つきまとう暗い影

これは4年前の投稿、今でもこの状況は続いています。エホバ信者の入居は阻止しましたが・・・

ここ数日、心に重くのしかかる暗くて黒い影がある。

今はうちの奥さんの実家の持ち物の、
古いアパートの二階に住んでいるのだが、
今度一階の部屋が空いて、
そこへ引っ越すことになった。
一階の部屋は前の住人のために少しリフォームしてあるのだ。

そして空いた二階の部屋を、
奥さんのお義母さんが人に貸すと言っているのだが、
その貸す相手というのが、
奥さんのお義母さんが信仰している宗教、
エ・バの証人の信者の人なのだという。

エホ・の証人といえば、
御存知の方も多いとは思うが、
あの、輸血を断るという、
独特の教義を持つ宗教である。

奥さんのお義母さんは、
奥さんも知らないうちに、
その宗教にドップリとはまっていたのである。

本来ならこれは離婚案件、
それ以前にそんな家柄の人とは結婚などしない主義なのだが、
奥さんも知らないうちに、
いつのまにかお義母さんは熱心な信者になっていたそうで、
いうなればうちの奥さんも被害者なので、
あっさりと離婚するわけにもいかない。

というか、どこに行っても宗教がついてまわるのは、
僕の運命というか因縁というか、
むしろどちらかというと僕に原因があるらしいのだ。

僕は前世でお坊さんをやっていて、
それはそれは頑なに、
「神様」を信じていたそうで、
その前世の因縁が業となって、
今は狂信的に宗教を信じる人と縁ができてしまうようだ。

その顕著な例が僕の実の母で、
奥さんのお義母さんとは宗派が違うが、
同じ・ホバの神を信仰する西洋系の宗教に、
骨の髄まで傾倒している。

まだ僕の子供が小さい頃、
時々週末に預かってもらっていたのだが、
僕がどんなにやめてくれとお願いしても、
子供を教会に連れて行っていたようなのである。

僕は宗教とは何かの菌に感染して発症する、
伝染病のようなものなのかもしれないと思っていて、
今はその殺人ウィルスが、
子供の体内に潜伏しているだけなのかもしれないと、
戦々恐々としているのである。

うちの母ももう80歳を過ぎており、
望み通りに神のネガティブな祝福を受け、
足は自由に動かなくなっているし、
脳梗塞で言葉も不自由になっている。
もうそんなに長くはないだろうからと、
諦めて静観している感じなのだが、
そしたら今度は60代で、
僕の母よりは長生きしそうな奥さんのお義母さんによる、
勧誘折伏行為が始まった。

これほどまでの重い罪を
僕は犯してしまっていたということだろうか?

一部のイスラム教徒が、
キリスト教世界に執拗な悪意を持って、
テロ行為を続けているが、
人間同志をいがみあわせて、
殺し合わせようという目的を持つ存在が、
エホ・やアラーを作り出して、
今こうして混沌が実現しているのかと思うと、
宗教を信じてその一端を担っていた僕も、
少なからずその責任を負わなければならないのだろうかと、
気が重く、とても暗い気持ちになるのだ。

そして人生はつづく


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