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宇田 裕香子
入社2年目。大学時代はグラフィックデザインを主に学び、ロゴデザインやポスター制作、ブランディング等、幅広く作品作りをする。
現在は広告代理店に常駐し、主にSNS企画やブランドサイトの更新、PR業務などを行う。


ものづくりや芸術への興味と探求心から

 小さい頃からお絵描き三昧。編み物、縫い物、折り紙、工作…とにかく「ものづくり」が大好きな少女でした。加えて飽くなき探求心があり、色んな本を読み漁ったり、冒険するのも大好きでしたから、大学は自然と芸術系に進んでいました。

 広告への興味はずっとうっすらとあって、特に広告のポスターを見るのが大好きでした。大学に入ったばかりのその興味は、本を読むのと同じで「見て楽しむ」ものでしたが、大学での学びを経て「自分がつくる側」になる選択肢を与えられたことで、広告業界で働きたいという夢が確固たるものになりました。

 といいつつ、元々広告代理店勤務を目指していたわけではありません。本当はデザイナーとして広告に関わりたくて、大学4年生の春まではデザイナー枠の就活をしていました。しかし新卒デザイナーは狭き門。玉砕を繰り返し、何とか広告に携われる方法を模索していたところクリークに出会い、大手広告代理店に常駐するという形で夢を叶えました。

自分が社会の歯車になっている実感と責任

 今、周りを見渡してみてください。看板、チラシ、すれ違う人々が持っているショッパー、好きなアイドルの映像、お菓子のパッケージ…。全部全部広告。社会は広告で溢れています。広告業界に入るというのは、想像以上に皆さんの生活に大きな影響を与えるということです。

 私が携わっているのは大手食品会社のブランドなので、普通に生活していてもその広告をよく目にするし、その反響をSNSで見る機会も多いです。自分が携わった広告の影響を肌で感じ、「私がいたからこの広告が出来ているんだ」という感覚は喜びであり、大きなモチベーションになります。ただそれに比例して「自分の行動が社会に影響を与えている」と大きな責任も容赦なくのしかかってきます。

 文字間違い等の小さなミスも許されない。スケジュールが遅れるなんてもってのほか。なのに大抵想定していないトラブルが発生します。それでも、なんとか無事にローンチしなければいけないので、勤務時間のほとんどは各所へのメール、電話、MTGで消えていきます。毎日色んなことに追われ、色んな人を追いかける日々。そうやって地道な作業を繰り返して大きな成果を出すのです。

 まさに歯車ですが、小さくてもとっても重要な歯車です。

やっぱり代理店

 皆さんが想像している通り、代理店業務は結構しんどい仕事です。まぁ他の仕事を経験したことがないので分かりませんが、暇だなと思える時期は年に1回あるくらいで、1年目から自分の案件をもって一人で回していたし、お金の管理もするし、忙しい時期はてっぺんを超える日々が続くし、得意先とプロダクションに挟まれ、双方に頭を下げ続ける日々で、友人たちの仕事の話を聞いても、やっぱり段違いで激務なんだなと感じていました。

 じゃあ、何でこんなにしんどいのに広告業界で働くのかと言われれば、純粋に楽しいからです。これだけ大変でも「月曜日来るの嫌だな」と思ったことがないくらい、楽しいです。しんどい仕事はこの世に沢山ありますが、楽しいと心から思える仕事は少ないんじゃないかなと思います。数か月頑張れば、新しいものを世の中に発信できるというのは、いつまでもワクワクします。

最後に

 正直、元々広告に興味があって、大学である程度学んでいたとしても、仕事になるとそういう知識じゃ太刀打ちできない場面しかないです。なので、未経験でも何一つ心配することはないと思います。荒波に揉まれながら流されるようにやっていけば、いつの間にか出来るようになっているし、その成長を感じるのもまた楽しいです。

 何かに興味を持っているというのはとても素晴らしいことなので、そこにもう少しの勇気を足して、新たな世界に踏み出してみてもらえたらな、と思います。


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