〇〇的なコミュニケーション

「もう置いていくよ」
「お母さん知らないからね」

こういう言葉よく聞く。

これは、子どもの行動をコントロールする言葉。

脅しのコミュニケーション。

本当は置いていきはしないけど、こう言うことによって早く帰ろうとさせる。

知らないからねと言いつつ本当は待ってしまっている。

そんな状況になる。


こどもはだんだん、

『ああ、お母さんはこう言ってるけど結局放っては行かない。』

『もうちょっとごねれば待ってくれる』

そういう風に、学んでしまう。

まだ会話ができない小さい子どもなら、気を逸らしながら帰らすのでもちろん良いと思う。

ただ、きちんと会話ができる幼児ぐらいなら、きちんと説明した方がいい。

「こういう理由で、もう帰らないといけない。」
「もう帰らないとこういう結果になってしまう。」

事実を伝えるだけで良い。

そこから、どうしようか、と対話すればよい。

『まだ遊びたいんだよね。』
『これがしたかったんだね。』
『あれもう一回やりたいと思ってるんだね。』

まずはこどもの今の気持ちを聞いて受け止めてから、「じゃあどうする?」と、話し合いなさい。

「この時間までにはここを出たいから、それまでどうやって遊ぼうか?」

と、こどもに決めてもらうのも良いだろう。

お互いが嫌な気持ちにならず、お互いが納得する結論を導き出す。

最初は時間がかかるかもしれんが、練習してみなさい。

小さい頃から平和的なコミュニケーションを身につけた子どもは、

兄妹や友だちともそういう対話の方法を取るようになるだろう。


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