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10/4都市景観の日

毎年10月4日は都市景観の日です。
美しい街並みの創造や保全など都市空間への意識啓発を図ることを目的に、平成2年に定められたこちらの記念日。10(と)4(し)の語呂合わせが記憶に定着しやすく、自然と建造物の調和を目指し設計された私たちの営みが、ときに世界中の人々を魅了するほどに見事な風景を生み出します。

そんな都市景観に貢献する構造物の1つが“橋”の存在!

交通インフラとしてだけでなく、街のデザインをカタチづくり、また時々の情勢をも反映する橋梁は、昼と夜で異なる表情を見せ風景に溶けこみます。
1926年に隅田川に架設され当時の最先端技術が搭載された“永代橋”は、特徴的なアーチ形とコバルトブルーのライトアップが存在感を放つ東京のランドマークです。
かつて赤穂浪士が打ち入り後に渡ったとされる永代橋ですが、昔と今とで姿かたちを変えながらも、常に欠くことのできない交通インフラとして人々の生活を下支えしてきました。
近代化した永代橋の欄干部分は日没15分後から23時まで四季折々に色を変えますが、世情を反映したイルミネーションが人々の心に訴えかけることもあります。
世界アルツハイマーデーにはオレンジ色に。結核予防週間には赤色に染まる永代橋。
新型コロナウイルスが猛威を振るった近年、人々は医療従事者の方々への敬意とウイルス終息を願いブルーライトに心をひとつにすることもありました。
水面に反射する橋のライトまでもが美しさを放つ都市の景観。
都市景観の日を機に、人・構造物・自然が調和した日本の街並みに着目し、探索してみるのも楽しいですね♪

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