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12月6日の相場振り返り

いつも貴方を応援する、パピーぬです。

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本日も、よろしくお願いいたします。

さて、昨日の相場の振り返りですが、早速行ってみましょう!

日本市場3指数と寄与度ランキングの確認

日経・TOPIX・マザーズ複合チャート(リアルタイムチャート)
日本市場3指数と寄与度ランキング(リアルタイムチャート)

■値上がり銘柄数は、118。
昨日は、寄りは一時プラスに転じる場面もあったが、その後大きく売られる展開に。一時300円以上下げましたが、その後は引けにかけて買われ続け、下げ幅を縮小して終えました。
寄与度下位のソフトバンクグループは7日連続で下落。1銘柄で96円も下げています。この下げがなければ、日経平均はプラスになっていたかもしれません。米アリババ株の下げ、FTCによるエヌビディアのアーム買収、中国政府による配車アプリ大手の滴滴グローバルへの米市場撤退支持による上場廃止手続き開始などソフトバンクグループの株を購入する理由が見当たらない状況が続いています。引き続きその動向に注視していきます。

■TOPIX寄与度ランキングTOP10

TOPIX寄与度ランキング(みんかぶ)
東京エレクトロン日足チャート(trading view)

■東京エレクトロンは、3日ぶりの反発。25日線を意識される。
3営業日ぶりに反発。切り上がる25日線を意識されて反発しました。一目均衡表では雲を上回って推移しているほか、直近の調整では基準線が支持線として機能しているように思います。本日の上昇で転換線を捉えてきており、反発上昇していくか確認したいところです。
反面、MACDはデットクロス状態ですので、まだ油断はできないところです。RSIは、過去レジスタンスとなっていた58%ラインがサポートしてくれた形で切り返したので、このまま上昇していくか確認したいと思います。

■マザーズ寄与度ランキングTOP10

マザーズ寄与度ランキング(みんかぶ)

■FRONTEO、企業の実質的支配株主AI解析サービス提供開始。
FRONTEO(フロンテオ)は企業の実質的な支配株主を人工知能(AI)で解析するサービスの提供を始めました。有価証券報告書などの公開情報を基に、企業への直接・間接の出資比率をたどって明確にするサービスです。主に経済安全保障問題への対応を念頭におき、海外企業と事業提携を進める際などのリスク分析を支援するとのこと。

■AI inside、投資判断格上げ、目標株価を20,000円へ引き上げ。
AI inside<4488>がストップ高。SBI証券が投資判断を「中立」から「買い」へ、目標株価を従来の18000円から20000円へ引き上げたことが引き続き交換されています。あすは制限値幅が上方に4倍拡大されるので、引き続き高値をつけるのか確認していきたいですね。

昨日の日本市場概況

■市場のポイント

 1.日経平均は反落、前週末のナスダック安受けリスク回避売り
 2.新型コロナのオミクロン株の感染拡大を懸念する売りが続く
 3.10月の米雇用統計通過もテーパリング加速の思惑が拭えず
 4.日経平均は一時300円超下落も、その後は下げ渋る展開に
 5.売買代金トップのソフトバンクが大幅安で全体の下げに影響

週明けの東京市場では、前週末の米国株市場でナスダック総合指数の下げが目立ったことで、日経平均株価はグロース株中心に利益確定の売りが表面化した。

■東京市場概況

6日の東京市場は、リスク回避ムードが強かった。前週末の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げが大きく、これが投資家心理を冷やす格好となった。新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株の感染拡大を懸念する売りが引き続き上値を重くしている。また、10月の米雇用統計発表を受けてFRBによるテーパリング加速の思惑も嫌気されている。日経平均は朝方こそ予想に反して高くスタートしたが、それもつかの間であっという間にマイナス圏に沈んだ。一時下げ幅は300円を超えたが、一段と下値を売り込む動きはみられず、その後は下げ渋った。日経平均寄与度の高い銘柄が日経平均の値動きに影響したが、個別にみても値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が400以上上回った。

