今週の良かった新曲感想【3/13~3/19】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。3/13~3/19リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『melty sweet time』/ 玲音-Leon-&雨宮みやび
個人勢VTuber”玲音-Leon-”と"雨宮みやび"による新曲。雨宮みやびとしては初オリ曲で、作詞も2人自身が手掛けており、作曲はMaxOTT。
「melty sweet time」は全篇通して何度も繰り返されるメロディが楽しげなサウンドも相まって耳から離れなくなるポップ寄りのKawaii Future Bass。2人の掛け合い、ハーモニーは文句のつけようがない綺麗さで、ラップ特有の心地よさが堪らんですね。カップリング曲「World's end LoVe」は打って変わってエモーショナルな仕上がりで、アウトロの夜の感じとても好き。
#2『But Varny Bites!!』/ バーニー・ユィリス
サークル団体によるVTuber企画『Project:YuiRes』所属のバーニー・ユィリスの2ndシングル。作詞:塚越雄一朗(NanosizeMir)・バーニー・ユィリス、作編曲:塚越雄一朗(NanosizeMir)。
この賑やかで楽しい合いの手(コール)が入る電波ソングは完全に塚越雄一朗さんですね。エロゲソングの方で聴き覚えがありすぎて速攻で判った。歌声と歌い方が醸し出す高貴な感じもありつつ、可愛いくてキラキラなシンセサウンドに溢れたテクノポップ。中毒性の鬼だし、ピアノの美しい旋律がちょいちょい出てきたり、ギターソロあったりするのもズルい。
#3『holo*27 Originals Vol.1』/ holo*27
VTuberグループホロライブ × ボカロP/プロデューサーのDECO*27がタッグを組んだ音楽プロジェクト『holo*27』より、DECO*27新規書き下ろし楽曲10曲を収録したアルバム。DECO*27の名曲10曲をホロライブタレントが新たにカバーしたアルバム『holo*27 Covers Vol.1』も同時発売され、こちらも超オススメです。
解ってはいたけど、正真正銘の名盤。多彩なジャンルを収録し、全体的にはどれもDECO*27さんのパワーによってタレントの魅力を最大限に引き出せる様な楽曲に仕上がっていたと思います。意外性も垣間見えて、新しい発見がありファンとしては嬉しかったですね。これまでの感想記事でも何曲が取り上げてきたので、新規で敢えてベスト3を挙げるなら、夏フェスっぽい賑やさが楽しい"風真いろは"によるTr.7「夢嵐」、終盤の畳み掛けが激エモすぎる"猫又おかゆ"によるTr.9「エンドロール」、壮大な余りライブで盛大に化けるであろう"星街すいせい"によるTr.10「プラネタリウム」が好きです。
#4『星月夜』/ 蒼楽珈琲
“笑顔と癒し”をモットーに活動する個人勢Vtuber"蒼楽 珈琲"の3曲目のオリジナル曲。作詞作曲:辻井完明。
純粋に歌が上手い、伸びやかで芯のある歌声がスッと響いてきます。そんな歌声を最大限に活かす、彼女のトーンをメロディ作りにも反映させた様な1曲でした。セルフコーラスも美しい。程よいアップテンポなのもあって朝でも夜でもいつでも聴きやすくて好きです。
#5『エゴイスティック・シーソー』/ 博衣こより
VTuberグループホロライブ所属の6期生「秘密結社holoX」の研究者、博衣こよりの4枚目シングル。作詞作曲:渡辺翔、編曲:三矢禅晃。
3月15日に誕生日を迎えたタイミングで、実は3枚目シングル『史上最大のQUESTION!』もリリースされており、まさかの2曲ほぼ同時リリース。もちろん生誕ライブでも披露されました。『エゴイスティック・シーソー』は渡辺翔さんらしさ全開の乾いた疾走感に溢れた1曲で、何かを必死に掴もうとする良い意味での焦燥感も感じられるメロディが好きです。漂い流れゆく様なサウンドも心地よくて。歌詞にある"後悔のないよう最後迄 生き急ごう", "網羅したい 我儘な夢"は彼女の配信活動を想わせる前向きなメッセージ。
#6『GAL's Life!』/ 音影カナ
ニホンカナヘビの個人勢VTuber"音影カナ"の新曲。作詞作曲を担当する事もあるくらい音楽に力を入れており、オリ曲も多数リリースしている彼女。今回は「憧れの作曲家さんと楽曲制作がしたい!」と云う夢から始まったクラウドファンディングで実現した曲で、作詞作曲はKOTONOHOUSE!!
