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今週(11/22〜)の相場振り返り

いつもあなたを応援する、パピーぬです!

いつもご覧頂き誠に有難うございます。

今週も一週間お疲れ様でした。

今週は、引き続き米国市場好調に追随できない日本市場でしたが、半導体銘柄などのテーマ物色の動きが目立った週になりました。また、政府の経済対策がこれまでの最高額である約56兆円の規模であることから期待の買いも入りました。これによって大きな波に乗れる銘柄もありますので、リスク管理しながらも、しっかりと確認していきたいところです。

今週思った事

パピーぬが今週思ったことは、「世界は変わってしまった」ということです。

先日、3年前くらいに撮影した写真をふと眺めていましたが、マスクをしていないのです。そこで、ふと思い出しました。「昔は、マスクなんてほとんど要らなかったんだなぁ」と。

2019年に中国の武漢で確認されたコロナウィルスは、すぐさま変異し新型コロナウィルスとして全世界に流れた人を介して拡散されました。

世界は変わってしまいました。

出かけるときは、マスクが必須になり、消毒もまめにするようになり、体温をこまめに測るようになり、人混みを避けるようになり、家に籠るようになり。でも、その内人々はそれに順応し、その中でも快適に過ごせるように工夫し、顔を合わせなくても仕事ができるようになりました。企業の売り上げも右肩あがりです。

ただ、客観的に自分を見ると、ずっと永遠にこの状態なのではないかという恐怖に、向かい合っていないと感じます。どこかで、あと少しで元に戻るし、自分は大丈夫という、正常性バイアスが働いていると感じます。

「準備をしても、し過ぎることはない」という言葉をよく効きますが、私もコロナが永遠に続くと思った上で、あらゆる準備を進めていきたいと思います。

さて、今週の相場の振り返り、早速行ってみましょう!

日本市場3指数の確認(週間)

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今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比994円(3.34%)安の2万8751円と2週ぶりに急反落となった。

 今週は欧州などで新型コロナウイルスの感染再拡大が顕著となっていることが警戒されたものの、週初の段階ではリスク回避の流れはあまり意識されなかった。しかし、勤労感謝の日をまたいだ週央以降は一変、リスクオフの売りに直撃される格好となった。

■今週の相場ポイント(Kabutan市況ニュース)

 1.日経平均は2週ぶり急反落、週央と週末の急落で市場心理が冷え込む
 2.週初は欧州での新型コロナ感染再拡大警戒しながら頑強な値動き示す
 3.24日(水)はパウエル再任見通し受けた米長期金利上昇を嫌気して急落
 4.週末南アフリカで発見された新型コロナ変異株警戒視、波乱の展開に
 5.週末の日経平均は一時900円近い暴落、2万9000円を大きく下回る

■週間市場概況

11月22日(月) 小幅続伸、朝安も米株先物が堅調でプラス圏に浮上

日経平均 29774.11(+28.24)売買高10億6538万株 売買代金 2兆3720億円

22日(月)は、前週末の日経平均上昇の流れを引き継ぎ頑強。前週末に米国株市場ではNYダウが下げたもののハイテク株比率が高いナスダック総合指数が堅調だったことで売り急ぐ動きは見られなかった。


11月24日(水) 3日ぶり急反落、米長期金利上昇でハイテク株が安い

日経平均 29302.66(-471.45)売買高12億2187万株 売買代金 2兆7804億円

24日(水)になると、にわかに市場のセンチメントが悪化。来年2月に任期満了を迎えるパウエルFRB議長が再任される見通しとなったことを受け米長期金利が上昇し、これを受けハイテク系グロース株への売りがかさむことに。日経平均は一時500円超の下げとなり、大引けも470円あまりの急落となった。


11月25日(木)反発、前日急落の反動で買い優勢も上げ幅は限定的

日経平均 29499.28(+196.62)売買高 9億5984万株 売買代金 2兆1145億円

25日(木)は反発。前日の急落は行き過ぎとみた押し目買いが優勢となったほか、先物絡みの買い戻しも反映された。外国為替市場でドルが買われ、1ドル=115円台前半まで円安が進んだことも輸出セクター中心に追い風に。米株価指数先物が堅調だったことも投資家心理を改善させた。もっとも上げ幅は前日の下げ分の半分以下にとどまった。


