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はじめまして!サリ&凛です。

はじめまして!

取材ライターの凛と申します。
この noteでは、わたくし凛と、自然素材や手仕事の品を扱う雑貨店を開いているサリが、SDGsについて思うことや疑問に感じることなどをおしゃべりしていきたい、と思っています。

最近SDGsのことはよく耳にするようになりましたね。マイボトルを持ち歩く人が増えたり、プラスチックごみを減らすために、蜜ろうのラップを手づくりしたり。

身の回りでできる小さなことから、楽しくはじめよう!と「サステナブル」に取り組むのは、良いことだなって思います。

私たち2人がSDGsについて話し合うことで、何になるのか。
ほんの小さなことかもしれません。

SDGsやエシカル*に対する関心や思いの深さは、人それぞれ。
(実際私も、1年前までまったく興味ありませんでした……)

このnoteを始めたのは、自分たちなりにSDGsのことを考え、意見を交わして、お互いが持っている知識を伝えたいと思ったためです。
読んでくださった方がSDGsについて考えるきっかけになったら、とてもうれしいです。

エシカル(Ethical)とは
英語で「倫理的な、道徳的な」という意味です。SDGsに関して使われる「エシカル」は
『人や環境に配慮した考え方や商品』
などを指します。
具体的にサリクラフトが行っている取組みの例としては、以下のものがあります。

❀オーガニックリネンやコットンなど、化学肥料や農薬を最小限に抑えて、地球環境や農家の方の健康に配慮した商品を取り扱う。化学繊維の製品はできるだけ扱わない。

❀企画時に材料の無駄がでないようなデザインを心掛け、残布なども活用した製品を作る。

❀大量生産されたファストファッションではなく、必要分を小ロット生産した定番のアイテムをメインに企画・製造または仕入をし、販売する。

テーマは身近な題材から

サリは、「サリクラフト」という小さなセレクトショップを開いています。アパレルは麻や綿など自然素材の品をメインに、お肌の弱い方にもおすすめできる品を。雑貨は職人さんによる手仕事の工程が入った品を、主に扱っています。

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このnoteではサリクラフトで扱う、環境・人・エシカルに配慮した商品を手がかりに、SDGsについておしゃべりします。
良かったらお付き合いいただけますとうれしいです。

あと、日常のちょっとした想いや気づきなど、SDGs以外のことも綴っていきたいと思います。

では、簡単に私たちの自己紹介を申し上げます。

サリってどんな人? 凛ってこんな人!

サリ
板橋区の小さなセレクトショップ「Sari Craft(サリクラフト)」の店長。
文化服装学院で服飾を学んだ後、アパレルメーカーでデザイナーやパタンナーとして勤務する。その後、JICAの海外協力隊でマレーシアに赴任。現地の縫製工場で技術指導や経営改善のアドバイスなどを行う。
帰国後、インテリア商材を扱う会社に就職し、輸出入やインドネシアの自社縫製工場の運営全般にたずさわった後に、独立。サリクラフトを立ち上げてから20年以上、デザイン、製造、輸出入から店舗の運営まで、幅広く業務を行っています。


サリクラフトの近所に住む取材ライターです。元々は会社員でしたが、フリーランスとして生きることを決意。専業ライター4年目になる現在は、誰かの想いやライフスタイル、仕事などに関するインタビュー記事を執筆しています。取材ライターになって
「誰かの想いを伝えるって、こんなに楽しいんだ!」
と気付き、一気に仕事が好きになりました。SDGsについて、目下勉強中です。

Sari Craft (サリクラフト)
板橋区立見次みつぎ公園の向かいにある、雑貨・アパレルの小さなセレクトショップです。2001年からスタートし、板橋区の現在の場所に移って今年で10年目になります。
「お客さまに実際に商品を見ていただき、品物の良さを感じて、そして気に入っていただく」ことを大切に、手仕事の雑貨や自然素材のアパレルを中心に販売しています。

このストライプのバッグはどこから届いた?

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Hand Woven Striped Handbag

 サリさん、このウォーターブルーのバッグ、すごくフカフカでデザインも爽やかですね! どこで作られたのですか。

サリ
 これはね、インドネシアのRETOTA SAKTI(レトタ サクティ)という会社と、サリクラフトのコラボ商品よ。

 コラボ!

サリ  サリクラフトでデザインしたバッグを、RETOTA社で手織りした布を使って製作してくれているの。インドネシア人の方が経営している会社でね、中部ジャワに大きな機織り場が2つあって、そのうちの1つには大きな庭園もあるんだよ。

 庭園?

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Natural garden in Retota Sakti

サリ その庭園に生地の素材になる植物をたくさん植えて、職人さんがそれぞれの葉や茎からヒゴ*を取るの。で、そのヒゴを手織り機にかけて丁寧に1枚1枚、布に仕立てるんだよ。

ヒゴ
植物の茎・葉などを細長く裂き、ねじるなどして糸状にしたもの。織物の素材として用いられる。

 植物から布づくりをしているんですか!?

サリ そう。植物を育てるところから布を織りあげるまで、多くの工程をこの庭園と隣接する工場で行っているの。この庭園がとても気持ちが良くて、リラックスできるのよね~。

  長いお付き合いなんですか?

サリ かれこれ25年くらいかな。今では家族ぐるみの付き合いなんだ。中部ジャワのMagelang(マゲラン)にある庭園では、中を案内してくれるんだよ。この植物からこの素材ができるとか、こうやってヒゴを取るんだよ、とか教えてくれるの。最近はコロナの影響で渡航できないのが残念なのだけど。

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マネージャーの男性が手に持っているものが「ヒゴ」
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 その庭園ツアー、すごく楽しいし学びが多いですね! 普段は服の素材がどうやって作られているかなんて、ほとんど考えないので。

サリ そう。植物由来の温かみがある素材でデザインも素敵だから、海外にもファンが多いんだよ。

Retota社 インスタグラフより
RETOTA SAKTI  Instagramより

  すごくオシャレな柄!

サリ RETOTA社には「ROA」というブランドもあって、工場で手織りした壁紙(壁布)が、バリ島の高級ホテルやレストランで使われてるの。海外メーカーにも卸しているし。このブランドも素敵なのよね。

    すごく素敵だし人気があるのも納得です。

サリ 家族経営の会社なのだけど、200人ぐらいの職人さんたちが働いていてね。

凛 
 200人も? 地域の雇用にもすごく貢献していらっしゃる。

サリ こんなふうにバッグ1つとっても、素材や手織り、職人さん、雇用とか、たくさんのテーマがあるんだね。

 本当だ。こういうテーマって、SDGsにしっかりつながってる。

サリ 大量生産・大量消費される品ではなく、丁寧な手仕事で作られたものを長く大切に使うことも大事だよね。

  自然由来の素材を使っていて、環境にも人にも優しいし。作り手の方に配慮しているのも、エシカルですね。

サリ そうね。そのあたり、また後々のテーマに。

 はい、よろしくお願いします!


〈写真 : サリ     文 : 凛〉

❀Sari CraftのHPにもRETOTA SAKTI社のご紹介ページがあります。

❀凛の個人noteはこちら

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