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詩 夜を泳ぐ

今日も西の空に日が沈む 空が表情を変えていく            
青にオレンジが差して 空はまるで燃えている 
            
眩しく塗られたその色も 段々と抜けていく 夜が近い       
星がかすかに光り出す 頭上に広がるキャンパスが         
鮮やかな彩りをつくるのを ずっとずっと眺めていた

冷たい風が澄んだ夜に吹き抜ける 瞬く空に虫の音が混ざって
雄大に広がった遥か上空のステージの輝きは最高潮に達していた
あの舞台に届くなら この身を投げて飛び込みたい

あんなに優しい華やかさに包まれて 自由に泳ぐことができたなら
身体に残るブルーのインクもきっと鮮やかに光り出す

いろんな色を蓄えて何でも受け入れた夜空の黒に浮かんだ
あの星座の一部のように

無数の人が見上げるこの空には数多の色が溶けている

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