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ビジネス書出版社社長の四方山話

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クロスメディアグループの代表による四方山話です。毎週更新しています。
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ハルシネーション【ビジネス書出版社長の四方山話】

AIが事実に基づかない情報を生成することをハルシネーション(幻覚)と言います。 ハルシネーションは、生成AIの実用化においての技術的な課題とされています。 そのため、今は人間がAIが生成する情報をチェックする必要があります。 ただ、人間自身にもハルシネーションがないとは言えませんし、人でもAIでも、社会生活において誤情報が大きな問題を引き起こすことがあるので、ハルシネーションには気をつけないといけません。 さて、考え方を変え、生成AIのハルシネーションをクリエイティブな仕

【ビジネス書出版社社長の四方山話】企画の生み出し方

企画を生み出すためには、いくつかの手法があります。 ひとつは、ずっと企画を考えていることです。 突然、アイデアが降って湧いてくることはありません。四六時中、企画を考えている人にアイデアは振って湧いてきます。 次に、情報収集の幅を広げることです。 Web上のアルゴリズムに支配された情報、自分が心地良い情報収集から抜け出しましょう。 本や雑誌、新聞、テレビ、セミナー、講演など、自分が目を向けていなかった情報から、企画が生まれることは多いです。 最後に、他人の声に耳を傾けるこ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】アーキテクチャー

来日する外国人の日本への興味・関心ごとはたくさんありますが、その中でも「建築」という人が私のまわりの外国人には増えています。 日本は建築大国で、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞のこれまでの受賞者で9名(53名中)と世界で最も受賞者の多い国でもあります。 私も建築は好きで、国内外の旅行では、歴史的や文化的、芸術的な建造物から話題や先進的な建築物などをチェックするようにしていますし、自宅のイメージを自分でデザインしてきました。 建築は技術(テクノロジー)と芸術(アー

【ビジネス書出版社社長の四方山話】キックボクシング

経営者仲間に誘われて、キックボクシングを体験しました。 パンチとキックのコンビネーションや対戦相手との間合いの取り方、パンチとキックの当て方、ディフェンスなど、見るとやるとは別物で、奥の深さを感じました。 下半身は長年のサッカーで鍛えられていますが、上半身の普段は使わない筋肉を酷使したため、筋肉痛で翌々日の仕事がつらかったです。 年を取ると筋肉痛が翌日ではなく翌々日になる…… ダイエットを兼ねた戦闘力アップのため、また習い事が1つ増えそうです。 ▼クロスメディアン公

【ビジネス書出版社社長の四方山話】キックボード

電動キックボードを購入しました。 よく、「社長は車で出社ですか?」と聞かれるのですが、これからは自転車通勤からキックボード通勤と答えることになりそうです。 先週、キックボクシングでダイエットの話をしましたが、今週からキックボードで反ダイエットの道へ進んでいます。 折りたたみ式のキックボードなので、電車や車に積んで、移動先でも活躍してくれることを楽しみにしています。 渋谷区、港区、新宿区でLOOPではない電動キックボードを運転している人を見かけたら、ほぼ私と思っ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】行動力

世の中は、 ①アイデアがあり行動する人 ②アイデアはあるけど行動しない人 ③アイデアもなく行動もしない人 で分けると、②の人が多いです。 アイデアは実行しないと意味がありません。 実行できるアイデアは、行動するほど出てくるものです。 それなので、行動しない人のアイデアは実行できないものが多く、だから行動しないのでしょう。 先ずは行動することが大事です。 【採用情報】 ただいまクロスメディアグループでは、編集者、マーケター、法人営業、SNS運用担当者、デザイナーな

【ビジネス書出版社社長の四方山話】本のタイトル

先週『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』という新書を書店で見かけ、後日買おうと行く先々の書店でチェックをしたのですが、どこも売り切れていました。本は“思い立ったが吉日”で買った方がいいですね。 代わりではないですが、『「指示通り」ができない人たち』という新書を買って読みました。指示通りにできない人は買わない本です。 単行本より、このような衝動買いを促すタイトルをつけやすいのが新書です。 なんか、すべての新書が自分が読むべき本のように思えてきながら、書店をぶつぶつぶらぶ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】人間ドック

