今週の良かった新曲感想【7/3~7/9】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。7/3~7/9リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
※今週は、歌い手・VTuber・ボカロP・動画師・MIX師・絵師等がチームを組んで楽曲を制作し各種動画サイトに投稿するボカロ楽曲の投稿祭「ボカデュオ2023」の楽曲が何曲かあります。
#1『キミ消失セカイ』/ ヰ世界情緒
KAMITSUBAKI STUDIO所属のVsingerヰ世界情緒、8枚目となるシングル。作詞・作曲・編曲:廉。6月18日に開催された2nd ONE-MANバーチャルライブ「Anima Ⅱ -神椿市参番街-」にて初披露された楽曲が遂にリリース。
ダークでファンタジックな世界観が漂うロックナンバー。徐々に熱を帯び、力がこもっていく様な展開には儚くも気高い美しさが溢れており、ギターを中心に掻き鳴らされるメロディも相まって心震えるモノがあります。情緒ちゃんの力強いキレキレな歌唱もカッコイイです。
#2『しゅげーハイ!!!』/ 花譜
KAMITSUBAKI STUDIO所属のVsinger花譜。活動3周年記念プロジェクトとして始動しているリアルアーティストとのコラボ企画『組曲』の第13弾で、今回は水曜日のカンパネラのサウンドプロデューサー兼メンバーであるケンモチヒデフミが楽曲提供。
近年花譜が手芸にハマっているという情報を基に、モノを作り上げる上での楽しさ・苦悩・自分自身との対話。そして、その行為を繰り返すうちに「ハイ」になってくる脳内の様子を物語のような歌詞で描いたとの事。パンチの効いたベースラインに乗ったクールで繊細なラップがカッコよく、何とも言えない中毒性を帯びてます。ケンモチさん自身も歌唱参加しており、サビで花譜ちゃんとのハーモニーもむっちゃ綺麗です。
#3『羊飼いの号令』/ Empty old City
プロデューサーのNeuronとボーカルのkahocaによる音楽プロジェクトEmpty old Cityの10枚目シングル。音楽プロダクションMOTTO MUSICによるイベント『UNiON』に出演し初ライブを披露した際には観に行ったのも記憶に新しいです。
これまでにないアプローチが新鮮で、サウンド面ではかなりパンチと奥行のあるビートが刻まれていき、心地よく気持ちが昂ってくる音空間を創り上げてます。そんな音空間とアンニュイなkahocaの歌声とが織りなすコントラストも美しく段々とクセになってきて気付いたらリピート必至。
#4『アフター・スタートレイル』/ 夕月ティア
元StardustProject所属で宵月ミアと共にアイドルシンガーユニット「METEOR」として活動後、2021年7月からは個人勢として活動中の金星から来た宇宙アイドルシンガー夕月ティアの新曲。作詞:FAIO、作編曲:荷戸眠しーた。(←「キセキ - METEOR」ぶりのコラボ!)
バーチャルライブ「ノンストップV!」にて初披露された楽曲。"星の海 駆け巡るの"、"Tears Illuminate My Path(涙が私の道を照らす)"とある様に彼女のこれまでの軌跡とこれからの奇跡が詰まった歌詞、そんな歌詞と相性ピッタリな輝きを放つサウンドと疾走感あるメロディラインがひたすらに気持ちいい1曲。エモーショナルだけじゃない中盤の爆裂キックパートもブチ上がりますね。近日中に各種ストリーミングサービスでも配信予定との事。
#5『ウラ/オモテ』/ 箱乃なかみ
ボカデュオチーム「全 員 歌 い 手」での参加曲。ボーカルは見習いピエロ個人勢VTuberの箱乃なかみ、Music:ryo-shun、Illust:みのり、Movie&Shout:nanda。
完成度高すぎる!イントロで一瞬にして心掴まれました。どの楽器に耳を傾けても心地よく、それでいて爆発力のあるサビを畳み掛けてくる最強ロックナンバー。低音から高音まで美しく響き渡る歌声もサウンドと見事に調和しており、これまた聞き心地が非常に良かったです。
#6『I素U』/ Lucia
ボカデュオチーム「 i 」での参加曲。ボーカルは映像制作もできマルチな才能を持つ歌い手として活動するLucia。Music:大漠波新、Movie:よしだなすび、Mix:へいこうしへんけい、Illust:SKYん・s!on。
「人間」の内側にある「神」と「悪魔」がテーマとなっている楽曲との事で、Luciaさんの様々な歌声を堪能できる贅沢な1曲。かなり繊細に表情付けされており、セルフハーモニーも凄い事になってますね。エッジの効いたサウンドとスピード感ある展開ですが、韻を踏んでいく歌詞とリズミカルなメロディが絶妙で、終りと見せかけて終わらないラスサビが特に好き。
