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旅するLeica|フィルムカメラ、M4-2とM11で巡る京都三条宵闇リバーサイド・ウォーク

先日、友人が京都で中古カメラを購入した。
それなりの年代物の、フィルムカメラだった。

購入の様子はこちらから

もともとフィルムカメラには興味があり、
いつかどこかのタイミングで手に入れたかったそうで、今回のフォトウォークは、まさに良いきっかけとなったわけだ。

フィルムカメラに詳しいノリフネさんが一緒にいたことも幸運だった。
私では、見た目やシャッターフィーリング以外のことをここまで丁寧に解説は出来ない。

何を買うかも大事だが、誰と買うかも実はとても大事なのだと気付かされる。

新しいカメラを買う時は、いつもわくわくする。
それは買うのが自分でなくても、友人でも同じだ。

これからともに歩むパートナーとなるカメラだ。
いくら悩んだって、悩み足りないのは間違いない。

カメラの購入が終わった頃には、すっかり日が暮れていた。
京都・三条の夜に、私達の足音が溶け込む。

Leica M4-2

まずは私もフィルムカメラを手に歩いた。

1979年生まれのLeica M4-2
いまでは欠かせない、大切な相棒だ。

鴨川沿いから四条へと下る。
この街は私の故郷ではないが、今は私の居場所だ。

シャッターを切るたび、フィルムに焼きつくのは古都の断片。
だが、写真には写らないものがある。

夕暮れの三条|Leica M4-2

この街の空気、人々のざわめき。
月の光と、耳に届く風の音。

カメラをM11に持ち替えて、引き続き夜の街を撮り歩く。

木屋町の路地裏から漂う夕餉の香りと、焼き肉の煙。
夕闇が迫ると、鴨川のほとりに灯る無数の灯籠。
その光は、私の心の奥に届く。

Leica M11
Leica M11
Leica M11

いつか、この街を離れる時が来るかもしれない。
次の自分のために、新しい場所を探さなければならないかもしれない。

それでも、今はこの街の一瞬一瞬を愛おしく感じながら歩く。
カメラを通して見える京都・四条の静かな息遣い。

写真には映らない、街の鼓動。
その一瞬一瞬を心に刻みながら、私は写真を撮り続ける。

今回のフィルム

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