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崖地に建つ美しい建築

突然ですが崖地って魅力的ですよね^_^

「高低差のある土地は設計が難しい。」

「崖地は安全状不安があるので極力手を出したくない。」

なんて崖地はマイナスな意見が多そうです。

確かに崖地は住む人や設計者にとって困難なことも多いですが、魅力的な部分もたくさんあります。

名建築と呼ばれる建築は困難な土地に建っていることが多かったりします。

そのような土地をたくみに利用した建築をつくり、土地の価値を上げてこそ、我々のような建築設計者は本来の仕事の意味を成します!

ここでは崖地に建つ美しい建築を紹介します。

ここで紹介する建築を見て、ぜひとも困難な土地に建築を行うことの楽しさを味わってみてください。

清水寺

京都府京都市の清水寺

外国人に自慢したい日本の伝統建築の一つである清水寺も実は崖地に建つ建築です。

建物の基礎部分は巨大な木材を格子状に組んでつくられています。

崖地の高低差を利用しているので、清水寺の舞台からは壮大な景色を眺めることができます。

秋野不矩美術館

静岡県浜松市にある秋野不矩美術館

崖の上に建っています笑

どうやってつくったのか思わず考えてしまうような姿をしています。

崖地に面してテラスが設けられているので、テラスからは素晴らしい眺めを楽しめます。

六甲の集合住宅

兵庫県神戸市にある六甲の集合住宅

崖地に建つ日本国内の名建築と聞いてまず名前が上がるのが、安藤忠雄さん設計の六甲の集合住宅です。

不動産的に考えると、崖地というのは土地価格は相場より安くなるものですが、この建築のおかげで土地の潜在能力を引き出すことに成功しているのではないでしょうか?

ところミュージアム

愛媛県大三島にあるところミュージアム

ところミュージアムは建物が土地の高低差に沿って階段状につくられています。

美術館の閲覧スペースはエントランスから下がっていくスタイルの空間になっています。

土地に合わせてつくられた素直なカタチに愛着が湧きます笑

この美術館の最後に待ち受ける感動的な演出に胸が熱くなります。

まとめ

崖地は計画や工事・保全が大変なぶん、開放感や眺め、価格の安さなどのメリットもたくさんあります。

私は設計者なので崖地に木造住宅を設計する方法なども紹介しております。

崖地に建築を計画している方々はよかったら参考にしてみてください。

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