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【運用豆知識】Excel資料の機械判読可能な表記ルールについて

システム運用と切っても切り離せないもの

に、設計書等のドキュメントの管理があります。
システムの運用状況に合わせてメンテナンスを行うドキュメントが、
更新しづらいフォーマットだと、とても労力を割かれることになります。
システム改修やOS・MWのバージョンアップ等がある度に、へとへと。
あるいは、いつの間にか放置され、、。
システム運用の現場でよく見かける光景ですね。
Excel方眼紙なんて揶揄されるほどには、「あるある」な話かと思います。

Excelドキュメントに係るガイドライン

を、総務省が示しているのをご存知でしょうか。
“機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定”と題されていて、
昨今のAI・RPAの利活用を背景に整備、が行われているものです。
このガイドラインを把握するだけで、
Excelドキュメントの精度・品質があがること請け合いです。
それが、こちら。

総務省|報道資料|統計表における機械判読可能なデータの表記方法の統一ルールの策定


利用者の利便性向上を図るため、各府省がe-Statに登録する機械判読可能な統計表を作成する上で留意すべき事項について取りまとめ、統一ルールとして策定するものです。

https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukatsu01_02000186.html

別紙「統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法」より、
非常によく見かける「セルの結合」についての記載を抜粋しました。
この他にも、とても機知に富んだチェック項目が記載されています。

チェック項⽬1-4 セルの結合をしていないか

総務省統計局が提供する政府統計の総合窓口(e-Stat)が、
この策定ルールに伴い、機能改修を行っています。さすがですね!

政府統計の総合窓口(e-Stat)


「統計表における機械判読可能なデータの表記方法」に関する「政府統計の総合窓口(e-Stat)」の機能改修について | 政府統計の総合窓口

https://www.e-stat.go.jp/news/20201225

ガイドライン「統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法」が、より多くの現場で採用されることを切に願います。
私も改めて学び直したいと思います。

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