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頭痛専門のクリニック

以前noteで「片頭痛らしい」と書いたんですけど、いきなり頭痛が発生して2〜3日寝込むっていうのがほぼ毎月になってきてツライので、頭痛外来に行ってきました。
おそらく片頭痛であることは分かってはいたものの、調べると片頭痛の薬は市販されておらず医療機関で処方されるものらしいので、それなら一度は受診しておかないとと思いましてね。
とはいえ、何科に行ったらいいのかもわからないので検索してみると、我が家から車で30分くらいのところに頭痛専門のクリニックがあるのがわかり、試しに行ってみることにしました。

そこは予約の必要がなくいつでも受診できるようだったので、先週の金曜午前の受付が始まる頃に到着するよう準備して向かいました。
駐車場にも無事停められて、いざ入口に行ってみるとなんと「本日臨時休診」の貼り紙が。

マジか。

仕方がないのでその日は帰宅しましたが、翌日リトライするかを悩みましてね。
土曜の午前、しかも初診となると長時間待つのを覚悟しないといけません。
かといってここで行かないと「今度でいいか〜」となり、次に頭痛が起きるまで放置する、っていうのがわかっていますからね。
あくまでも片頭痛は自身の判断でしかないので、早急に原因を特定したいというのが決定打となり、結局翌日の土曜朝イチに行くことに決めました。

受付時間は9:00〜12:00。
9:00ピッタリに到着して受付を訪れると、既に待合室は人でいっぱいです。「今日は初診の方が多いので、だいぶお待ちいただくと思いますがよろしいですか?」
よろしいも何も、待たないと受診できないわけで。
昨日も来たし、ここで諦めて帰るわけにはいかないので「はい、大丈夫です」と、とりあえず笑顔で答えておきましたよ。

待合室をサッと見渡すと、6組ほどが座っている様子。
診察時間を1人10分とすると待ち時間は60分の計算ですが、初診多数となると更に時間がかかるので、それぞれに5分足して見積もると30分追加となり、1時間半待ちの予想となります。
最低でもこれくらい、という覚悟でじっと座って待つことにしました。

で、待てども呼ばれず、2時間が経過。
ワタシより先に受付をしていた人もまだ数人いる状態です。
というのは、待合室ではなく車内で待機している人が数組いることがわかりましてね。どうりで、今目の前にいる待ち人の人数が全く減らないわけだ。
しかも、院内の掲示板には「MRI検査は20分程度かかりますので、お待ちいただくことがあります。ご了承ください」とお知らせが書いてあるではありませんか。

大誤算。

しかも、途中で急患が出て診察はストップするしで、「土曜の午前恐るべし」って感じですよ。
待合室の壁に掛けてある大画面ともいえないテレビの音量が小さ過ぎて聞き取れず、映像よりも遥かに遅れて流れる字幕を仕方なく目で追いながら、「王様のブランチ」をスタートから第1部の終わりまでガッツリ見るっていうね。
第2部がはじまってすぐくらいにやっと呼ばれて、待ちに待った診察を受けましたけど、結果は思った通り、典型的な片頭痛でした。
しかも、更年期も絡んでくる時期で一番重い症状になっているとのことで、脳の病気の心配はないとの診断でしたが、せっかく待ったし、念のためMRI検査をしてもらうことにしました。
検査は待たずにすぐ済んだんですが、結果待ちで更に待機し、全て終了した時には13:30を過ぎていましたよ。

余談ですけど、MRIってすごいですね〜。
脳梗塞の診断のためだけのモードとか、血管だけの画像とかがあるんですよ。
ちなみに「MRI」とは細胞組織の動きを把握する画像撮影検査(磁気共鳴画像撮影法)のことで、正式には「Magnetic(磁気) Resonance (共鳴)Imaging(画像)」といいます。
検査では、大きなトンネル型の装置の中に強力な磁場を発生させて、ある周波数の電波を照射します。
すると、体の中の水素原子が移動します。一定時間経ってから照射を止めると、体内の水や脂肪など、電波によって移動していた組織が元の位置に戻ろうとします。この時の細胞組織の動きを画像として取得して、その画像から脳梗塞などの異常を発見するのがMRI検査、だそうです。

4時間越えの受診は久しぶりでしたけど、頭痛のある時にはとてもじゃないけど無理ですね。
普通ならこれで懲りるところですが、受付の方や先生がとても親切丁寧だったのでイヤな気分になることは全くありませんでした。
常に個々に向けて「お待たせして申し訳ありません、今こういう状況です」という説明と謝罪がありましたし、先生においても「大変お待たせして申し訳ありませんでした」と丁寧に頭を下げられた後にわかりやすい説明をしてくださったので、これは時間がかかって当たり前だと納得しました。
片頭痛の薬は5種類ほどあるそうですが、この日は「ゆっくり長く効く」タイプのものを処方してもらい、頭痛を記録する「頭痛ダイアリー」をもらって帰りましたよ。

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服薬についてもワタシの考えをきちんと聞いてくださるし、無理強いも押しつけも一切ない、安心して相談できる先生でした。
原因がわからなかった頭痛の正体がハッキリしたし、診てもらえる先生も見つかったので、あとはこの頭痛とうまく付き合っていく方法をなるべく早く身につけたいと思います。

みなさまのご支援に感謝します。