【今月の読書キロク】これは経費で落ちません！〜経理部の森若さん〜/青木祐子著

こんにちは。

かれこれ数ヶ月くらい積読してた本ですが、
退職して実家に帰省し時間に余裕ができたので、
ようやく読み終わりました📚

電車通勤でしたが、出勤時は今日はどう仕事を進めていこうと考えて、退勤時は疲れて本を読む気になかなかなれず、、、

この機会に積読している本たちを
読み終えて新しい本を迎えたいです🌿

さて、そんな最近読み終わった本ですが、
ドラマで多部未華子ちゃんが出演していてずっと気になっていた本でした！(ドラマはNHKでやっていたので観れてないです)

一巻完結かと思ったら11巻まで出てることに買ってから気付きました😳
ライトノベルを買ったのは初めてですが読みやすかったです◎

主人公の森若沙名子は天天コーポレーションの経理部で働いているとても仕事ができる人。
タイトル的に、堅物な経理部の女性が経理でおとせないような案件をどんどんきっていって会社の不浄を取り除いていく話かと思いきや(合ってるっちゃ合ってる)、森若さんのキャラクターは真面目で合理的だけど可愛らしい女性だなと私は思いました☺︎

そんな森若さんが恋愛について考えている時の台詞に色々共感してしまいました。

そもそも恋愛というのは何かの手段でないはずだ。たぶん。就職活動のように、目標とするべきことがはっきりしていればいいのに。

分かるううううううう😭😭😭😭
恋愛のゴールって結婚？出産？

恋愛まではクリアしてもその先の結婚や出産に繋げられず、何をどうしたらいいのか分からない。

森若さんは、平日はきっちり過不足なく仕事をして帰って作り置きをしたご飯を食べてまた次の日に出勤しての繰り返し。
休日になったら、明るめのマニキュアを塗り直したり、レンタル映画を観て入浴剤を入れたお風呂に浸かってのんびりして、ご褒美にデパ地下でご飯を買ったりデパコスを買ったり。

これっていたって普通のOLで
いたって普通の幸せですよね？

同棲中の私も同じ生活です。そしてこの生活を幸せで特に不自由を感じていない。
でも、家族からは顔を見るたび早く結婚して子供をつくれと言われて、友人はどんどん結婚して子供ができている。
今の生活に満足してるけど、結婚も子供もほしい私は周りをみて焦りはある。

※結婚してない人、子供がいない人🟰幸せじゃない人、幸せになれない人。

こういう考えに捉われて苦しくて自分が周りより劣っているんじゃないか、なんで自分は幸せになれないんだろうと自暴自棄になってしまいます。

わたしの生活は完璧である、と沙名子は思う。これ以上ないくらい。ひっかかりはなにもない。足りないものも過剰なものもない。きっちりと働いて責任を果たし、働いた分の給料を適正にもらい、自分のために使う。

森若さんは自分の生活を考え、こう言ってましたが、周りを気にせず、自分のことだけを考えたら、自分で稼いで好きなように暮らすことってとても幸せな生活なんだよなあ。

タイミングとは不思議だ。時が流れの速い川だとしたら、デコボコした穴とか曲がり角のようなものだろうか。ひっかかったり、しぶきが飛んだりして、急に流れが変わるのだ。
だったらデコボコしているほうがいいのか。沙名子は急に思い当たって愕然とする。
なるべくなめらかに、均等に、きれいに流れるまっすぐな川にしようとして、ずっと努力してきたのは間違いなのか。イレギュラーなことが起こっても、もとに戻さないほうがいいのか。
すべてにイーブンを目指していたら、大事なタイミングが消えてしまうのか。

天天コーポレーションの営業の若手エースの山田太陽のことをずっと好きだった同僚が山田太陽を諦めささいなきっかけで再会した人とスピード結婚した時の森若さんの台詞です。

めっっっちゃ分かる

長く付き合ってる私よりスピード結婚した友人が多すぎてタイミングなんだよなと思いました。

私も森若さんと同じで自分も周りも均等になめらかになるように尽くしてしまうタイプです。でもボコボコだっていいのよね。時にはなめらかにすることをやめてボコボコのまま流れるのもいいのよね。もしかしたら岩にあたって違う流れになったり、川から出てしまったとしても結果的に良くなることもある。

※生まれつき↑みたいな性格の人が羨ましい。

森若さんが1巻の終わりで岩に当たって流れを変えたみたいに私も岩に当たってみようかな？

そして1巻がすごく良いところで終わってしまって続きも見たいし、他の本も読みたいし、、で葛藤しています😑🌀

なんだか恋愛のことばかり触れてしまいましたが、メインとなる領収書から見えてくる会社の問題、人間関係も面白いです。
ドラマも観たいです❤︎