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あなたの困った上司はもしかしたら発達障害(グレーゾーン)かも?

上司とのコミュニケーションがうまくいかず、ストレスでうつっぽくなってしまった。。そんな経験はありませんか?

もしかしたら、その上司は発達障害(グレーゾーン)かもしれません。

その方は以下のような傾向はないでしょうか?

・話がなかなか伝わらず、違った解釈をされる
・部下のミスを一方的に責め立てる
・人の気持ちが読めない
・理論的ではなく感情的に話をする
・思い付きで行動したり指示をする
・共感力に欠ける
・部下に対する配慮や思いやりに欠ける
・思い付きで非現実的な目標や提案をする
・不測の事態が起こるとパニックになりやすい
・忘れっぽい
・ストレスを感じると部下に当たる
・「木を見て森を見ず」のように細部にとらわれて全体像を捉えるのが苦手、など。


早稲田メンタルクリニックの精神科医 益田裕介さんの解説がとても分かりやすいのでご紹介しますね。

『小さな職場で上司が発達障害(グレー)で、部下が鬱になるケース。職場カサンドラ』


この動画で紹介されている対策としては、「この上司より上の人が倫理的な態度をとる。きちんとリーダーシップを発揮して、ダメなことはダメという道徳心をしっかり教える」ということですが、小規模の職場で上司の上の役職の人がいない場合(その上司自身が社長や代表だったりする場合)などは対応が難しいですよね。

対処法に絶対的な正解はないので、ケースバイケースでその時に最善の対策を考えて実践していくしかないのですが、場合によっては退職を検討したほうが良いケースもあります。


私自身も過去に職場の上司や同僚と話が噛み合わなくて苦労したり、コロコロ変わる相手の言動に振り回された経験があります。(家族に発達障害当事者がいて、子供の頃から日常的にそういう体験はしていましたが)

相手のあまりに自己中心的な行動(と私には感じられた)に啞然としたり、一緒にやっていく自信がなくなってご飯が喉を通らなくなったことも。。本人に悪気はまったくないんですけどね。(^_^;)


当時はただ困惑するばかりで相手に腹を立てたりしていましたが、今はこうした知識があることで「この方はもしかしたら発達障害の傾向があるのかも?」と相手の言動を冷静に受け止めることができます。

そうすると、相手に悪気はないと思えるので必要以上に嫌な感情を抱かずに済みますし、その方との付き合い方を工夫するなどの対応ができるので、ストレスを最小限に抑えることができるんですよね。

ただ勘違いしていただきたくないのですが、発達障害を抱えている方が必ずしも周りを振り回すタイプの上司になるわけではありません。その方の性格や幼少期からの体験なども関わってきます。逆に、こうした上司に振り回される方の中には発達障害を抱える方も多いです。

発達障害の特性が原因で組織の中でうまくいっていないと感じたら、発達障害に理解のある専門家に相談してみることをお勧めします。自分も周りの人も快適にスムーズに仕事ができるよう、環境を整えたり工夫していくことが大切です。

ご参考までに、大人の発達障害の特性についてはこちらのページをご覧ください。


発達障害の特性である多動性・衝動性は、普通の人は思いつかないようなアイデアを思いついたり、それを実際の行動に移す抜群の行動力に繋がったりします。そういう方は起業家やアーティストに向いているかもしれません。

一つのものに興味が集中する特性は研究者や開発者に向いていたり、ルールや手順に忠実な特性は事務仕事やものづくりなどの仕事も適しています。

要は、「適材適所」が大切なんですよね!発達障害の特性による強みはたくさんありますから、それらを生かして自分も周りも幸せに仕事ができるといいですね。

ちなみに、私は発達障害の特性にはあまり当てはまらないのですが、組織の中で仕事をするのは苦手ですしリーダーとしての資質もありません。(^_^;)

私にとっては「自由」が何よりも大切なので、今のようにフリーで仕事をするのが向いているのでしょうね。

発達障害があってもなくても、自分自身をよく理解して自分に合った仕事内容、環境、働き方で仕事ができると一番幸せなのではと思います。

話は少し逸れましたが、職場でのパワハラや家庭でのモラハラにも発達障害が隠れているケースが多いです。(私の家庭もそうでした)

この世の中にはいろいろな人がいますので、こころの健康を保つためにも発達障害やカサンドラ症候群については多くの方に知っていただきたいと思っています。

自分はもしかしたら発達障害かもしれない、と感じた方は、自分の特性を理解したり対処法を知ることで対人関係を改善できたり、より楽に生きられるようになると思います。


この動画では益田先生の造語で「職場カサンドラ」という言葉を使っていますが、「カサンドラ症候群」とは自閉スペクトラム症(ASD)などを抱えるパートナーや家族など身近な人とのコミュケーションがうまくいかず、そのストレスから不安や抑うつなどの心身の不調が出ている状態のことです。

カサンドラ症候群については、大阪メンタルクリニックさんの記事が分かりやすかったので紹介させていただきます。


また、以下の動画も参考になるかと思います。

『パートナーが発達障害、カサンドラ症候群の治療法、その流れを解説』


『忠告や指導を無視する発達障害 カサンドラ症候群』


益田先生はこのほかにもカサンドラ症候群や発達障害関連の動画をたくさん出されているので、興味のある方はほかの動画もチェックしてみてくださいね!

また、動画を観てもどう対処していいか分からない、という方は一度カウンセリングをご検討いただければと思います。

今のあなたにとって最善の解決方法を見つけるお手伝いをさせていただきます。話すだけでも感情が解放されて、心も体も楽になりますよ♪ 


心理カウンセラー 高田奈津子

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