はじめての方へ

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はじめまして、芝哲也といいます。

普段は運営している Cauz(コーズ)というデザイン事務所でクリエイティブ・ディレクター(デザイナーが成長した感じの役職)を、一般社団法人クリエイティブ思考協会という会社でコンサルタントをやっています。また、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント学部で博士課程におりまして、創造性とイノベーションの研究をしています。そして、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部というところで教授などもやらせていただいています。

「できない理由」が知りたくて歩み始めた「デザインの道」

17年ほど前に友人の導きでデザインという分野に出会いました。そこで不器用だった自分は「この世にこんなに難しいことがあるのか!」と衝撃を受け、「できない理由が知りたい!」と、デザイナーになることに決めました。そこから海外・カナダでデザインの勉強をしたり、そのまま就職したり、帰国したりと修羅の道を歩むことになったのですが、幸いよき先生方、先輩方に恵まれ、その導きにより、「できない理由」を「できる理由」に変換し、「つくりかたのつくりかた」を開発しながら17年歩んできました。

ここで話す「デザイン」が指すもの

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カナダでデザインを学んだからなのか、はたまた、今まで務めた会社が特殊だったのか、僕の仕事で扱うデザインという言葉の定義は、広義のデザインより少し広いようで、グラフィックからウェブ、映像、プロダクト、サービス、場、ひいては会社やブランドまで、デザインと名のつくものは全て守備範囲としています。また、写真や家具、雑貨作りなどにも範囲が拡張しているため、僕はデザイナーというよりは、クリエイターという方が適切かもしれません。

「それって研究なのでは?」から始まった創造性の研究と教育

帰国後、20年前に僕をデザインの道に引き込んだ友人に、「君がやってることは『研究』なのでは?」と指摘を受け、大学院に進学、学術的に、創造性とイノベーションの研究をしました。また、前々職、カナダではブランディングを、前職、日本では、イノベーションやソーシャルデザインを実践していたため、慶應義塾大学でMake Great Ideasというデザインとイノベーションの授業も担当させていただいています。

クリエイティブ思考とウェルビーイングセンタド・デザイン

世界にはデザイン思考やシステム思考など様々な考え方が提唱されているのですが、①直感的でなかったり、②実践が難しかったり、③効果が現れにくかったりします。そこで、「不器用すぎる僕が少しできるようになるなら、誰でもデザインやクリエイションができ、イノベーションを目指せるメソッドを作れるのでは?」と思い始めました。20年間の試行錯誤やコツ、既存の思考法と研究の成果をまとめ、クリエイティブ思考という形にすることになりました。

また、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科で出会ったのがウェルビーイングという考え方で、僕の恩師である前野隆司教授が提唱している「幸せの4因子」の話を聞いたときに、それってイノベーション起きちゃうんじゃないですか?と思いました。

幸せの4因子というのは、1500人の「私は幸せです!」という方々にアンケートをして統計的に見つけ出した因子のことです。幸せの仕組みを統計を使って導き出したのは前野先生が初めてだったので、ウェルビーイングの第一人者になっています。

その因子とは、
①自己実現と成長:やってみよう因子
夢・目標・強み・成長・自己肯定感
②つながりと感謝:ありがとう因子
感謝・利他・許容・承認・信頼・尊敬・自己有用感
③前向きと楽観:なんとかなる因子
前向き・楽観性・自己受容・レジリエンス
④独立と自分らしさ:ありのままに因子
独立・自分らしさ

のことなのですが、これらを聞いたときに、デザインをする時、もとい、新規事業やイノベーションするときに必要な条件のことだなぁと思いました。

そして、これらを満たすと幸せになるんだったら幸せとイノベーションはくっつけてしまうといい結果が出る上に、やってる最中もやり終わった後も幸せなのではないかと思い、前野先生にお話したところ「イノベーションの研究とウェルビーイングの研究別々でしてたのに繋がったんだよね」ということを言われたので、慶應GICという慶應義塾大学が英語だけで卒業単位が取れるように作ったプログラムで、Make Great Ideasというデザインとイノベーションの授業の内容を、ウェルビーイングとクリエイティブ思考掛け合わせてイノベーションを目指す授業を作ることになりました。その授業が波及して、ソーシャルクリエイターズ・スクールというスクールを展開したり、企業様に研修やコンサルティングをおこなったり、社会創発塾という塾の運営をさせていただいたり、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部で教えさせていただいたりしています。

すべての人は幸せになるといいなぁと思うものの、まずは身近な日本からということで、 人生100年時代、日本に住む1億2000万人の創造性を解き放ち、1人1つイノベーションを目指すことでウェルビーイングになる。

「1億2000万個のイノベーション」を目指して、研究、実践、教育を行っています。

このノートで展開していく情報

こちらのNoteでも、「すべての人の創造性を解き放ち、1億2000万個のイノベーションを創出する」を軸に様々な話題を書かせていただこうと思っています。また、最新のアクティブラーニングの情報、ウェルビーイングイノベーションや、クリエイティブ思考、オンラインでできるアクティビティ・ワークショップの情報など書かせていただきます。

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