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世界中の誰もが簡単に包丁を研げるように…キッチンに革命を起こしてきたプリンス工業のものづくり

金物の街として知られる新潟県三条市のプリンス工業が究極の包丁研ぎ器の開発に挑戦。Makuakeで380万円を超える応援購入を集めています。

今となっては当たり前の「缶切り」を世界で初めてつくったプリンス工業

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日本有数の金属加工の産地である、新潟県の燕三条。「プリンス工業株式会社」はこの地で昭和39年に創業しました。世界初となる”てこ式”形状を採用した「ゼット缶切り」を完成させたのも実はプリンス工業なのです。

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自動車の部品や医療器具といった業務用製品を多く取り扱っていましたが、現在はデザイナーと一緒に創意工夫をしたキッチン用品の開発に取り組んでいます。

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開発のはじまりは「訪日観光客」のある行動がきっかけ

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「トギサムライ」の開発の背景は、海外の人が日本の包丁文化に憧れて高級包丁を自国に買って帰る現象にありました。

しかし切れ味にこだわった、メイドインジャパンの品質が高い包丁を手に入れたのに、帰国するとその包丁を研げる職人は存在しないのです。もちろん、自分で研ぐ技術を学ぶ術もありません。これでは品質の高い日本の包丁が、海外へ伝わらなくなってしまいます。

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「海外の方でも、日本の職人のように研げる包丁研ぎが必要だ」

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その想いを胸に「トギサムライ」開発がスタートしたのです。
まずは実際に研ぎ師が研いだ、包丁の刃先を分析するところから開発は始まりました。職人技を研究していたころ、社長の高野が包丁研ぎ師の研ぎ方に特徴があることに気づきます。

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「研ぎ師は刃先を横にした状態で砥石に当てて研いでいて、戻すときは刃先を浮かす『横一方向研ぎ』で研いでいる」この「横一方向研ぎ」を実現するため、トギサムライは包丁を固定するホルダーに浮上機構を組み込んだのです。こうして究極の包丁研ぎ器は完成しました。

包丁の寿命は、何度も研げば延びる

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(写真:プリンス工業 代表取締役・高野信雄さん)

包丁は毎日使うものです。そして、使えば使うほど、悪くなっていきます。この現実を変えることはできません。しかし、包丁は研げば研ぐほど寿命が延びていくこともまた事実です。

高品質な包丁の優れた切れ味を守るのは大変です。刃先が丸まらないように正確に研がないと、本来の包丁の切れ味は戻ってきません。

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だからこそ、せっかく高品質な包丁を手に入れたのであれば、包丁研ぎにもこだわって、いつまでも良い包丁を使い続けてほしいのです。本来の切れ味を守りながら、気持ちよく料理を楽しんでほしいと思います。

また、そこまで高額な包丁ではなかったとしても、しっかりと正確に研ぐことで切れ味は見違えます。「うちの包丁、本当はこんなに切れるんだ」ということを、「トギサムライ」を通して体感していただきたいと思っています。

『切れ味が生まれ変わる!誰でも簡単に職人レベルの包丁研ぎができる「トギサムライ」』は、2020年12月30日までMakuakeにて先行発売を実施中です。リターンのお届けは2021年2月末を予定しております。




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