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大学院受験に必要な準備期間はどれくらい?

この記事が役に立ちそうな人:臨床心理系の大学院受験を検討中の方

臨床心理士/公認心理師になるには、基本的には大学院の修士課程を修了する必要があります。
大学からそのまま進学する方も、違う仕事を経験してから受験する方もいらっしゃるでしょう。

受験にあたっては、事前に勉強や下調べが必要です。
果たして、受験の準備にはどれくらい時間がかかるのでしょうか?


半年か一年か

参考までに大学院受験予備校のカリキュラムを見ると、半年単位でコースが組まれているところが多いようです。
早めに受験したい方は半年コース、じっくり準備したい方は一年コースといったところでしょうか。

私の周りでも、勉強や研究計画書の作成などすべてを含めて、半年〜一年ほどで準備するのが一般的だったように思います。

半年の場合、春から準備して秋に受験するイメージ

準備期間はどう決めればいいか?

それでは、準備期間の長さはどのように設定すればいいでしょうか?

ざっくりとした分け方ですが、以下のような条件が揃っている方は半年でも対策可能なように思います。

・現役の心理学部生
・英語が得意
・倍率の低い大学院を受験予定
・大学の教授や予備校の講師など、研究に詳しい人に研究計画書作成の指導を受けることができる

一方、以下のような条件が揃っている場合は、一年かけてじっくり試験対策できたほうが安心かもしれません。

・心理以外の学部の出身である
・英語が苦手
・倍率の高い大学院を受験予定
・仕事や家事、育児などの都合で、まとまった勉強時間を確保するのが難しい
・社会人経験が長く、勉強すること自体が久々
・論文をまったく書いたことがない
・予備校等に通わず完全に独学で受験予定

筆者の場合

働いている間にDSMもWAISも改訂されていた

私の場合は、心理系の学部出身ではあるものの、少々ブランクがあったため、準備期間を一年間取ったうえで予備校にも通っていました。

予備校に通い始めたのが春、力試しのつもりで受けた大学院に合格したのが同じ年の秋だったので、結果的には半年で大学院受験が終わりました。

試験は時の運でもあります。準備期間を長く取ったから必ず合格するとは限りませんが、ゆとりを持って設定しておくと落ち着いて試験に臨めるでしょう。

大学院入試の勉強方法については、以前書いたこちらの記事もご覧になってみてください。

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