#7『夏霞み』/ 神月天
ボカデュオチーム「エソラゴト」での参加曲。ボーカルは個人勢VTuber神月天。Composer:ソラノセイ、Illustration(キャラクター):雨宮悠、Illustration(背景、ロゴ):悪狐ako、Movie:Cell、Edit/MIX:ねる、StemMastering:さぶろう、Bass:yanagi、Guitar:yogi、Drums:8810。
夏らしい爽やかな空気感を隅々まで充満させると同時に、夏ならではの切なくてセンチメンタルな気持ちも込められた素晴らしいエモーショナルロックナンバーでした。いくつになってもと云うか、年を経る毎にこーゆー曲が好きになっていく気がしますね。神月天さんの癒し成分が多い淡くもふくよかな歌声もステキです。
#8『Be the light』/ PRISM Project
英語圏中心の配信をしている多国籍VTuberグループ「PRISM Project」の結成2周年を記念したアンセムソングがソニー・ミュージックからリリース。ボーカルには1~4期生が参加し、作詞・作編曲はTeddyLoid!!!
こんなカッコイイ全体曲があってたまるか!って位には好き。TeddyLoidさんらしいお洒落で魅惑的なメロディ、それをキープしたまま華麗に力強く一歩ずつ突き進んでいく様が表現されたサビが最高です。メンバーの個性豊かな歌声も堪能できる歌割り及びハーモニーも見事。
#9『Purple』/ 花鋏キョウ
バーチャルタレント事務所「Re:AcT」所属、花鋏キョウの新曲。待望の2nd EP『Horologium Florae』の発売が8月30日に決まり、そこから先行リリース。作詞も花鋏キョウ自身が担当。作編曲:銀杏。
昨年7月30日に開催された生誕記念ライブ『DAWN』にて初披露され、活動休止明け後の2022年5月8日に発表した「Under」から繋がる楽曲として制作された1曲。夜明けから朝に繋ぐをテーマに制作され、「Purple」には"人間が初めに見る色"などの意味が含まれており、今迄の自分から抜け出す事を夜から抜け出す事に喩えた歌詞を書いたとのこと。改めてリスタートの決意を綴られた綺麗すぎる1曲でした。心地よく穏やかなメロディと、澄んだ朝の空気感を思わせる透き通った歌声に身も心も委ねたくなりますね。
EPに合わせて3rd カバーアルバム「hasamiUta vol.3」も発売し、7月24日には生誕記念 Cover Song LIVEをYouTubeにて開催。体調もかなり良くなったと配信で言っていたので今後益々の活躍が楽しみです。
#10『置き手紙を貴方へ』/ 天ノおと
2021年2月12日に活動開始、嘗ては「Vメゾン」所属の天使Vsinger天ノおと。"惡ノろく"とはd.I.V.a.と云うユニットも組んでいましたが、7月7日にこのラストオリ曲を残してVsinger活動に終止符を打ちました。作詞/コーラスワーク/動画:天ノおと、作編曲・Mix:新谷、イラスト:音霧みねと。
こんなにも美しく素晴らしい曲を残してくれてありがとう。活動を通して感じたであろう想いが込められた歌詞と、息を呑む程の柔らかく清らかな天使の歌声に只々感動でした…。『いつの日も、幸あれ』こちらこそ貴女の幸せを願い、この先も忘れぬよう語り継いでいきたいなと思います。d.I.V.a.のオリ曲が出た頃から好きでした。
#11『Pandæmonium』/ Hakos Baelz
VTuberグループ「ホロライブ」のホロライブEnglish所属、ハコ太郎やべーちゃんの愛称で親しまれているHakos Baelz(ハコス・ベールズ)の記念すべき1st EP。今年5月にリリースされた「PSYCHO」を含む4曲収録。
ハコ太郎の歌の魅力を限界まで引き出した良盤でした。力強く高らかに歌い上げたり、ラップを披露したり、対照的にゆったりと優しく、時には大人びた歌声も魅せたり。普段の可愛らしい配信からは想像つかない表情を楽しめると思います。新規曲では作詞:七条レタス、作編曲:ZekkによるTr.3「BOOM」がかなり好きです。英詞と日本語詞を交えた歌詞と攻撃力あるサビ、そしてラストの展開が意外すぎて最高。因みに、Tr.1「PSYCHO」は先日開催された『Hololive EN 1st Concert』での様子がガチ必見です。
#12『Hyper Jumpin’』/ hololive 5th Generation
VTuberグループ「ホロライブ」の5期生"ねぽらぼ"こと、桃鈴ねね、雪花ラミィ、尾丸ポルカ、獅白ぼたんによる新曲。先日7月7日に開催された初単独ライブ「hololive 5th Generation Live “Twinkle 4 You”」にて初披露された楽曲。ねぽらぼとしてはまさかの4曲目で、作詞・作編曲:PandaBoY!
