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達成感が得られなかった理由

先週は、『自分好みのバッグにするために、既成のバッグに手を加えた』っていう記事を書きましたが

この続きです。

ストラップ部分のきちんと織り込まれないまま縫い合わされていた所を修繕し、ヘンテコなタグは切り取るのが難しかったので手芸用の装飾テープで上から隠すことにしまして

これを上から縫い付けてみたところ

なんだか、『和』に仕上がってしまったんですけど

まぁ、良しとします。

バッグのかぶせ部分を付け替えられるようにしたので、夏に使えるように綿のニットで作ってみるつもりで試し編みをしている、なんてところで先週は終わっていましたが、そのまま勢いづき、付け替え用かぶせのニットバージョンが出来上がったので装着してみました。

編み物はど素人なので、歪んでいるのは普通です。
編み物に詳しい方からすれば、「とんでもなく下手クソ」というのがもっともなご意見であることは承知していますが、外国で買ったチープなバッグと思えば全然気にならないので、ワタシ的には全く問題ありません。
ど素人のクセに行き当たりばったりで編むもんで、毎回「こんなもんかな」っていう感覚だけでやってますから、綺麗に仕上がるわけがないんですね。
途中で形がおかしくなったり、ゆるい・きついとなったら解いてやり直す程度で、よっぽどのことでない限りは OK としています。
基礎もままならないままもう10年以上も我流でやっているので、間違っていることがしばしば、今回も編み終わってから「コレじゃダメなんだ」と、たくさんのことに気づかされるんですけど、それでかまわないわけです。


今回使用した糸は、100円ショップで見つけた綿100%のコレ ↓ で

2色購入しました。

2種のゲージをとってみて様子を見てから

出来上がりサイズに合わせて目を決めて、適当に、思いついたまま編んでいきます。

そろそろかな?、っていうところで色をチェンジして

この辺か?っていう場所にボタンホールを作り

縁編みをしたら完成。

すごく適当。故に、見事な歪み。

このまま装着しても別にいいんですけど、ボタンホール部分が少しゆるいのと、赤い糸が毛羽立つ?感じで細かい繊維がポロポロ出てくるので、水通しすることにしました。

形を整えて乾燥させてみたら

だいぶマシになりましたね。


大抵、こういった作業のあとは達成感で爽快な気分になるもんですが、今回は達成感が全くありませんでした。
それは、なぜか?
答えは簡単、出来上がりに納得していないからです。

ワタシの場合、こうなることが多々あるので、今はじまったことではないんですけどね。

「達成感」の意味は、ある物事を成し遂げたときに得られる満足感や高揚感などのこと。
たくさんの時間をかけてひとつのモノを仕上げても達成感がないのはなぜなのか?と考えた時、『満足感といった感情が伴わなければ達成感は得られない』ということに気づいたわけです。
『 完成したら達成感を得られるわけではない』ってことですね。


何か満たされた場合に起きる感情は「満足感」「充実感」「充足感」などがあります。

『満足感』とは、充分に納得している気持ちのことで、言い換えると「納得」。『充実感』とは、充分に満ち足りた気持ちのことで、言い換えると「充分」。
『充足感』とは、充分に足りている気持ちのことで、言い換えると「補充」。

「満足感」は、一番納得出来るもので "上出来" のことをいい、「充実感」は十分に有益なものが手に入ることで "満足" の部類に入り、「充足感」は不足感が解消される補充・補足されることによって起きるもので "不満は無くなる" 程度のもの、といえます。

まさに今回は、満足感も充実感も充足感もなかった、ってことなんですよ。
だから、達成感が得られない。

一番、嫌いなパターンです。

そもそも、適当にやっても出来てしまっていたので基礎をおろそかにしたからっていうのが原因ですから、自分のせいなんですけどね。
これに限らず日頃から、ろくに説明も読まずに物事をやりはじめるっていう、己の勘のみで行動するタイプなので、こうなって当然なんですが。
なんとかなるだろうと、なぜか根拠のない自信があるので、これが厄介なんだと思います。

っていうので、『かぎ針編みの基礎』を Youtube で見まくっているところです。
編む前に見ろ、って感じですけど。
とはいえ、達成感についてはスッキリしないままなので、別のことで達成感を味わおうと、手縫いした"裾よけ"と同じ布地で "替え袖" をチクチクと縫っています。


ちなみに、達成感については4年前の記事 ↓ でも

『達成感が得られない家事は嫌いだ』と書いています。
成果が得られないと全てが無駄だったと感じてしまうマインドは今でも変わっていませんが、これは "向上心" と捉えることにして、「やってみて学ぶ」をこれからも続けたいと思います。

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