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カリーニングラードはロシアのバルト海玄関口!EUから孤立プーチンの怒りMAX

ロシアのバルト海に面した「カリーニングラード」の飛び地をめぐり、ロシアとEU諸国の間で緊張が高まっています。

カリーニングラードはポーランドとリトアニアに挟まれた飛び地で、ロシア軍のバルト艦隊の本拠地のあり重要な軍事拠点です。

しかし、周辺国がNATOに参加しており、ウクライナ軍事侵略の制裁によって、ロシアの領地が陸の孤島となる危機に面しています。

今回のウクライナ侵略で、EUの経済制裁のリストにある物資の輸送を阻止する対策をリトアニアがとったため、ロシアは物資の供給ができなくなります。

フィンランドとスウェーデンが正式にNATO加盟国になり、追い詰められたプーチン氏がどのような対抗措置をとり、軍事攻撃を仕掛けてくるか緊張が高まります。

【ロシアの飛び地となった経緯】

19世紀にドイツ統一の中心となった都市の一つで、また、カントの生まれ育った街で、ドイツ人の職人によってできた都市ですが、

第一次世界大戦で敗れたドイツが、再びポーランドに攻め入りることで、第二次世界大戦が始まります。

しかし、第二次世界大戦のドイツの敗戦によりソビエト領となり、その後ソビエト連邦は、バルト三国も併合します。

1991年にソビエト連邦が崩壊することで、ポーランド・リトアニアが独立し、カリーニングラードはロシアの飛び地となってしまいますが、

外国投資家により自動車産業などが発展し、 住民は自由に行き来でき、西側諸国とロシアのハブとして栄え、ロシアの経済特区に指定されています。

現在も、ロシアの安全保障の問題で、ロシアが絶対的権利を維持することになっています。

ロシアにとっては、カリーニングラードは、バルト艦隊の本拠地で、核兵器搭載可能なミサイルを配置し、ヨーロッパ全体を射程に収めることができます。

カリーニングラードをめぐる情勢は、ウクライナにとても似ており、今後、この地を拠点にプーチン氏が軍事攻撃してくる可能性が高まっています。


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