この記事の最後にライブレポートもありますが、ライブ現地参加してきたので披露された時はもう驚きと勝利のガッツポーズでした。ヤバすぎる、何だこのブチ狂い確定ソングは。メンバーのアイデンティティを詰め込んだ歌詞もオタク歓喜だし、シンプルながら趣向を凝らしたPandaBoYサウンドから生まれたのは無限に飛び跳ねろと言わんばかりのサビ。優勝です。
#13『フラグライフ』/ 笹木咲
バーチャルライバーグループ「にじさんじ」所属、笹木咲の新曲。7月8日に迎えた活動5周年を記念してリリースされた初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:Neko Hacker!
ネコハカらしいKawaii Future Rock全開で、咲ちゃんのカワイイ魅力も全開で文句なし!二段構えのサビも最高だし、Cメロのラップからラスサビに向けてはエモーショナルに仕上げてくるの好き。1stオリ曲らしく歌詞は彼女の事が紡がれてはいるものの、リスナー視点でも結構共感できる部分があるんじゃないかなと思います。
#14『キミイロカラー』/ Neko Hacker & Capchii
Kawaii Future Rockを得意とする二人組ユニットNeko Hackerと、トラックメイカーCapchiiによる合作でボカロ曲投稿祭キラハピ2023参加曲。ボーカルを担当するのはマルチクリエイターの"をとは"。約1ヶ月前に動画は上がってたんですが、遂にサブスク配信が解禁されたので紹介。
ネコハカプチー最高ォオオ!と言わざるを得ない。全体的にはネコハカの音楽性をベースにCapchiiのキラキラ弾ける様なエッセンスが組み込まれている感じ。お互いに共通する部分を活かしながら、ギターソロとドロップと云った各々の武器もしっかり搭載。中々激しいテンポ感ながら安定した可愛い歌唱を魅せるをとはちゃんも流石ですね。
#15『Shapeshifter』/ Seeing Things
チェコを拠点に活動するニューメタルコア/デスコアバンド。今年3枚目となるシングルをリリース。
もう何度目か分からん位には紹介してますが、今回も良曲!不協和音とグルーヴィーな重低音で無限に殴りかかってくるニューメタルコア要素が強めでワイルドかと思いきや、クリーンパートあるのは狡い。エフェクトあるとは言え声質がサウンドとマッチしており一体感あるのが本当に推せる。
#16『SIRENS』/ Windwaker
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ワガワガを拠点に活動するポストハードコアバンドの新曲。昨年はデビューアルバムリリース後にVo. Will Kingが脱退し、嘗てのボーカルLiam Guinaneが再加入してシングル「Left In The Dark」もリリース。なので新体制としては2曲目となるシングル。
やっぱメロディセンス良すぎる。サビメロが頭から離れません。エレクトロミックスをメタルコアに落とし込んだ多彩スタイルでありながら、聴き易くシンプルにするトコはとことんシンプルに追究。何と云うか匙加減が絶妙なんですよね。1サビ後のスクリームパートやブレイクダウンとかは普通にゴリゴリにかましてくるし。ホント好き。
#17『Despise』/ NOCTURNAL BLOODLUST
日本の5人組デスコア/メタルコアバンド。昨年5月、約8年ぶりにリリースしたフルアルバム『ARGOS』ぶりの新曲。
まーた新鮮なアプローチで嬉しい!新体制になってから他のメタルコアバンドとの交流も増えているので刺激を貰ってそれが楽曲制作に活きている気さえしますね。デスコア由来のヘヴィネスをベースに予測不可能な展開で翻弄していく中で、縦ノリ全開キャッチーでダンサブルなメロディが印象的でした。ライブの方が映えそう。
―――以上、7/3~7/9はEP1枚、シングル16枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
