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【プロレスを見る目】~プロレス観戦する夫婦から学ぶ多様性時代の生き方論~

※2020.1.15のバックナンバー 

おはようございます!!

年末年始気分もそろそろ抜けてきた頃でしょうか。

楽しかった年末年始休みを振り返ると、
僕の一番の思い出は、「1.4東京ドーム大会」。

日本プロレス界のトップ団体である新日本プロレスが、
1月4日に東京ドームで、年間最大規模の大会を行うのが毎年の風物詩。

僕は7年前にプロレスにハマってから、
毎年、1月4日は大学野球部の仲間と東京ドームに足を運んでいます。

もはや、年に一度、この日しかプロレスを観ない年も多くありますが、
社会人になっても同窓会的にこのイベントが企画されます。

そんなイベントですが、
今年は7年目にして初めて東京ドームに行きませんでした。

仲間の1人であるキクオくん(仮名)に子供が生まれたからです。

今年はキクオくんの自宅で、
有料放送を契約し、みんなでプロレスの生中継を観戦しました。

キクオくんは、大学野球部の非常に仲の良い後輩です。

彼にはいくつも良いところがありますが、
良さのひとつは、「わかろうとする力」。

僕の学生時代の口癖である、
「あの人、○○に似てない?」という問いを彼はいつも受け入れてくれました。

多くの人が、「似てないわ」とバッサリ突っ込む中で、
キクオくんは、細部まで観察して似てる部分はないか、と思案します。

一見、似てないように思えるけど、
誰かが「似てる」って思ったということは、
どこかに似てる要素はあるわけで、

その要素がどこなのか?を真剣に一度検討している感じに、
彼の「わかろうとする力」を感じました。

そんなキクオくん宅で、TVでプロレス観戦。

楽しく観終わったのですが、
その日とても印象的だったのは、
キクオくんの妻・ユキコさん(仮名)の見る姿勢。

ユキコさんはその日までプロレスとは無縁で全く興味も知識もなかったのですが、

TVの前に背筋を伸ばして座り、
黙って真っ直ぐな目線で、
じっと試合を見つめていました。

知識はないながらも、
僕らが熱中しているプロレスの良さを理解しようという姿勢を強く感じました。

プロレスというと、イメージから特に女性には嫌煙されがちですが、
そんなバイアスも持たずに、試合を見つめる彼女はとても素敵だと思いました。

※実際は、今のプロレスは大変クリーンで来場客の半数は女性や子供と言われています。

良さを見出そうとする目を持てるかどうかーーー。

生きていく中で、とても大切だと改めて感じました。

個人の発信や主張が増え、いろんな情報で溢れ、
多様性やイノベーションが重要視される時代。

自分の感覚や価値観とズレてるな、と
一見、思う事象に対して「良さを見出そうとする目」を持つこと。

それが、多様性やイノベーションが溢れる社会の第一歩かもしれません。

キクオ家はきっと、互いを尊重し合う、
いい家族になるんだろうな、と思いました。

#はたらく朝から楽しもう8

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