11月26日(金)急反落、コロナ変異株への警戒感から2万9000円割れ

日経平均 28751.62(-747.66)売買高13億0290万株 売買代金 2兆9993億円

26日(金)は想定外の急落。南アフリカで新型コロナの変異株が発見され、感染力が強くワクチン効果も薄いという見方が広がるなか、アジア株市場が全面安に。日経平均は先物主導で一時900円近い下げに見舞われた。2万9000円台を大きく割り込み約1ヵ月ぶりの安値で取引を終えている。

業種別株価指数変化率一覧(週間)

値上がり率TOP10

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値下がり率WORST3

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[トレーダーズ・ウェブ]

■全33業種中、30業種が下落 

 ・JAL <9201> など空運がダントツの値下がり率トップ
 ・リクルート <6098> などサービス、三井不 <8801> など不動産、ZHD <4689> など情報・通信といった内需株が売られた
 ・コマツ <6301> など機械、東エレク <8035> など電機、スズキ <7269> など自動車といった輸出株も大幅安
 ・信越化 <4063> など化学、住友電 <5802> など非鉄、日本製鉄 <5401> など鉄鋼といった素材株もさえない
 ・三菱UFJ <8306> など銀行、MS&AD <8725> など保険といった金融株も軟調
 ・値上がりは商船三井 <9104> など海運、東電HD <9501> など電力・ガス、大和 <8601> など証券の3業種

今週の注目テーマ

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1位(前回3位) 半導体 
2位(前回2位) メタバース
3位(前回1位) 半導体製造装置
4位(前回8位) 人工知能
5位(前回5位) 2021年のIPO
※カッコは前週の順位[株探ニュース]

投資主体別売買動向(週間)

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●個人や信託銀、事業法人の国内勢が買い越す一方、海外勢は2週連続で売り越す

 東証が26日に発表した11月第3週(15日~19日)の投資部門別売買動向(現物)によると、上値は重かったものの半導体関連などテーマ買いの再燃で日経平均株価が前週末比135円高の2万9745円と2週ぶりに小幅上昇となったこの週は、個人投資家が3週ぶりに買い越した。買越額は1281億円だった。前週は541億円の売り越しだった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行が5週連続で買い越し、買越額は1310億円で前週の652億円から倍増した。自社株買いが中心とみられる事業法人は26週連続で買い越し、買越額は1357億円と前週の861億円から拡大した。

 一方、海外投資家は2週連続で売り越し、売越額は1475億円と前週の372億円から急拡大した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向では日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物の合計で2週連続で買い越した。買越額は18億円と前週の3151億円から急減した。現物と先物の合算では3週ぶりに売り越し、売越額は1456億円だった。前週は2778億円の買い越しだった。

 日経平均が小幅に反発する中、個人投資家や信託銀行、事業法人の国内勢が買い越す一方、海外投資家は2週連続で売り越した。

WTI原油先物(週間)と空運、原油関連銘柄比較

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米エネルギー情報局(EIA)の週間統計(Investing.com)

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-0.481Mの予測に対し、1,017Mと予想以上に在庫があります。

原油先物相場は大幅続落。南アフリカで感染力の高い新たな変異株が検出されたことを受けて、経済活動の停滞によるエネルギー需要の鈍化懸念が強まった。投資家のリスクオフ姿勢が急速に高まる中、リスク資産の原油は暴落し、1月限は一時67.40ドルと約2カ月半ぶりの水準まで下落しました。

バルチック海運指数と海運銘柄

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バルチック海運指数は、下値を切り上げ上昇に転じていおり、それに相関するように海運株も小幅にではありますが、上昇していしたが、南アコロナウィルス新型変異株発生により、市場全体の下落に巻き込まれた形で下げています。

SOX指数と半導体銘柄比較(週間)

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SOX指数は、先週から下落の一途を辿っています。

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SOX指数の日足チャートですが、MACDがデットクロスになりました。一目均衡表では転換線を下抜けした状態です。来週は、このまま下落した場合、基準線がサポートになり反発していくか確認していきましょう。

TSMC、米国政府要求のサプライチェーン関連資料提出へ

2021年11月25日、中国経営報は、台湾の半導体大手TSMCがサプライチェーン関連資料提出という米国政府の要求に最終的に応じた背景について考察する記事を掲載した。

