Audiostockレコーディングを「オンライン完結型」で実施してみました!
みなさんこんにちは!広報担当の宮崎です(^ω^)
"音楽を生み出す人をハッピーにする" をビジョンとしてストックミュージックサービス「Audiostock」を運営するクレオフーガは、新型コロナウイルス対策のため2020年2月から在宅勤務推奨の体制で活動してきました。
通常業務はリモートでスムーズに進められている中、自社スタジオでこれまで行ってきた「Audiostockレコーディング」の取り組みも、リモート対応に挑戦しています。
今回は、4月に試験的に行った「オンライン完結型のレコーディング」について、その経過などをご紹介します!
そもそも、Audiostockレコーディングって何?
Audiostockレコーディングは、ストックミュージックサービス「Audiostock」で楽曲を販売するクリエイターとプロの演奏家をマッチングし、生演奏の録音を行うことで、クオリティの高い楽曲販売につなげるための取り組みです🎶
音楽クリエイター、プロの演奏家、レコーディング・エンジニアの3者の皆様にご協力をいただき、2018年4月から定期的に自社スタジオ「Audiostock studio」でレコーディングを行ってきました。
↑スタジオレコーディングの様子↑
これまで、バイオリン、アコースティックギター、トランペット、フルート、尺八、三味線などのプロの演奏家をお招き致しました🎻
▽2019年9月にレコーディング30回目を迎えた時のブログはこちら!
それぞれのプロフェッショナルの力を結集させて完成したレコーディング作品はお客様にも大好評で、Audiostockでも人気作品となっています!
Audiostockレコーディングについてはクリエイター向けメールマガジンで随時ご案内しています。音楽クリエイターの方のご登録をお待ちしています!
▷ご登録はこちらから:https://audiostock.jp/
オンライン完結型のレコーディングの実現を目指して
今後、新型コロナウイルスとの共存が求められる「withコロナ時代」の中で、音楽家の方々の活動支援を続けていくために、当社としてできることをしたいという想いがありました。
そんな中、まずは従来のスタジオレコーディングに加えて、オンラインで完結できるレコーディング環境を整えるべきと考え、4月に第一回目のオンライン完結型のレコーディングを試験的に実施しました!
レコーディングの基本的な流れは、下記のとおりです。
①Audiostock音楽クリエイターへの「楽曲募集」
②音楽制作チャットツール(Co-Writing Studio)へのご招待
③演奏家による演奏・録音
④レコーディング・エンジニアによるミックス・マスタリング作業
⑤Audiostockでの販売開始
③の「演奏・録音」は、通常のレコーディングでは音楽クリエイター、演奏家、レコーディング・エンジニアの3者の皆様にお集まりいただき行っていましたが、オンライン完結型のレコーディングでは演奏家へお任せしていることがポイントになります。
進行方法が変化する中でも、円滑に進めるために工夫した点についてご紹介します!
1) 演奏家の「録音環境」をサポート
今回、ご自宅での録音環境が一定基準、整っていらっしゃる演奏家の方へご依頼いたしました。その前提の上で、より良い録音環境のために必要な機材(マイク等)の選定を、Audiostockのコンテンツディレクターより個別にサポートさせていただきました。
2) 「要望書」の事前提出により、進行をスムーズに
オンライン完結型のレコーディングでは、演奏家に演奏だけでなく録音作業も行っていただくため、通常のスタジオレコーディングのように、演奏だけに集中していただくことが難しい環境になります。
そこで、演奏家が感じる不安をできるだけ軽減するため、音楽クリエイターの方にはレコーディング前に、演奏家へ「要望書」を提出いただくことにしました。
要望書には、楽曲のイメージや、演奏への具体的な希望をできるだけ詳しく記載していただきます。録音時のリアルタイムのやりとりが行えなくとも、音楽クリエイター側の意図が演奏家に届くように努めることで、録音後のリテイク発生回数を減らすことにもつながります。
レコーディングは無事成功し、Audiostockで販売がスタートしました
2020年4月にオンライン完結型でレコーディングを行った楽曲は、無事にAudiostockで販売がスタートしました!こちらの2曲になります🎶
バイオリンの繊細な音色によって、楽曲の表情が豊かに感じられますね…!それぞれの曲のイメージに寄り添って演奏をしていただいたことで、楽曲の魅力がさらに引き立てられています。
【まとめ】オンライン完結型のレコーディングでの気づき
今回の試験的な取り組みによって、オンライン完結型でレコーディングを実施するメリットと、改善すべき点があることが分かりました。
<メリット>
・オンラインで完結することにより、レコーディング参加者の感染リスクにおける不安を払拭できる
<要改善点>
・リアルタイムで演奏についてのディレクションが難しい
※演奏家の方々へ、クリエイターの意図を汲み取っていただける仕組み作りが必要。
オンライン完結型のレコーディングでは、演奏時にリアルタイムでのやりとりができないため、円滑なコミュニケーションとディレクションを行う仕組み作りは課題の1つです。今後も、参加者の皆さまよりご意見をいただきながら、より良い作品づくりの環境をアップデートしていきたいと考えています。
音楽家のオンラインでの収益化をサポートしていきます
緊急事態宣言は解除されましたが、今後はリモートでの活動も常に視野に入れて過ごしていく必要があると考えています。
当社は、クリエイターの皆さまからお預かりしている作品の収益最大化を目指すため、オンラインでの収益化に役立つ取り組みを検討していく予定です。
「こんな取り組みが必要!」「こんなことに困っている」といった皆さまのご意見も是非いただけたら嬉しいので、お待ちしております!
※公式Twitterでも、情報をご紹介しています🎵(@creofuga_info)
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