードですわ。本作では"Tia"をフィーチャーリングゲストに迎え、1曲目「僕の在り処」とラストトラック「その花は世界を紡ぐ」で圧倒的歌唱力をLaurさんの世界観の中で響かせてくれました。ロックとバラードで全然表情が違うので、どちらも聴いて欲しい。かなり華やかでノリの良い正統派ハードコア中心に楽曲は揃ってますが、Tr.8「Crisis」, Tr.14「Tragedy of Viyella」ではいつも通りシンフォニックしてるし、Tr.12「Lash Out」では前作で見られたメタル的アプローチもあって、期待を裏切らないですね。感謝しかない。そして、本作で一番好きなのはTr.10「Arcana Eden - Extended by Laur」、原曲はDiverse System所属のSakuzyoさん、El dorado所属のTeam Grimoireさんとの渾身の合作曲。8月の記事で紹介する位には好きだったので、収録されて嬉しかった。余りにも壮大でカッコイイラスボス曲なので頼むから聴いて。

★特にオススメするTrack
 ⇒Tr.1「僕の在り処」Tr.8「Crisis」,Tr.10「Arcana Eden - Extended by Laur」,Tr.12「Lash Out」,Tr.14「Tragedy of Viyella」



ーーー以上、同人部門の5選でした。
ここまでお読みくださってありがとうございました。もしよろしければ以下の記事から他の部門もチェックよろしくお願いします!

 ではまた!

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