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【Capital DAO Protocol】プロジェクトの現状と、今後の戦略について考察。

はじめに

Capital DAO投資家の皆さま、お久しぶりです。
先日$CDSのロック解除がありましたが、なかなかプロジェクトの進行具合が見えてこないことに不安や焦りが募っている方も多いのではないでしょうか。

私はどうせ今すぐ追加できる資金もないし、プロジェクトも長期目線のものなのであまり気にしていませんが、いろいろと個人的に考察はしていますので、久しぶりにシェアさせていただきます。

注意点

※Capital DAO protocol($CDS)は、リスクの高いいわゆる草コインへの投資です。投資はDYOR(do your own research)のうえ、すべて自己責任でお願いします。
※筆者はCapital DAO protocolに投資し応援しているLINEオープンチャットの副管理人をしたり、運営にもちょっとアクセスしたりしていますが、プロジェクトとは何の関係もない一個人です。オープンチャットへの参加ご希望の方は、TwitterにDMください。


これまでのおさらい(過去記事リンク)

もともとプロジェクトの内容が複雑で、なかなか進捗がないため私自身も結構忘れてることが多いくらいなので、良かったら過去記事でおさらいしてください。
おさらいしてくれた方、そんなの必要ないマニアの方は、さっそく本文をどうぞ!


結論(あくまで個人的な考察です)

まず私が考察した、今回の記事の結論は以下のとおりです。

  • Capital DAO Protocolはスキャム(詐欺)ではないが、進捗は遅れている。

  • 進捗の遅れの原因は、複数ある(下げ相場、$CPDTがロックされていない、the merge、Astar network、コロナ禍、プロジェクトチーム)。

  • The merge前後は要注意。

  • Capital DAO専用の、BraveアカウントおよびMETAMASKを用意した方がよい。

それぞれ、以下で解説します。


Capital DAOはスキャム(詐欺)なのか?

いろいろな理由で、プロジェクト自体スキャムなのではないかと一度でも、あるいは今も疑っている方もいるのではないでしょうか。
真実は運営にしかわからないでしょうが、私はいまのところ少なくともスキャムではないと考えています。
その理由は、以下のとおりです。


資金がウォレットに残っている

$CDSのセールは2021年8月~9月に行われましたが、公式の発表ではこのセールで約870万$(9億5千万円以上)を調達しています。
このうちの60%(約520万$)がファンドに入れられており、3人中2人の承認なしには資金を移動できないマルチシグウォレットで管理されているとのことです。

このウォレットのアドレスは公式のMediumで公開されており、誰でも資金の動きをチェックすることができます。

ETH価格の下落で資金は目減りしているようですが、当初から資金の一部をUSDCやUSDTで持っており、また最近はステーブルコインも安全性が問題視されていますが、リスクヘッジのためかステーブルコインの比率を変えているようです。
ETHの数量もステーブルコインの額も、2022年2月のMediumで発表された資金調達直後の時点から変わってないので、変に流用せずに管理されているように見えます。

2022/2/16 公式Medium
運営のウォレット(Etherscan) 


調達資金の管理について、メディアでアピールしている

またその後さまざまなメディアで広告を出していますが、ウォレットアドレスは必ずしも記載していないものの、調達した資金額やその管理について、何度も同じようにアピールしています。

このように、誰でもチェックできるウォレットの中身をたびたびアピールしていることから、監視あるいはハッキングリスクに耐えられる管理をしていることに、自信を持っているのだと考えられます。


なんでこんなに遅れてるの?

V2プールのオープンや$CPDTのローンチが2022年Q3(7-9月)に予定されていますが、そもそもこちらは大幅にずれ込んで今に至ります。

では、なぜプロジェクトの進捗が当初のロードマップから大幅に遅れているのでしょうか。
このことについて運営からの詳細な発表はありませんし、前に私が質問した際もだいぶはぐらかされてしまいましたので、勝手に考察してみました。
あくまで想像ですが、進捗の遅れには以下のような複数の理由があるのではと思っています。


①相場環境が悪い

記事執筆時点では、株式市場も仮想通貨市場も若干上昇の兆しをみせていますが、マクロでみるとインフレは高いままで米国の政策金利は今後も上昇していくことから、まだまだ下落相場(ベアマーケット)の真っただ中です。
セールでは0.01~0.018$で売られて0.02$で上場した$CDSも、執筆時点で0.002$と上場価格の1/10、セール価格の1/5まで下落しています。
このようなときに実績の乏しいこのプロジェクトから$CPDTをローンチしても、IDO(プレセール)でほとんど買われない可能性が高いです。


