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臨床心理士/公認心理師になって大変だったこと

この記事が役に立ちそうな人:臨床心理士/公認心理師の仕事に興味がある方

前回の記事ではこの仕事のやりがいについて書きましたので、今回は逆に大変だったことについて書いてみます。

もちろんここには書けない苦労話もあります

自分と向き合う

意外に思われるかもしれませんが、個人的に一番大変なのがこれです。

心理職は他人に向き合う仕事です。他人に向き合っていると、同時に自分の特徴にも直面させられます。

「なぜあの時クライエントにあんなことを言ってしまったのだろう」
というところから、普段は目を瞑っている自分の欠点や癖にも気づかされることになります。

心理職の仕事といっても色々ありますが、私の場合は特にカウンセリング業務をしている時にこのことを強く感じました。スーパーバイザーの先生が支えてくださったおかげで、なんとかなったように思います。

仮面を外す

一人職場

同期がおらず、同じ立場で悩みを共有できる相手がいないということにも苦労しました。

会社員だった頃は、同期入社の社員や年齢の近い社員がたくさんいたので、自然と横のつながりができていきました。
しかし、心理職になってからは、同職種・同年代の方が同じ職場に一人もいないということもままあります。

人によっては、大学院時代の同期と定期的に会って横のつながりを保っているようです。
精神的負荷が高まりやすい仕事なので、そういうコミュニティはあったほうがよいと思います。

立場の不安定さ

ご存じかもしれませんが、心理職の求人には非常勤職が多いです。
非常勤の掛け持ちといえば聞こえはいいのですが、つまりパートの掛け持ちです。福利厚生やボーナスがないことも多いですし、ローンを組む際の社会的信用は常勤に比べて低くなります。

心理職同士の間では非常勤だからといって特にどうということはないのですが、異業種の方とお会いすると「正社員になろうとは思わなかったんですか?」と真顔で聞かれて落ち込んだりします(笑)

苦労はあるが…

と、大変なことばかり書きましたが、それでも続けているくらい面白い仕事でもあります。
よろしければ、やりがいの記事もご覧になってみてください。

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