■前日の米国市場概況

前週末の米国市場ではNYダウは前日比59ドル安と反落した。オミクロン株の拡大やFRBの時期尚早の引き締めを警戒した売りが優勢となった。

■個別銘柄状況

◯買われた銘柄
川崎汽船<9107>が商いを伴い上昇、商船三井<9104>も堅調。ファーストリテイリング<9983>が買われたほか、ダイキン工業<6367>もしっかり。ファナック<6954>、日本製鉄<5401>もプラス圏で引けた。内田洋行<8057>、日本CMK<6958>が急伸、クロスキャット<2307>も値を飛ばした。井筒屋<8260>が活況高、日本瓦斯<8174>、デンカ<4061>なども上値を追った。
●売られた銘柄
ソフトバンクグループ<9984>が大きく水準を切り下げたほかレーザーテック<6920>も下値を探る展開。ソニーグループ<6758>も冴えない。日立製作所<6501>、SUMCO<3436>も安い。マネックスグループ<8698>、マネーフォワード<3994>など仮想通貨関連株が急落したほか、IMAGICA GROUP<6879>、JMDC<4483>も大幅安となった。大真空<6962>が大きく売られたほか、第一三共<4568>も値を下げた。

■日経平均寄与度ランキング

◯プラス寄与度上位5銘柄
ファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、KDDI <9433> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約90円。
●マイナス寄与度上位5銘柄
SBG <9984> 、第一三共 <4568> 、中外薬 <4519> 、リクルート <6098> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約153円。うち96円はSBG1銘柄によるもの。

業種別株価指数変化率

業種別株価変化率(リアルタイムチャート)

■東証33業種のうち上昇は16業種。
上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)パルプ・紙、(3)鉄鋼、(4)海運業、(5)石油石炭製品。一方、下落率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)医薬品、(3)精密機器、(4)サービス業、(5)空運業。

◯値上がり率上位10

(1)内田洋 <8057> 、(2)スバル <9632> 、(3)日本CMK <6958> 、(4)クロスキャト <2307> 、(5)井筒屋 <8260> 、(6)川崎汽 <9107> 、(7)わらべ日洋 <2918> 、(8)日ガス <8174> 、(9)四国電 <9507> 、(10)デンカ <4061> 。

●値下がり率上位10

(1)ラクーンHD <3031> 、(2)コーテクHD <3635> 、(3)不二電機 <6654> 、(4)木村化 <6378> 、(5)ペプドリ <4587> 、(6)トリケミカル <4369> 、(7)F&LC <3563> 、(8)TOREX <6616> 、(9)電子材料 <6855> 、(10)スノーピーク <7816> 。

WTI原油先物と空運・原油関連銘柄比較

WTI原油先物(リアルタイムチャート)

現在のWTI原油先物は、 +3.71(+5.60%)の69.97と反発。

WTI原油先物・空運、原油関連銘柄チャート比較(bloomberg)

■原油先物5%超上昇、サウジ販売価格引き上げがきっかけ
世界最大の原油輸出国サウジアラビアがアジアおよび米国向け原油の販売価格を引き上げたことを受けた。イラン核合意再建協議に暗雲が漂っていることも買いを誘った。

石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」が先週、日量40万バレルの増産ペースを1月も維持することを決めたにもかかわらず、サウジの販売価格は引き上げられた。

イラン核合意再建に向けた先週の協議が不調となり、イランが原油輸出を拡大する可能性が薄れたことも、原油相場の支援材料となった。協議は今週半ばに再開する見込み。

バルチック海運指数と海運銘柄一覧

12月3日時点 バルチック海運指数です。 (money box)

3日時点のバルチック海運指数は、+56.00(+1.80%)の3171.00と連日上昇しています。

■川崎汽船、目標株価7,500円から16,900円に引き上げでインパクト強い
昨日、海運3銘柄の目標株価が引き上げられてた事を書きましたが、特に川崎汽船<9107>の目標株価が7,500円から2倍以上の16,500円に大きく引き上げられており、これが材料になり、引き続き上昇しています。

