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更年期頭痛との闘い

頭痛に悩まされはじめたのは数年前のことで、ある日突然嘔吐と下痢を伴う激しい頭痛に襲われた時は、あまりにもひどい症状なので「こりゃ、死ぬな」と思ったもんです。

痛い最中は「あ〜もう死ぬのか。頭痛で死ぬのか。なんかもっと違う感じがよかったな。まだやり途中のこともあるし、中途半端の状態のままジ・エンドなのか。」と覚悟した感じで、生きてきた人生を振り返るというよりも、ついさっきまでやっていたこととか、死んだ後に後始末してもらいたいことを誰かに伝えなきゃ、みたいな気になることが多く、「もっとこうすればよかった」「まだ死にたくない」なんて気持ちにはならないんだなと、冷静に思う自分に驚いたりしてね。
残される側の方が気になっちゃって「暗証番号書いたメモの場所教えておけばよかった」とか「アレ食べちゃわないと悪くなるから、まずアレから食べてくれ」っていうたぐいの、どうでもいい心配の方が頭に浮かぶわけですよ。

痛みから抜け出すと、あ〜良かったと胸を撫で下ろす状態になって、頭痛でのたうちまわっていたのがウソみたいに元気になるんですけど、その数日後には「またあの痛みに襲われるかもしれない」っていう恐怖がやってくるわけです。

死にそうな痛みと共に、上(口)からも下(尻の穴)からも水分が放出され続けるので、しまいには内臓が出ちゃってスプラッター映画のワンシーンみたいな光景になるんじゃないか、とか本気で思うんですね。

ツラい。
この頭痛、マジで辛いんです。

地元の町にある一番大きな病院で脳のMRI検査をしても異常が見つからず原因不明と言われちゃったもんだから、なぜこんなことになるのかがわからないまま過ごさないといけない、っていう不安も膨れあがってましたしね。

だって、頭が砕け散るんじゃないかと思うくらいの激痛プラス激しい嘔吐、っていうだけでも急を要する病気と思うじゃないですか。
ただワタシの場合はそれに下痢症状が加わったので「もしかしたら、頭の病気ではないのかも?」という疑問は湧いて出てきたわけです。

で、ネットで調べまくるんですけど、全ての症状を網羅する病名というのは出てきませんでした。
症状からすると片頭痛であることは間違いない(過去記事→「片頭痛らしい」)んですけど、「激しい下痢症状」という文言は見当たらないわけですよ。

それで、いつどんな感じで頭痛が起きたかをチェックして記録したものを、いざ見つけた頭痛専門のクリニックに持参したことで「月経時や排卵期など女性ホルモンのバランスが大きく崩れる際に起きる頭痛」であることがわかりました。

要は、更年期ですね。

老眼といい、物忘れといい、老いを着々と感じてはいたもののホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗等)なんかはないので、まだ更年期ではないだろうと思っていたんです。

代表的な更年期症状の中で、ホットフラッシュは血管運動神経系の症状。
ワタシの場合これではなく、頭痛、めまい、耳鳴り、もの忘れ、集中力の低下などの精神神経系の症状みたいで、ここにある時期だけ消化器系の症状が加わる、といった感じでしょうか。

約2年前に頭痛専門のクリニックを訪れたことで、原因がハッキリして対処できるようになり、そのおかげで今は安心して過ごせています。
頭痛を記録する「頭痛ダイアリー」は着々と増えていますがね。

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片頭痛は現在進行形ではあるものの頻度は少なくなってきたので、以前よりはだいぶラクにはなりました。

ちなみに、更年期を詳しく説明するサイトでは
『片頭痛はエストロゲン(女性ホルモン)の減少が明らかな誘因の1つと考えられていて、月経に伴う片頭痛は月経時・黄体期のエストロゲンの低下で説明されています。片頭痛は、エストロゲンの「ゆらぎ」が激しい閉経前に悪化し、エストロゲンの変動が抑まる閉経後には軽快します。』
とあるので、あと数年もすれば片頭痛からは解放されそうです。
「終わりがある」というのがわかったことで気持ち的に落ち着き、若干の希望が見えた感じですかね。

何にせよ、(女性の)更年期は閉経前後合わせて10年の期間らしいので、アラフィフのババアは今その真っ只中にいます。
いつの間にかそんなことになっていた感じですけど、よく眠れるし、イライラすることもなく過ごせているのはラッキーだと思って、この更年期を乗り切りたいと思います。

参考サイトはこちら↓


みなさまのご支援に感謝します。