②$CPDTがロックされていない

これまでユーザーが$CDSのステーキングやファーミングで獲得した$CPDTは、ロックされていません。
当初の予定から大幅にずれたことで、多くのユーザーが多量の$CPDTをすでに保有しています。
IDO後に$CPDTが上場した場合、おそらくユーザーが一気に売ってIDO価格すら即座に割って下落してしまう可能性が高いです。
①、②の理由で、$CPDTのIDOは失敗する可能性が高いと考えられます。


③The mergeが控えている

予定通りになれば、2022年9月にイーサリアムの大型アップデートである『the merge』が控えています。
今回のアップデートで、イーサリアムがProof of workからProof of stakeに移行するとされています。
この前後にはおそらくボラティリティが大きくなるだけでなく、そもそもよくわかりませんが技術的にかなり大きな変更だと思いますので、テストをクリアしているとはいえ何が起こるかわかりません。

Capital DAOも他チェーンに展開すると発表していますが、現時点では100%がETHチェーンであり、モロに影響を受けるだけではなく、弱小プロジェクトのためイーサリアム開発チームとの協調などは期待できず、自力で対応する必要が出てくると思われます。
運営の立場で考えると、mergeを安全にパスしてから動きたいのではないかと思います。
Discordで質問してみましたので、返答あればシェアします。

追記:Mergeの際の対応について質問しましたが、「アナウンスするから待っててちょ。」とのことでした。

我々ユーザーとしても、mergeの際にステーキングやファーミングから引き出しておく必要があるのか、CDS/ETHのLPトークンを解体しておく必要があるのかなど、いろいろと不明です。
なにか情報があればシェアしますが、私もブロックチェーンの人間ではないので、あくまで自己責任にてお願いします。


④Astar networkが、一時期より人気ない

誤解のないようにしたいのですが、私個人としてはAstarにはものすごく期待しています。
技術的なことは正直わからないのですが、他のチェーンに対する優位性もありそうですし、なにより日本人の藤井氏がリードするプロジェクトですので、応援したい気持ちが強いです。

Capital DAO Protocolも、マルチチェーン展開の1つ目としてAstarを選択しています。
この理由は過去記事にも書きましたが、運営に質問し

①人気が出てきていること。
②ガス代が安いこと。
③EVM(イーサリアム・ヴァーチャル・マシン)とWASM(ウェブ・アッセンブリー)のX-VM(クロスヴァーチャルマシン)を採用していること。
④Polkadotエコシステムに加わっており、XCM(クロスチェーンメッセージング)が使われること。
⑤dAppステーキングを通じて、プロトコルからの利益を得られること。

といった回答をもらえました。

しかしながら、Astarのネイティブトークンである$ASTRの価格は一時期の盛り上がりを尻目に下落し、まだまだ再浮上する気配はありません。
体感的にも、NFTやBCGでスキャムや鳴かず飛ばずのプロジェクトがぱらぱら出てたりしたので、投資家からの印象も悪くなっているかもしれません。

またTwitterで運営がとったアンケートでは、マルチチェーンに期待するチェーンとしてはBNBチェーン(旧BSC)が56%と最多で、AstarはSolanaにも負けて3位でした。

このことから、運営もマルチチェーン展開について再検討が必要となり、進捗がさらに遅れている可能性もあります。


⑤なんだかんだコロナ禍

運営の所在や正体は不明ですが、連絡先の名前はアジア人の名前です。
当初から日本と中国で主にマーケティングを行っていましたので、日本国内ということはあり得ませんが、おそらくはコアメンバーや拠点は東南アジアや中国と予想されます。

世界中まだまだコロナ禍で混乱していますので、常に全員働けるとは限りませんし、最悪の場合コアメンバーの身に何かが起こっている可能性もあります。


⑥チームでの仕事って大変

理想論的なDAOの姿を目指していることや、進捗がないので結局このプロジェクトで誰も稼げていないことからも、チームメンバーは一か所に集まって専従で仕事をしているわけではなく、離れた場所で他の仕事をしながらプロジェクトを進めているんじゃないかなと想像しています。

こういう状態だとなかなかスピード感を持って進めることは難しいでしょうし、また①~④に書いた課題についても意見をまとめるのは大変なんじゃないかなと思います。


⑦投資先が決まらない!

