見出し画像

大学4年生がアミーゴとしてfreeeで10ヶ月間働いてみた話

こんにちは。freeeでアミーゴ(アルバイト)として働いている大学4年生の石井です。僕がfreeer(freeeで働く人)として10ヶ月間働いた経験を書かせてもらうので、就活生や営業職を考えている大学生に読んでもらえたら嬉しいです。

プロフィール

職業:ニッコマ大学生
バイト遍歴:飲食店、警備員、学童指導員

なぜfreeeに入ったのか?

就活も一段落して、大学の単位も取りきっていたので、残り1年間なにをしようか考えていた時期、なんとなく眺めていたバイト求人アプリで「学生歓迎!インサイドセールス募集!」という求人を見つけました。

「インサイドセールス」ってなんぞや?というのが第一印象でした。営業職への就職が決まっていたので、どうせバイトするなら活かせるものをと思い、とりあえず応募ボタンを押しました。そのまま話は進み、僕はfreeeで働くことになりました。

勤務開始!

数日間のオンライン研修を終え、早速業務を開始しました。メンターの方から初めて僕の役割について伝えられることになるわけですが、インサイドセールス(IS)とは見込み顧客に電話やメールをして、商談機会を創出する役割とのことでした。営業は自分でアポを取ったり、足を運んで商談相手と対話したりするものだと思っていた僕にとって、まさに目からうろこでした。

落ちたうろこを拾う暇もなく、まずはやってみようという精神で、次の週から実際に架電してみたのですが、まあ話せません。どこかの部長や社長のような人たちと話すことなんて、22年生きてきて全く無かったわけですから、無理もないです。

何度も何度も話していく中で、ここを変え、あれを削ってとやっているうちに徐々に様になってきました。freeeの行動指針「アウトプット→思考」にあるように、何事もまずはやってみることが大事だと実感しました。

架電しているとき

目標達成

※営業について語っていることは、全て教わったことをそのまま言っているだけですので、悪しからず…

7月からはメンターの方、同じISに新しく配属された方の3人で、「前期の100件という記録を超えるためその120%」という理由で、3ヶ月間で120件の商談創出(トスを上げる)することを目標に設定しました。成長を続けるために、前期までの記録よりも大きい目標を設定していきます。

僕はこちらから見込み客に電話するアウトバウンド架電を主に取り組みました。今までは、お客さんから資料請求なり動画視聴なり、何かしらのアクションがあった上での連絡だったので、基本的に取り合ってくれましたが、アウトバウンドはそうはいきません。イメージで言うと昔ながらのテレアポのようなものです。ですが、このISという仕事はテレアポとは一味違います。

テレアポは名前と番号だけ書かれたリスト顧客に対してアポを取ることが目標ですが、ISはお客さんの立場や状況を理解をした上で、提案をしていきます。そのため検討時期がまだまだ先のお客さんとは、半年くらいやり取りを続けることもあります。お客さんとの信頼関係を築いておくことはその後の商談での成約率にも関わることなので、ISは非常に重要な役割を担っています。

そうはいっても目標は達成するためのものであり、達成のためにはなんといってもアクション数が必要です。材料がなければ料理ができないのと同じで、アクションを起こさなければトスは上がりません。僕はアウトバウンドリスト80件に対し、つながるまで何度も(正確には1件に5度)電話をかけ続けました。そして粘り強くアクションすることで、アウトバウンドから4トスを生み出しました。

数字を見ると少しショボく感じますが、何もないところからコストをかけずに創出した商談なので自画自賛しても、だれも怒らないはずです。結果、紆余曲折があって10月末にチーム目標の120件は達成することができました。チームに貢献できた喜びとJM(マネージャー)の方からのご褒美の焼き肉は一生忘れません。

情報管理~

10月からは配置転換もあり、ISは僕一人になりました。前回同じチームだった方が一人で60トス上げたことから、トス目標は同じく60トスになりました。一人になったことで、業務量が格段に増えました。ここで重要になってきたのが、情報管理です。

営業は一つひとつの案件のネクストアクションを常に握っておくことが肝です。対話の中で得た情報や、次にタッチする時期を管理システム上に残しておきます。時々記入を忘れて、なんにも情報がないこともあるのですが、その時は過去の自分にデコピンしてやりたくなります。それくらい情報は重要です。

あるお客様とは、それこそ半年くらい毎月お伺いの電話をしたことによって「じゃあ話を聞こうかな」と言っていただき、商談につなげることができました。介在価値を実感できるのがISの醍醐味です。師走の時期ということもあり、期末は創出率がガクンと下がりましたが、なんとか粘って60トスを達成することができました。そういえばご褒美焼き肉食べてない…。

ハッとした

1月からはキャッチアップするスピードを鍛える観点から、今まで扱ったことがなかった新しいプロダクトの架電をすることになりました。目標は、商談創出数を追うというよりは、そのプロダクトからどれだけトスを上げることができるかという点に重点を置きました。

今回のプロダクトは、社内向けというよりは社外向けに必要になるプロダクトでした。6月からISを始めて7ヶ月が経っていたので、ある程度実力は付いていると思っていましたが、今までと違う商材で傾向が違うこともあり、なかなか商談に繋がりませんでした。機能の特徴も伝えているし、今のお客さんの状況をもっと改善できると提案しても、なかなかうまくいきませんでした。ずっと悩んでいたところ、ある方がこう言いました。「売るための会話になっていて、お客さんのことを全然理解できていない。システム導入することは目的じゃなくて、手段なんだから、お客さんのことをもっと知ろうとする姿勢が大事。

今までISとして活動してきましたが、いつの間にか相手のことではなくて、自分のことばかり考えてしまっていました。冷蔵庫は開けたら閉めるということくらい当たり前のことができなくなってしまっていました。就活の面接で、営業で大切だと思うことは「お客様の立場になって考えること」と言っていた自分が恥ずかしくなりました。逆に言えば、今そのことに気づけてよかった危なかったと思ってます。

それからはシステムの話はそこそこに、お客さんの会社に対する考え方や、今の自分の仕事内容などについて中心に聞いたりして、お客さんを知ろうと心がけました。そうすると、会社の方向性やお客さんがしたいと思っていることを聞き出すことができ、商談につなげることができました。相手の立場や考えを理解した上で、提案することの大切さが身に沁みました。

最後に

10ヶ月間、freeeでISとして取り組んできましたが、大学では決して経験できないことですし、このバイトをやって本当に良かったと感じています。この経験を通じて、相手のことを考える癖が付きましたし、一人の人間として非常に成長をさせてもらいました。ご時世柄、熱中できることを見つけるのが難しいかもしれませんが、今興味あることの応募ボタンを、とりあえず押してみることをおすすめします。👆

freeeは「あえ共freee」というマガジンから、freeeの事業や組織に関する情報を「あえて、共有」しています!ぜひフォローをお願いします(^^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?