川崎汽船(9107)一目均衡表+MACD+RSI日足チャート

昨日の川崎汽船は、下髭陽線で引け。雲の上限を意識された形ですが、非常に力強く上昇しています。遅行線は株価を、転換線は基準線を上抜けし、あとは株価が雲を抜ければ三役好転です。反面、RSIが72%と買われすぎ水準に入ってきていますので、一旦の調整も警戒したほうが良さそうです。

SOX指数と半導体銘柄一覧

12月3日時点 SOX指数 (money box)

12月6日時点のSOX指数は、-4.46(-0.12%)の3,800.07と続落。

■FRBテーパリング加速の思惑で、レーザーテックが3日続落。
レーザーテック株が3日続落し、一時前週末比1095円(4%)安の2万8480円まで下落した。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」感染拡大に加え、米連邦準備理事会(FRB)による量的金融緩和の縮小加速への警戒から、前週末の米市場でハイテク株が売られた。日本でも同社などの高PER(株価収益率)のハイテク銘柄を中心に売りが出た。終値は同770円(3%)安の2万8805円。
同社のPERは足元で123倍台と、同じく半導体関連の東京エレクトロン(23倍台)と比べても割高感が強い。先端半導体の生産に用いる「EUV(極端紫外線)露光技術」対応の検査装置を手掛け、個人投資家を中心に注目度が高い。

レーザーテック日足チャート(trading view)

3指数日足一目均衡表

日経平均

日経平均日足チャート(trading view)

下髭陰線で引け。引き続き、三役逆転状態ですが、この辺りの価格で底値固めしているように見えます。MACDは、下向きになっており転換線も下向きになっていますが、RSIが23%と売られすぎ水準ですので、そろそろ自律反発を期待したいところです。ただ、過去には16%あたりまで下げていますので注意が必要です。
反発した場合は、基準線あたりが抵抗線になると思いますので、まずは、近い目標として28,000台の回復を目指し、ゆっくりと上昇していってほしいと思います。

TOPIX

TOPIX日足チャート(trading view)

小陰線で引け。日経同様三役逆転状況ですが、底値固めしつつ反転を狙っているかのように見えます。MACDは、まだまだ上に向かう気配はありませんが、RSIは26%と売られすぎ水準になっていますので、こちらも自律反発を期待したいところです。

マザーズ

マザーズ日足チャート(trading view)

若干の下髭は付きましたが、ほぼ大陰線で引け。遅行線、転換線、基準線、MACDは全て下向きで、非常に弱いチャートです。RSIは19%まで下落し売られ過ぎの状態です。過去は16%で反発しているので、そこまで下落し反発するのか確認したいと思います。今週木曜かメジャーSQの金曜あたりに雲のねじれがありますので、そこでどんな動きがあるのか注意していきます。

米国市場3指数最新

米市場3指数最新(リアルタイムチャート)
その他指数最新(リアルタイムチャート)
ビットコイン最新(リアルタイムチャート)

■米市場概況のポイント

1.NY株式市場でダウ平均は大幅反発。銀行、エネルギーやパンデミックからの回復で恩恵を受けやすい旅行レジャーや航空などの循環株への買いが優勢
2.オミクロン株に関しては、米政府の首席医療顧問を務めるファウチ博士が南アフリカからの情報をもとに「これまでのところ重症化の度合いは、それほど高くないようだ」と述べたことで、市場にもひとまず安心感

■米市場概況

NY時間の終盤に入ってダウ平均は上げを一服させているものの、本日高値圏で推移している。きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。銀行、エネルギーやパンデミックからの回復で恩恵を受けやすい旅行レジャーや航空などの循環株への買いが優勢となっている。ダウ平均は一時700ドル超上昇。

 ただ、IT・ハイテク株も序盤は利益確定売りが続いていたが、後半になると買い戻しも見られている。序盤に売りが強まっていたテスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>が下げ渋っていることがサポート。ナスダックは一時1%超上昇した。アップル<AAPL>が4日ぶりに反発し、相場全体をサポートしている。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジ再開と伝わっていた。

