「歯茎」と言う言葉の異常性について
はじめに 歯茎は怖い言葉だと思います
歯茎という言葉がある。個人的には謎の多い言葉だと思っていて、それは茎が名詞の下に着いて訓読みになるのが歯茎しかなさそうだからだ。また、状態として歯茎は茎のように思えない。
以下詳しく見ていこう。
1 歯茎をはぐきと読むこと
歯茎はやばい。茎が二文字目にきて、何かの茎っぽい単語になるのは陰茎って言葉がある。おちんちんだ。これを例外とすると、特に訓読みになるのは歯茎しかないような気がするのだが、気のせいだろうか?
歯茎はなぜ歯茎なのか。「はぐき」。たとえで「茎」が訓読みで使われる珍しい単語だ。
2 そもそも歯茎は茎感がないのでは?
そもそも歯茎って全然茎っぽくない。陰茎はまぁ、茎感があると思うぞ、俺は。でも歯茎って茎っぽくない。茎ってなんか細長い感じの印象がある。歯茎はどっちかというと土台っぽい。歯の土台だ。
だから歯元みたいな言い方でいいのではないかと思う。手元とか足元とかそんな使い方でいいと思う。あるいは歯尻はどうだろうか。目尻とか帳尻とか端っこみたいなイメージだ。歯腰とか歯皿とかでもいいかもしれない。
歯元や歯尻の「元」や「尻」みたいな他の単語にくっつきやすい言葉でくっつかず、なぜ「茎」というくっつきにくい言葉で、歯茎は歯にくっついているのだろうか?
謎である。
3 はぐき、おまえ発音もちょっと変だぞ
発音も若干気になっている。
なんだ「はぐき」って? 「ぐき」って音は日本語であまり聞いたことがない。そんな発音する日本語他にあるかぁ?
多分「1」ので語った話と問題は通底していて、茎が訓読みで何かを受けることが少ないから、何かを受けた際に「く」が濁り「ぐき」になることに馴染みが薄く、違和感を覚えるのではないかと思う。
ぐき。おかしいと思うぞ俺は。
おわりに 歯茎
このように歯茎は謎すぎる。あまりに謎すぎて、個人的には言葉として使っていいのかためらわれるほどだ。ある種日本語のいくつかのパターンを無視している。さりながら、歯茎は人間の歯を支える大切な役割を果たしている。
これから歯を磨いて寝ようと思うが、歯茎のこうした性質のせいで悩みすぎて、うまく歯磨きができないかもしれない。
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