先週、人間ドックを受診しました。 大きな問題はないと思いますが、人生初、メタボ予備軍と認定されました。 さっそくトレーニングを開始しました。夏までにシックスパックになる予定です。 アクティブヘルスラボにも通わないといけないですね。 昨年、試しに脳ドックと心臓ドックを受診しましたが、どこも問題はありませんでした。 何もないとネタにならないので残念な気がしますが、何かあったら大変なことなので、やはり何もないに越したことはありません。ぶつぶつぶつ。 【採用情報】 ただいまクロ

【ビジネス書出版社社長の四方山話】デジタル赤字とコンテンツ黒字

EOの合同例会でソウルに行き、韓国の経営者といろいろと話をしてきました。その中で、NAVERのCEOが基調講演で、自社のサービスが自国での情報インフラとして、GoogleやMeta、MicrosoftなどGAFAMを相手に奮闘していると話していたことが印象に残りました。 日本の省庁のデータを調べてみると、2023年の日本のデジタル収支は前年から16%増え、5.5兆円の赤字に拡大しています。 GAFAMのサービスはとても便利で、生活に欠かせないものとなっています。それだけに

【ビジネス書出版社社長の四方山話】ネットオークション

最近、ネットオークションで古美術や茶器を購入し始めました。 もう20年ぐらい前に、ネットオークションを利用した起業の本をつくったことがあるので、そのときに試しに使ってみたことはあるのですが、今はスマホでチェックできるので、パソコンの前にへばりつく必要がなくなりました。 オークションも株式投資と一緒で、指値で売買するとほったらかしでよく、気楽に取引をすることができます。 私の趣味のルールは“仕事に支障が出ないこと”なので、仕事中にスマホを見ていても誤解のないようにお願いし

【ビジネス書出版社社長の四方山話】イタリア

イタリアは、ファッション、デザイン、車、食品、観光において先進国です。 これらは日本がこれから世界にアピールしていく分野でもあります。 日本は安くて良いものを大量につくるのが得意で、そのことが高度経済成長の原動力でした。 でもそれは韓国、台湾、中国に役割が変わりました。 これからは、良いものを高く売る方法をイタリアから学ぶ必要があります。 GUCCIとUNIQLO、FerrariとTOYOTAをイタリアで目にして思ったことです。 ▼クロスメディアン公式サイト ▼採

【ビジネス書出版社社長の四方山話】安い日本

GW中の観光地が多くの人で賑わう中、 WHOが3年にも及ぶコロナ緊急事態終了を宣言しました。 私はコロナだろうがなかろうが、マイペースで外出していましたが、さすがにこう人出が多いと、かえって不要不急の外出は控えたくなります。 コロナ禍での空いている電車や飛行機、渋滞のない道路、予約が取れるレストランとホテルが懐かしいですが、そんなことを言ってはいけませんね。 さて、需要が回復していくなかで、様々な分野でまた新たな競争が生まれます。 新たな競争は、低価格や過剰サービスを

【ビジネス書出版社社長の四方山話】本屋がいまできること

先週水曜日の朝日新聞で、ジュンク堂書店の有名書店員の福嶋聡さんが「本屋がいまできること」というテーマでインタビューを受けていました。 福嶋さんはたくさんの著書を持つ有識者で、関西出張で書店を伺ったときにたまにお会いするのですが、今度お会いしたときにいろいろとお話をしたい内容を取材では話されていました。 「書店、特に多くの本を置ける大型書店は、社会の変革器であるべきです。売上データだけに頼っていたら、今ある社会の欲望や格差の増幅器にしかなりえません」 「マーケティングや宣

【ビジネス書出版社社長の四方山話】古典芸能

趣味関心は、年とともに変わっていきます。 子供の頃、大人の嗜みには、「それの何が楽しいの?」と思うことばかりでしたが、今では自分もすっかり大人の嗜みを愉しんでいます。 大人の嗜みの1つに古典芸能があり、その中でも、能・狂言、歌舞伎、落語などは、何となく興味を持っている人は多いのではないでしょうか? 私も何となくの興味から、今では定期的に観に行くようになりました。 私の経験から、入門者が古典芸能を楽しむためのポイントは2つあります。 1つは、わかりやすい演目を選ぶこと。