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こころのシミュレーション

面接や交渉のアドバイスをさせていただくことがあります。

どちらも相手のあることですので、準備がたいせつです。

面接や交渉のための準備にはいろいろありますが、中でもカギになるのが、想定問答をつくること。

そう、記者会見や株主総会で用意する、「こういわれたら、こう答えよう」というあれです。就職面接などでも準備しますね。

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想定問答をつくる時の基本的な流れは、

・想定される質問を書き出す
・それに対する答えを書き出す

を繰り返すことです。もっとも聞かれそうなことからはじめ、どんどん増やしていきます。就活でいえば、「志望動機は?」など。

大切なのは、頭の中だけで終えずに、必ず書き出すこと。

書き出して残せば次に使えるし、同じシーンでなくても別の場面で転用できたりもします。

・・・

そもそもなぜ想定問答をつくるのでしょうか。

・質問に対して答えるため
・質問に対して正確に答えるため
・質問に対して慌てず答えるため
・質問に対して相手が満足するよう答えるため
・予期せぬ質問などで頭が真っ白にならないため

など理由はいろいろありますが、最後の

頭が真っ白にならないため

という理由は、意外と見落とされがちです。おそらく、「志望動機は?」などの基本的で予期できる質問の回答を作ることにエネルギーを割かれるためかもしれません。

面談などの大切なシーンは、緊張しますよね。予期した質問がきたとしても、心の中はドキドキするものです。そんな時、もしも予期せぬ質問が飛び出したらどうでしょう。

「え、そんなこときくの?!」

と、驚きやショックで一瞬こころが乱れると思います。この心の乱れが命取りになり、心にもないことを話したり、平常心でいさえすれば答えられたことが出てこなかったりしてしまいます。

準備したつもりなのに失敗した

などという時、この心の乱れが原因であることが多いです。

・・・

想定問答は、そんな心の乱れを想定して作ることで、とても強力な武器になります。まさに

こころのシミュレーション

というわけです。

日ごろから、いろいろなシーンを思い浮かべながら

・想定される質問を書き出す
・それに対する答えを書き出す

というサイクルを回しておくといいです。

なるべく想像力を駆使してたくさんの質問を書き出しましょう。そのストックが、将来のピンチから自分を救ってくれます。

今日は以上です。
読んでいただきありがとうございました!


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