#ライブレポート
【7/7 hololive 5th Generation Live “Twinkle 4 You”@TOKYO DOME CITY HALL】
VTuberグループ「ホロライブ」所属の5期生である、雪花ラミィ、桃鈴ねね、獅白ぼたん、尾丸ポルカ。4人で通称"ねぽらぼ"の初の単独ライブに行ってきました。デビューから実に約3年近く、活動初期から"4人でステージに立ちたい、ライブをやりたい"とマネージャーにも掛け合っていたそうで、この七夕の日に念願叶って実現した形になります。そんな記念すべき日の現地チケットを握れた自分を褒めたい。今年は本当に怖い位に運が良い…。
って事で現地最高でした!!!時間にすると2時間ちょっとではあるんですが、とても濃密でしたね。MC控えめで合計22曲セトリ、シクレあり、サプライズあり、アンコールあり。そして、イチバン嬉しくて感動したのは、4人揃ってステージに立ってる時間が多かった事。ソロパートもありましたが、そこでは1人1曲計4曲のみ。それ以外は元がソロオリ曲でも4人揃って、2人歌唱+2人ダンス(&コーラスorハモリ)と云った形で披露され、そもそもレアだし、やっぱ4人にとって4人でステージ上に立つ事を目指してきたんだなと嬉しかった。どの曲にもダンスがあって、原曲には無いハモリもある、息を合わせなくちゃならない、相当練習積んだろうなと想いました。
軽くセトリ振り返っていきます。1曲目は「キラメキライダー★」、今年の全体ライブ4th fes. Day1を思い出す開幕で嬉しみの舞。続いて新曲「Cosmic Wonderful Tour!」を披露。サビでの声出しも楽しいし、期待通りオタクスマイルが止まらないライブ向けの曲でした。その後は数曲カバーパートに入り、終わったら尾丸ポルカの名曲「ペルソナ」がかかり、ここで一気にギアが上がったと云うか個人的にはスイッチ完全に入った。ここでも4人でパフォーマンスをしており、今日だけの「ペルソナ」だったなと。また4th fes. Day1では省略されたドロップの爆裂キックパートが今回はあり、それはもう狂い散らかしましたね(バルコニー2階最前から落ちそう)。そんな興奮状態でステージ最上部に現れたのはDJ、PandaBoY!ねぽらぼ1stオリ曲「BLUE CLAPPER」が披露され、追い狂い。昨年のVTuber Fesぶり現地披露になるんですが、今回は声出しもできたからホントに楽しかった。続く、「I I I Love You」「Candy-Go-Round」もDJアレンジが入ったまま、最後にはまさかの誰も知らない新曲「Hyper Jumpin'」が突然披露。初めて聴くのに4人の個性が詰まった歌詞に笑顔になり、PandaBoY節全開のサウンドとメロディに自然と身体が乗ってくれました。こんな強い曲を隠してたの卑怯で最高すぎますよ…。
MCを軽く挟んだ後はソロパート。中でも獅白ぼたんの「Lioness' Pride」をやっと現地で聴けた事が嬉しかったです。現地音響と照明演出でこそ魅力が増す名曲すぎました。
再び4人で戻った後は意外な選曲で「百花繚乱花吹雪」⇒「至上主義アドトラック」が披露され驚き、最後はライブタイトルでもある「Twinkle 4 You」で〆。ラストはMCほぼ無い感じでの退場だった事もあり、やはりアンコールがありました。アンコールではこれまたレアな「あすいろClearSky」と夏だからこそ聴ける「Sparklers」でこれ以上ないエモーショナルフィニッシュで泣き。特効の花火みたいな演出もとても印象的でしたね。
そんな訳で改めて、あっという間ながら満足感の高いライブでした。4人ともずっとテンション高くて本当に楽しそうでしたし。ねねちはダントツでダンス上手、ラミィちゃんは感情表現豊か、ししろんはいつもの自然体で冷静な安心感があって。そして、推しのポルカはアイドルオタクらしくオタクの心を射たファンサ多く非常に助かりました。またいつか、ねぽらぼの単独ライブが見れたら嬉しいと思います。ありがとうございました!!
