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夫婦。我が家の場合。~インナーマザーの再来~

昨日からウチの夫婦について書いてるけど、
進める前に私の母との関係についても触れておこう。

私が育った家族は、父と母と兄と私の4人。

母は、厳しいというよりも、
自分の思い通りにならないと気が済まないタイプ。

そして、なによりも体裁を気にする。

口癖のように、
「そんなことをしたら体裁が悪い。」
と言っていたけれど、幼いころは意味がわからなかった。

しかし、質問は受け付けられず、
「こうと言ったらこうなの!」
と、一喝された。

数年前に長年の付き合いがある友人と親子関係の話になり、
「ともちん、お母さんからぎゅっと抱きしめられたことないの?」
と言われて改めてスキンシップがなかったことを思い出して涙。。。

見守ってくれる。
応援してくれる。
褒めてくれる。

そんなことは残念ながら記憶にない。

学校であったことを話そうとしても、
「うるさい!」
と、鬼のような形相で言われたことは今でも鮮明に覚えている。

そこまできつく言わなくてもよさそうなのにと思うけど。


元々私は男の子っぽいところがあり、
小さいときから男の子に交じって探検に行ったりしていた。

ちょっとした崖をよじ登ったり、
当時、流行っていたスパイ手帳を欲しがったり。

しかし、母は私には絵に描いたような女の子らしい娘になって欲しかったらしい。

女の子らしい振る舞いや言葉使いをしなければ、
きつく怒られた。

母には言い返しても無駄だとあきらめていたので、
私はしぶしぶ従い、おかげで見た目だけでも女性らしくなれた(はず!)。

また、言われたことをできないと大声で怒られて、
「ほんとにあんたはできんねぇ!」
とあきれられるのは日常茶飯事。

これで自尊心が育つはずがない。

学校では逆に、

「ともちんさん、優秀!」

「みなさん、ともちんさんのように勉強しましょうね。」

と、褒められて、両極端の大きな振り子のような環境で育った。

学校では幸いにも友達にも恵まれたので、
たとえ家が針の筵(むしろ)でも、
「いつかはこんな家、出てやる!」
と、耐えることができた。

というか、知らず知らずのうちに、
どうせ言っても無駄だからと、
ひたすら耐える性質が身についてしまっていたのだ。

なにしろ、無力感でいっぱいだったから。

そのことにも気づかないまま社会人となり、

夫と出会う。

夫の口から、

「結婚」

の二文字が出たとき、
不謹慎ながら、

「やっと、あの家を出られる!」

と、思ってしまった。

しかし、

結婚後に待っていたのは、


母の男版だった。。。

しかも、
さらに強力になって現れた。


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