見出し画像

印刷物の最適なサイズとは?

普通に生活していてA4以外の印刷物に合うのは少ないと思います。
町内会のお知らせだとか、会社の資料だったりとか。学校なら配布されるプリントやお知らせはほぼすべてA4ではなかったでしょうか。

しかし、用途に応じて紙の大きさを変えると
伝わりやすさや手に取ってもらえる可能性がぐんと上がります。

サイズを間違えると
大きすぎて持ち運びずらかったり
逆に面積が小さすぎて読みづらかったり…

シチュエーションに応じてサイズを判断するのもデザイナーの腕の見せ所だと思います。

今回は一般的に使われる印刷物のサイズについてご紹介!



名刺

オヅ ソウタロウ名刺

一般的な名刺は『55mm×91mm』です。

一方、欧米(特にアメリカ)では「89×51mm」
ヨーロッパでは「85×55mm」が一般的です。

名刺の紙質や印刷方法にこだわりを持って作るのはとても良いのですが、サイズを独自なものを作るのは注意が必要です。

名刺入れに入らないサイズなどになると、持ち歩くのも大変ですし受け取った方も持ち帰りにくい、と双方ストレスがかかります。

「名刺が独特だとインパクトがあって覚えてもらいやすい」というのはありますが、形で差をつけるなら、角丸にカットするやダイカットで中を任意の形にくり抜くなどがおすすめです。

あまりやりすぎると相手も困っちゃいますからね。


フライヤー

和新産業様フライヤー

ポスト投函・イベントでの配布など一般的に使われるフライヤーのサイズは『A4(210mm×297mm)』が一般的です。

情報量が多いと『A3(297mm×420mm)』の場合もありますね。

一般的な認識があるものこそ印刷技術やデザインの腕の見せ所です。
使用する紙の素材を変えたり、A3の紙を見開きにして4面使えるようにしたり…
工夫を凝らして読みやすいものを作ることができます。

弊社ではイセシマップのフライヤーは『レトロ』っぽさを出すために
『瓦版』みたいに見える印刷技術とデザインを施したものを作ったことがあります。それが功を奏したのか、わざわざ欲しいといってもらいにきてくれた方もいました。


郵便DM

展示会DM

DMのサイズは『105mm×150mm』です。

キャンペーンやイベントの際に送ることが多いと思います。
紙も厚めの260g以上が多く『ちょっと特別なお知らせ』感が必要になってきます。

郵便DMには、宛名面の上部分か左側の中央部分に「郵便はがき」または「POSTCARD」と印字する必要があり、印字がない場合手紙(第一種定形郵便)として扱われ、郵便料金は定型で84円となります。(2024年時点)


ポスター / パネル

カッテニシタラナイトポスター

ポスターは一般的にはB2(515mm×728mm)が一般的だと思われます。

展示会に使われるパネルもB2またはA1(594×841mm)が多く使われています。

印刷物として大判ですし、スチレンボードが貼り付いているものを発注することもできます。

パネルは『直印刷』というスチレンボード自体の紙に直接印刷するというサービスもあり、後から紙を貼り合わせたりしないので値段が少々お安くなります。しかしデメリットとして色の再現度が低く、少し黄色っぽくなってしまいます。


三つ折りパンフレット

絲印煎餅三つ折りパンフレット

一般的にはA4を三つ折りするのが主流です。

中に織り込む1面は他の2面より小さくする必要があり
97mm・100mm・100mmが基本的な大きさになります。

A3の場合は138mm・141mm・141mmになります。

細長い紙面なのでハイキングや登山道を記すのに秀でていて、パンフレットを開く動作が巻物を広げる感覚に近いことから、旅先の特別な雰囲気を助長するのにも役立っているのではないか、と思います。


CDジャケット/ポッドキャスト

Snowflake 1st singleオレンジ

今はサブスクで音楽を聴く人が多いのでCDを見ることが少なくなってきましたが、CDジャケットの大きさは120mm×120mm正方形です。

ポッドキャスト(1400px × 1400px)や音楽アプリでも正方形なので、リアルの世界デジタルの世界どちらでも印象に残るデザインが必要ですね。


まとめ

印刷物などの一般的な規格を知ると、ちょっと変わった印刷物での販促や広報が思いつくのではないでしょうか?

独自の魅力をリアルの世界でもたらすために、一般的な規格を知っているとアイデアが出やすいかもしれませんね!



サハンジデザインへのお問い合わせはこちら

サハンジデザインでは『伝わるデザイン』をモットーに、フィジカル・デジタルどちらの領域のデザインも制作することが可能です。

リアル・デジタルどちらの世界でも『伝わるデザイン』をサポートします。

媒体を作った後の『継続的に伝える』ための伴走サポートもご用意していますので、伝え方にお困りの方はお気軽にご連絡くださいませ。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?