妖しげな雰囲気から始まり、軽快なビートを刻みつつ徐々にヒートアップからの爽快でちゃんとカワイイキャッチーなメロディ。最強!オリエンタルな要素が入ってたり、中盤のサイケデリックな感じだったりも好き。色んな表情を覗かせる柔軟な歌い方と、伸びやかな歌声も素敵でした。
18日には3Dお披露目ライブも実施した事で、今後VTuber関連の音楽フェス等で活躍できる機会は多くなりそうで楽しみです。
#7『INTERNET YAMERO』/ NEEDY GIRL OVERDOSE
アドベンチャーゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』の主題歌「INTERNET OVERDOSE」に続く、新曲。前回に引き続き、歌唱をKOTOKO、作曲をAiobahn氏、作詞をシナリオ・企画原案のにゃるら氏が担当。
名曲すぎて…ニヤけ散らかした。歪みまくったハードスタイル爆裂キックからの懐かしエモすぎ電波ソングメロディ。ニディガは配信者の実況でしか体験していないけれど、この突き抜けた世界観はやはり病み付きになる。ミームも盛り込みすぎ。クラブで爆音で浴びて狂ってインターネット最高!って叫びたいですわね。
#8『Line of sight』/ SCANDAL
大阪で結成された日本を代表するガールズロックバンドSCANDALの新曲。2022年1月にリリースした10thアルバム『MIRROR』以来、約1年ぶりとなる新曲。なお、MVは制作中との事。
久々にアップテンポな力強いロックがきて少し驚いた、でも昔とはまた違う艶があると云うか、凄く繊細でお洒落なサウンドが出力されてるなと。今のSCANDALだからこその魅力が詰まってて好きです。サビの駆け抜けるドライブ感とかむっちゃ良い。今年はライブツアーチケット握れたので聴けるの今から楽しみです。
#9『Afterlife』/ Flying Cupid
デリー/ボストンを拠点とするギタリストAbhiruk Patowaryのメタルコアプロジェクトの新曲。2021年6月にリリースされたデビューアルバム以来初のシングルなので久々。
無限にピロピロギター鳴ってるアトモスフェリック感に溢れた1曲、ちゃんとヘヴィにザクザクと刻むとこは刻んできて、そのまま圧倒的ブレイクダウンにガッツポーズ。しかしクリーンボーカルAditya Paulの歌声は異常ですね、高音綺麗すぎ。アウトロ限界まで伸ばし切っていく展開ガチで好き。
#10『Guilty (Far From Perfect)』/ The Legion Ghost
ドイツはアーヘン/ケルン地方出身のモダンメタルコアバンドの新曲。昨年は2枚シングル出しており、この調子でEPかアルバムまで出そうな予感。
アグレッシブで熱いグルーヴ感に溢れていて、荒々しいうねる様なリフも病みつきになる。メタルコアリスナーで嫌いな人いないでしょう。クリーンもキャッチーで良きよ。ラップ調のじわじわブチギレてく歌い方でまくし立てるニューメタルコア的一面も好き。ブレイクダウン〆の破壊力も十分。
#11『Heavener』/ Invent Animate
アメリカはテキサス州ポート・ネチズを拠点に活動するプログレッシヴ・メタルコアバンドの4thアルバム。前作『Greyview』からは約3年ぶり。
流石と云うべきか普通に良かった。まだまだ聴き込んで新領域に感じた魅力を身体に馴染ませられそうな気もするんですが、取り敢えず前作よりテーマが重い事もあり、それに合わせて神秘的かつ力強い重圧を感じる1枚でした。Vo. Marcus Vikが病で祖父を亡くした悲しみに襲われ、それと向き合い前を向いていくまでの物語を歌ったTr.11「Elysium」をラストトラックに持ってきたのも納得で、最終的には希望を与えてくれている。相変わらず壮大かつエレガントな仕上がりで、景色が浮かび上がる程の立体感と奥行きあるサウンドスケープ、その中で光り輝く超絶技巧は見事。聴き応えしかない。エモーショナルなメロディも目立ち、Marcusの叫びも相まって心が揺さぶられますね。Tr.5「False Meridian」, Tr.7「Immolation of Night」, Tr.9「Void Surfacing」, Tr.11「Elysium」が特に好きです。
#12『Feel Again』/ The Ongoing Concept
アメリカはアイダホ州出身のポストハードコアバンドの新曲。今年に入って既に3曲目で、3月31日にSolid State Recordsから発売予定の4thアルバム『Again』からの先行リリース。2017年以来の新作になる上に、Vo/Gt. Dawson Scholz、Vo/Key. Kyle Scholz、Dr. Parker Scholzの3兄弟と、Ba. TJ Nichols、Vo/Gt. Andy Crateauのオリジナルメンバーが堂々の再集結。
いやぁ…素晴らしい!3曲目にして本当に帰ってきたなと納得。ボーカルのDawsonもインタビュー記事で「Feel Againは、最初に書き始めた曲で、結局完成させるのに一番時間がかかった」との事。それだけ魂が込められたのが伝わってきたし、間違いなくあの頃のルーツに迫りつつ新しさも盛り込まれた1曲でした。メタル、ハードコア、プログレ、オルタナティブのハイブリッドスタイルで、何よりエネルギーに満ち溢れているのに、優しいメロディセンスが本当に好き。メリハリの妙。無限リピート。アルバム楽しみ。
―――以上、3/13~3/19はアルバム2枚、シングル10枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(誰でも押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
ではまた!
