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サイレントキラーとは

体調が悪くなると、心にも影響が出る。その逆もしかりで、心が病んでくると体に異変が出始める。でも一番怖いのは、サイレントキラーと呼ばれる無自覚なまま進行する病気だ。

サイレントキラーを直訳すると、静かなる殺し屋。怖いですねえ。サイレントキラーの代表的なものは生活習慣病。中でも余分三兄弟と呼ばれる脂質異常、糖尿病、高血圧はその代表例で、初期には症状が現れず静かに進行していく。進行しても無自覚だから、何の治療も投薬もしていない。

そして気付いた時には手遅れというケースが少なくない。無自覚だから、本当に厄介だ。年に1度の健康診断は必ず受けた方が良い。面倒だとか、自分は健康だから受診しなくても大丈夫なんて、自分の健康を過信してはいけない。何しろ相手はサイレントキラー。音もなく忍び寄ってくる。気づいた時には手遅れだ。

サイレントキラーに狙われても、無自覚・無症状なら気づきようがないし、防ぎようもない。確かにそうかも知れない。だが諦めるのはまだ早い。

なぜなら予防はできるからだ。それには食事を整えることが重要になる。
はいはい、またですか。と思われたかも知れない。でも大切なことだから、何度でも繰り返し伝えたい。

食事改善といっても、大げさに考える必要はない。特別な調理法や高い食材も必要ない。下記に挙げた5点に留意しながら食事を楽しむだけだ。

〇毎朝ゆで卵を1個食べる(朝がムリならランチで)
〇野菜を1日350グラム食べる
〇味噌・醤油・塩・酢・みりんなどの調味料は無添加のものに変える
〇無添加の味噌で作った味噌汁を1日必ず1杯は飲む
〇味噌汁は具沢山にする(キノコやわかめ、豆腐、卵、野菜など)

意外とハードルは低いのでは?と思う。私は味噌で味覚と体調が変わった。初めて無添加味噌で作った味噌汁を飲んだ時には「世の中にこんなにまずい味噌汁があるのか!」と衝撃を受けた。それほど私の舌は添加物がたっぷり含まれたインスタント味噌汁やダシ入りの味噌に慣れ親しんでいたのだ。

野菜1日350グラムは結構ハードルは高いと思う。私も最初はそうだった。でも、スーパーで買った袋入りのカット野菜を活用したり、キュウリやナスなど1本自体に重量があるものをトッピングに使用すると、意外と350グラムはすぐに摂取できる。工夫するのも楽しい。

如何だろうか。食生活改善、食習慣の見直しなど、意外と面倒に思うことは多い。だが上に挙げた5点だけなら、ハードルはかなり低いと思う。ポイントは楽しみながら美味しく頂くこと。

世の中に健康な腸の持ち主がたくさん増えますように。

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