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夢をすて 望みもすてて 星涼し

半年間に及んだセラピーの目的は、私の凝り固まった思考パターンを解きほぐして、望みたいことを望めるようになることです。

あなたがしたいのはカラを破ることですね?
そこから出るには誘われる必要があり、誘うのはセロトニンです。

何かに惹かれる気持ちを止めるものは、何でしょう?
長い間それが当たり前だったので、あまり違和感を感じないのかもしれません。

そして何かに惹かれている人を見ると、イライラしていたかもしれません。
今度はあなたが自由になる番です。

自分が何かに惹かれても行動に出られないのはなぜでしょう。
どのような恐れがそれを曇らせてしまうのでしょう。

まずはそれを分析してみましょう。

セラピストのメッセージ


セラピストの分析によれば、真面目で遊びのなかった私の母はセロトニンが不足していたと考えられるため、私が生まれたのはワクワクからほど遠い環境だったのではということでした。

かわいそう!と言われても、私としてはそれが普通でしたし、特別悪い環境とも思っていませんでしたが、そう言われてみるとかなり残念だったかも。

何かをやりたい!という気持ちは誰にもあります。

それを阻むものとして、一般的に次のような感情が挙げられます:

✗どうせできない
✗すぐには叶わない、時間がかかる
✗ルール違反だからダメ
✗他人の目が気になる
✗いろいろな不安
✗別にどうでもいい
✗面倒くさい

私の母はこれらを総動員して、私がふと口にした楽しい思いつきをブロックしました。

他にも

✗お金がかかる
✗危ない
✗結婚してからにしなさい

などのバリエーションも。母に私を潰す意図はなく、親として良かれと思ってのことだったのでしょう。

楽しい思いつきに心踊らせた私は、母に何か言われると本当にゲンナリしました。

はじめから自由な親は別ですが、普通の親なら心配が先に出てしまう。

親の思う範囲に収まらなければ愛されないと考えて、子どもは行動を制限してしまうでしょう。

私が母から受け取ったのは、愛情とは多分違った、強い恐れでした。

また、面倒くさいなどと望みを諦めないためには、スキルが必要だそうです。

例えば、親の言うことを真に受けないスキルでしょうか?

これは恐らく、私のような第一子には難しいことですが、第二子以下は自然と身に付けているように思います。

下の子は上のやることを見ながら育ちますのでね。

親の口出しを華麗にスルーし、実に自然に援助を引き出したりする。

望みを叶えるのに無駄な力を使いませんね。

多分、私の弟だけではないと思います。

そして、どうでもいいと言わずに自分の望みを自分ですくい取って、小さなことから叶えていく練習ですね。

そうすれば望む、そして叶えるスキルは身について行くのでしょう。

望みを抱くということ、叶うと信じられること。

いつ失われたかも分からない、または育たなかったこの力を付けるために、私は自分のカラを破っていかなくてはなりません。



母に悪気はないんだけど愛もない
次女は母と仲良しでスルー上手
葛藤する長女は母のサンドバック状態

井上真央 石田えり

「わたしのお母さん」2022年
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