特に最近のメディアへの広告では運営のメールアドレスを記載していますし、内容的にも投資家よりは支援を期待するプロジェクトを集める目的に見えます。

しかしながら、このベアマーケットでクリプト業界も厳しい状況であること、Capital DAO ProtocolにVCとしての実績が皆無であること、これまでにないVCを目指していること、現状ETHチェーンのみであること、コロナ禍で人の移動がしにくいことなどから、投資先のプロジェクト探しはかなーり難しいんじゃないかなと思います。

以前のAMAなどでは、すでにプロジェクトと交渉しているような記載がありましたが、詳細は不明のままです。
現にファンドの資金が全く減っていないということもあり、結局1つ目の有望なプロジェクトがないことには、なかなか$CPDTのIDOに踏み切れないということも考えられます。


結局、今後どうしたらいいの?

・・・とまぁ、勝手な想像でいろいろ書きましたが、決してCapital DAOのネガキャンをしたいわけではありません。

乗りかかった船という感じでもありますが、個人的には長期的に期待しているということは、まだ変わりないです。

今後の戦略についての考察もシェアしますが、何度も言うように私はこの界隈のプロではなく、将来のことはだれにもわからないので、あくまで軽い参考程度にしてご自身で考え判断してください。


①$CDSはすべてclaimしておく

2022/8/1に最後のロック解除が行われ、私はまだ2回分くらいclaimしてないのですが、mergeのときにどうなるかわからないので、ひとまず8月中に皆さんclaimしておいた方がいいと思います。


②新規のファーミングは、ちょっと考える

現在は$CPDTを稼ぐためのV1プールしかオープンしておらず、$CDS単体ステーキングかETHとのLPでファーミングを皆さんされていると思います。

LPの方は常にインパーマネントロスのリスクがあり、mergeまではどうやらETHの価格は上がりやすそうで、$CDSは上がる要素がありませんので、トータルで資産(ETH)が減る可能性が十分あります。
さらにmergeの際にどんなトラブルがあるかわかりませんので、各トークンを単体でウォレットや取引所に保管しておく方が安全である可能性もあり、merge直前にいったんLPを解体する羽目になるかもしれません。

$CPDT自体の価値も、少なくともしばらくの間は非常に低いと考えられることから、いまはあえてLPを新たに組まなくてもよいのではと思っています。
持て余している$CDSがあれば、単体ステーキングをガス代が安いときに行っておくくらいでいいかもしれません。


③情報を追いつつ、ひたすら待つ!

このプロジェクトは、もともと超長期目線のものです。
最終的に日の目をみるかは誰にもわかりませんが、ここまで来たら信じて待とうかなと思っている方は、Twitterの情報やたまに私がまとめる情報をみながら、あまり焦って追加資金は入れないようにしつつ、気楽に待ってみませんか?

オプチャに入られたい方は、TwitterにDMをいただくなどして参加されてください(節度を守ってもらうことが必須です)。


④Capital DAO専用BraveアカウントとMETAMASKを作る

こちらはプロジェクトの次の進捗が見えてからでいいと思うのですが、個人的にはやった方がいいと思っています。
その理由とやり方については、以下の過去記事にまとめています。


最後に

Capital DAOを通じて、こうやって初めてブログを書いたりオプチャで多くの方と情報交換・交流したりと、まったく儲かっていないけど個人的にはすでに愛着を持っています。

現状では多分唯一、このプロジェクトをテキストにしている物好きとして、適当に見守ってください。

あとちょっと告知ですが、『専業投資家ではない、仕事や家庭に忙しい人が安全に楽しく仮想通貨投資を始められる』ことをコンセプトにブログを開設してみました。
といっても、自分自身がやはり仕事+家庭+投資の作業で95%以上の時間を使っていることもあり、まだまだ絶賛工事中です。。。

頭の中にすでに記事はたくさん完成しているので、なんとかちょっとずつやっていきます。
個人ブログ用に別のTwitterアカウントも作ったので、記事更新などはそちらで告知します。
それぞれ、たまにチラ見していただけると嬉しいです。


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