記事は、TSMCの広報担当者が今月7日に、同社が米政府の求めに応じて5日にサプライチェーン関連資料3点を提出し、そのうち1点が公開されているリスト、2点が商業機密を含む非公開資料であることを明らかにする一方で、資料中に顧客の特定データは含まれておらず、顧客のプライバシーを全力で保護したことを強調したと伝えた。

その上で、米国政府が9月にTSMCやサムスンなどの半導体企業に対し45日以内に在庫、注文、販売記録など商業機密とされるデータの提出を要求したと紹介。TSMCは9月末と10月初めに機密情報の提供を拒否する姿勢を示していたものの、期限ギリギリになって一転、資料提出に踏み切ったとした。

そして、TSMCについて今年8月の市場価値が5380億米ドルで騰訊(テンセント)を抜きアジアで市場価値が最も高い企業となり、半導体委託生産市場で2位のサムスンを大きく引き離す50%超のシェアを獲得していると説明。「世界的な地位がこれほど高いTSMCは、どうして米国の言いなりになったのか」と疑問を提起した。

記事は、その答えについてアナリストや投資家、専門家の意見をまとめて紹介。TSMCの主な顧客は米国の大企業であり、例えば通信業界ではクアルコム、コンピューター分野ではAMDやインテルなど、いわば米国企業がTSMCを養っている状態と言っても過言ではない上、今年は半導体不足の中でiPhone13が発売されたり、新エネルギー自動車が急速に発展したりと、米国が業界をリードする別の分野でも需要が旺盛になっているとした。

そして、現在米国が独占排除の姿勢を強く打ち出し、サプライチェーンの見直しを進める中で「TSMCとしては米国の顔色をうかがって物事を進めざるを得ない」との見方を示した。また、専門家からは、米国は経済的な手段以外にもTSMCを縛りつける手段を持ち合わせているとの意見が出ているとし、「協力が緊密になるほど、多くの制約を受けることになるのだ」という業界アナリストのコメントを紹介している。(翻訳・編集/川尻)

3指数週足一目均衡表(週足)

日経平均

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週末の新型コロナウィルスの新たな変異株により、大きな陰線になりました。かろうじて雲の上限でサポートを受けた形。もう少しで遅行線が株価を下抜けし、転換線が基準線を割れようとしています。RSIについては、まだ売られすぎ水準ではないので、まだまだ下げる余地はあるということに注意しなければなりません。来週は、今のところ600円程度の下げで始まりそうなので、ネックライン周辺で止まることができるか確認していきたいと思います。

TOPIX

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陰線で引け、基準線を割れてしまいました。このまま直近安値を割れていってしまうのか確認していきます。こちらもまだまだ下げる余地があるので注意が必要です。

マザーズ

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マザーズは、雲の下を割れてしまいました。12月20日あたりに雲のねじれがあります。雲のねじれは、転換や加速を暗示します。まずは、再びの上限を目指すことができるのか確認したいところです。

来週のポイント

日経平均は今週末に75日、200日移動平均線をともに大きく下回ってきており、来週は下値を模索展開になりそうだ。

重要イベントとしては、国内では30日朝に発表される10月の完全失業率・有効求人倍率と鉱工業生産や12月1日朝に発表される7-9月期法人企業統計調査が注目される。海外では30日発表の中国11月製造業PMIと30日に行われるパウエルFRB議長の上院での証言や12月1日に発表される米国11月ISM製造業景況指数、2日に開催されるOPECプラス閣僚級会合、3日発表の米国11月雇用統計に注視が必要だろう。[株探ニュース]

来週の市場天気

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それでは、また来週も引き続き宜しくお願い致します。

※株式投資は、さまざまなリスクを正しく認識したうえで、自分自身の判断と責任に基づいて行なわなければなりません。これが「自己責任」の原則です。

誰かに「儲かる」とささやかれて損をしても、誰も損失を補償してくれません。大切なのは、自分のマネープランに適した「自分のルール」を作り、それをしっかり守ること。


自分の株式投資に関する知識、投資経験、投資目的、資産の状況などを勘案して、どれくらいを運用資産に回せて、どれくらいまでなら損をしてもよいのかという許容範囲を決め、損失はその範囲内に収まるようコントロールしましょう。




 

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