※先週の新曲感想はこちらから。
#ライブレポート
【3/18, 19 hololive 4th fes. Our Bright Parade@幕張メッセイベントホール】
VTuberグループ「ホロライブ」の全体ライブに参加してきました。会場が昨年と同じ幕張メッセイベントホールであり、チケット倍率が異常なのがどうかとは思うんですが、ライブ自体は素晴らしいのでね。公演数は3つあり、ホロライブ、ホロライブEnglish(ホロライブEN)、ホロライブインドネシア(ホロライブID)所属のタレント総勢51名が2日間に分かれて出演。詳細は公式サイトご参照ください。
見事現地参加できたのはDay1のみ。結論、大勝利です。本当に最高だった、ベストライブオブザイヤー2023。セトリがヤバすぎる。
曲数は昨年より増えて合計35曲。MCやムービー演出を極力減らして、かなりテンポよく披露されたのも良かったですね。また、構成も変えて、26曲までにソロオリ曲をメインに披露。この1年間でホロライブのオリ曲は100曲以上増えた訳ですが、1人当たり2曲以上所持してるタレントもいる。なので、どれが披露されるか解らないのもあって。その中でDay1は聴きたかった楽曲を披露してくれたのが嬉しかった。特に推しのポルカが「ペルソナ」、ラプラス・ダークネスが「Dark Breath」をやってくれて。やっぱ最強ソングでカッコよすぎて狂いまくった。それ以外も前半は会場が熱気に包まれる選曲だったと思います、テンション感と云うかボルテージがちゃんと維持されて。雰囲気変わったのはイオフィちゃんの「この手で奏でるありがとう」からで、「ユメゾラ☆ファンファーレ」までエモーショナルパートでしたね…。あずきち(AZKi)の「afterglow」も大好きだし、ムメイちゃんはまさかの名曲「My Dearest」で変な声出たし、みこちの「サクラカゼ」はどんどん涙が溢れてきて…泣きメロ強いとは云え自分でもびっくり。彼女の配信を結構見てきた賜物だと思うし、ありがとうしか言葉が出てこないです。
そして、27曲目以降はコラボパート。全部ヤバいです、選曲が神。特に「とまどい→レシピ」「ロストワンの号哭」「ETERNAL BLAZE」は流石に老人会すぎる、有難う。コラボメンバー自体も納得の采配で、圧倒されつつ、騒ぎに騒ぎましたね。また、コラボ唯一のオリ曲「常夜リペイント」は6期生holoXが全員揃っているのもあり確約されたものでしたが、予想通りライブで化ける曲で大盛り上がり。声出しパートがあるので昨年とは違って声出し出来て本当に良かったなと。この点はこの曲に限らず。ラスト直前、「群⻘讃歌」は特別ゲストとしてまさかのすいちゃん(星街すいせい)がサプライズで登場し、しらけんこと不知火建設メンバー5人揃ってもう泣き散らかした。選曲だけで既に最高だったのに越えてきて神。本当に駆けつけてくれてありがとう…。
ラストを飾るのは今回のfesの為に制作された楽曲「Our Bright Parade」で最高の終幕。この日まで聴き込みまくっていたし、生バンドセットで披露されるこの曲の強さはとんでもなかった。歌声のハーモニーもとても綺麗でしたし、歌詞が上方のスクリーンに表示されるのも相まって泣きを加速。この1年間、ホロライブを追い続けてきて、大好きでいて良かったなと想いが込み上げてきて涙が止まらんのですよ。これからもホロライブと共に歩んでいきたいなと思います。
Day2の「holo*27 stege」と「hololive stage」は配信にて参加だったので軽めに感想を。
holo*27の方は、事前にリリースされた『holo*27 Originals Vol.1』と『holo*27 Covers Vol.1』から計20曲の順番を変えたのみで追加曲などサプライズ的なのは無かったのは少し勿体無いなと。でも最強DECO*27ソング達をバンドサウンドで聴けたのは最高だし、普段見れない今日だけのパフォーマンスだったなと思います。やっぱりモザイクロールが大好きです。
hololiveの方は、全然悪くはなかったんですが、個人的には選曲微妙だったかなぁと。メンツは強かったんですが、オリ曲あるのにも関わらずカバー曲だったり、複数あるそっちじゃなーいってツッコミたくなるオリ曲だったりで。それでも大好きなミオしゃ(大神ミオ)の「夜行通信」、あくたん(湊あくあ)の「未だ、青い」はようやくライブで聴けて良かったし、コラボカバー「放課後ストライド」「怪物」「夜咄ディセイブ」、スタテン(startend)による「空奏列車」は素晴らしかったです(カバー動画アップするのはライブ後の方が良かったような気もしますが…)。
改めて全体的に今年も素晴らしいライブイベントでした。満席+声出しできた喜びと、セトリの増強具合、ライブ演出もパワーアップしてたと感じました。楽曲に合わせたステージセットに特効、新しいカメラワークに会場に張り巡らされた照明、生バンド陣などなど。これだけ素晴らしいモノを提供できるからこそ言いたいのですが、会場は頼むから大きくしましょう。せめてアリーナ2万人クラスでやるべきだと思います。それだけ、よろしくお願いしますよ、ホロライブ運営さん!来年、期待してます。
では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!
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