 テスラ<TSLA>は4日続落。同社の再生可能エネルギー事業のソーラーパネルに関して、米証券取引委員会(SEC)が調査を開始したと伝わっている。エヌビディア<NVDA>は英アーム買収に関して、英国のほか米国でも当局が阻止する動きを見せており、今回の買収は難しいとの見方が強まりつつあるようだ。

 先週はオミクロン株とパウエルFRB議長の議会証言で株式市場はボラティリティの高い値動きがみられた。ただ、オミクロン株に関しては、米政府の首席医療顧問を務めるファウチ博士が南アフリカからの情報をもとに「これまでのところ重症化の度合いは、それほど高くないようだ」と述べたことで、市場にもひとまず安心感が広がった。

 一方、市場の一部からは、心配すべきはオミクロンよりもFRBの早期引き締めとの声も出ている。FRBの資産購入ペース縮小は株式のバリュエーション低下につながり、回復局面の段階では常に見られることだとの声も出ている。来年の米株式市場の主要なリスクは引き続き、FRBが過度にひっ迫した労働市場に起因するインフレへの対応を迫られた場合の金融環境の突如の引き締まりだとの声も聞かれた。

 コインベース<COIN>やマラソンデジタル<MARA>など仮想通貨関連銘柄の下げが目立っている。ビットコインが週末4日の取引で一時4万2千ドル台まで急落するなど、仮想通貨市場に利益確定売りが強まっており、週明けのきょうも軟調な値動きがみられている。FRBが金融引き締めに舵を切り始める中で、これまでの仮想通貨への魅力が薄れて行くとの見方も出ているようだ。

■個別銘柄状況

個別に百貨店のコールズ<KSS>が上昇。物言う株主の投資会社エンジン・キャピタルが同社に対して、身売りもしくはeコマース事業の分割を提案したことが明らかとなった。

 特別買収目的会社(SPAC)のデジタルワールド<DWAC>が上下動。同社はトランプ前大統領が設立したメディア企業トランプ・メディアとの合併に合意しているが、同メディア企業は10億ドルの資金調達で合意に達したと伝わった。序盤は買いが強まったが、その後、トランプ・メディアが米証券取引委員会(SEC)と米金融取引業規制機構(FINRA)から情報を求められていると伝わったことで急速に下げに転じた。

 教育サービスのロ―リエット・エデュケーション<LAUR>が上昇。1株0.58ドルの特別配当の実施を発表。

 シーリング材やコンクリート剤など建設用特殊化学品メーカーのGCPアプライド・テクノロジーズ<GCP>が大幅高。フランスの同業であるサンゴバンが買収することで合意した。

 電気自動車(EV)のルーシッド<LCID>が下落。米証券取引委員会(SEC)の調査対象となったことを明らかにした。特別買収目的会社(SPAC)との合併を受けたものだという。

ADR値上がりランキング(円換算)

ADR株価ランキング(money box)

ADR値上がりランキングは、引き続き凸版印刷が1位となっている。
ソフトバンクグループにも買い戻しが入っている。

日経平均CFDの今は!?

日経平均先物CFDチャート(リアルタイムチャート)

現在の日経平均CFDは、+175円の28,102.70と反発。

米市場は、オミクロン株の影響は限定的だという安心感から旅行レジャー関連、航空銘柄が大きく買われ、ダウは大きく反発しています。
NASDAQやS&Pも、アップルが投資判断引き上げにより2%以上の上昇や、その他、マイクロソフトやグーグルなども買われていることにより上昇。
アリババも10%以上上昇しているので、ソフトバンクグループも一旦の反発が期待できます。
この流れを受けて、日本市場も高く寄り付き、その後は様子見から売り買い拮抗する流れかと思います。まずは、28,000円台定着を狙いたいところです。

それでは、本日もよろしくお願いいたします。

※株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。

誰かに「儲かる」とささやかれて損をしても、誰も損失を補償してくれません。大切なのは、自分のマネープランに適した「自分のルール」を作り、それをしっかり守ること。


自分の株式投資に関する知識、投資経験、投資目的、資産の状況などを勘案して、どれくらいを運用資産に回せて、どれくらいまでなら損をしてもよいのかという許容範囲を決め、損失はその範囲内に収まるようコントロールしましょう。












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