【7/8 "8TH ANNIVERSARY SPECIAL 3MAN SHOW"@渋谷 clubasia】
2015年に結成された同世代のメタルコアバンドEarthists.、Graupel、SABLE HILLSのバンド結成8周年を記念したアニバーサリー3マンショーに行ってきました。元々コ〇ナ禍の影響で延期となっていた共同周年イベントの振替公演でもあり、加えてこの3バンドは2021年にスプリット・ツアー"BIRTH TOUR"も開催している位には仲良しバンドです。そして、忘れちゃならないのがGraupelがこの日を以てしばらくの間ライブ活動休止に入る為ラストライブと云う意味合いも兼ねてました。
1番手はEarthisis. 初っ端から5月にリリースされた新曲「Hyperhell」をかまし、ライブでも圧倒的なスピードとハイピッチを再現してて思わずニヤけましたね。MCを交えながら3rdアルバム『Have A Good Colt』の収録曲を連投しつつ、Earthisis.ワンマンライブで"二度とやりません"と言っていた「Fade Away(Covered by Earthisis.)」までゲストGraupel Vo. Sotaを呼び披露。エモーショナルカバーなのでまた聴けて嬉しかったです。披露後にはVo. Yuiが"二度とやりませんなんて二度と言いません"とも口にしていましたねw 終盤には活動初期曲「Resonating Light」もやってくれて感謝でした。
お次は新体制になり先月ワンマンライブも大成功に収めたSABLE HILLS。3組の中ではこの数年で頭一つ抜けた実績を積んで大きくなったバンドであり、それをしっかり証明してましたね。声量、音圧、グルーヴ、演奏技術などなど誰が見ても凄いなと思わせるパフォーマンスだったと思います。「Embers」ではVo. Takuyaを中心にフロアにサークルピットを発生させる始末。ガチで激アツでした。MCでは"Graupelが帰ってきた時に手を差し伸べられる位にはもっとデカイバンドになってるから、必ず帰って来いよ"と熱いメッセージを残していました。
そんなメッセージを受け取り、トリを務めるのはGraupel。この日は約2年半前に脱退したDr. Julienも復帰した体制で活動初期から見てたファンとしては嬉しい限り、途中から上裸で肉体美を魅せつけてたのも最高でしたw セトリは「Bereavement」スタートでそこから一度も勢いを落とす事なく怒涛の勢いで持ち曲を披露。持ち曲が少なくいつも大体同じセトリなのを本人達もやはり気にしていた様ですが、それでも全く同じライブは一つも無い訳で一回一回魂を込めたライブパフォーマンスをしていると思いますね。モッシュ、ステージダイブの数はGraupelがイチバンだったし、SABLE HILLS Vo.Takuyaを呼んだカバー「The Chosen One」もやはり最強でした。MCでも"大体いつも来てくれるファンの顔はステージから見えてるし覚えてるよ、だからまた帰ってきた時に顔を見せてくれ"と言っていました。ラストは「Fade Away」で終わるかと思いきや、アンコールで"俺達はFade Awayしないから!"と、留学してしまうGt.Kakimotoさんに向けた「Departure」で〆。休止前ラストに相応しい素晴らしいセトリだったと思います。
改めて大盛況ならぬ大盛狂のライブでした。勿論ソールドアウト公演なのでフロアも一杯で完全に終わってて(褒め言葉)存分に狂えました。2016~2017年に初めて彼らのライブを観てるファンの一人としては3組ともここまで活動を続けてくれた事が何よりも嬉しいし、その上でお互いに切磋琢磨できる関係性でいられてる様で素晴らしいなと思います。3バンドともライブを見る度に強くてカッコいいバンドになってるなと只々感動です。これからもメタルコアシーンを牽引していって欲しいなと思います。そして、またGraupelが帰ってきて、次は10周年とかですかね。また3マンが必ず実現する事を祈ってます。
では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!