【大人のASD】が自覚なく人を怒らせる4つのこと※全文無料
ASDが悪気なく人を怒らせてしまう4つのことー仕事編ー
発達障害の1つであるASD(自閉スペクトラム症)はコミュニケーションを取ることの困難さやこだわりの強さから仕事、プライベート問わず人間関係においてトラブルを起こしたり、良好な関係を築くことが難しいという特徴があります。
今回はASD当時者で特にコミニュケーションを取ることを困難とする私が仕事で実際にしてしまった「悪気なく人を怒らせてしまう4つのこと」を紹介したいと思います。
ASDの人もそうでない人にもぜひ読んでもらいたい記事となっています。
①『報連相』ができない
報告、連絡、相談。
仕事において重要だと言われている上記の3つのことですが、ASDはコミニュケーションを取ることへの強い抵抗感や口頭で正しく伝えることの難しさから報連相を欠いてしまったり、うまくできないことが多くあります。
その結果、伝達ミスや行き違いを引き起こしたり、間違ったままどんどんと仕事を進めたりして大きなトラブルに繋がることがあります。
私も実際、トラブルを引き起こし「なんで相談しなかったの? 」と上司に怒られたことがありました。
②反応が薄い
こちらとしてはしっかり話しを聞いていてやる気も充分あるのですが、棒立ちで相槌も小さく、無表情でリアクションが薄いことから、仕事を教える側にとっては「話しを聞いていない」「やる気がない」と思われるようで怒られたり呆れられることがありました。
それに加え話し方や返事も一本調子で抑揚がないことも上記のように誤解される要因になっていると考えました。
また正しい反応の仕方が分からず、場にそぐわない言動をとってしまうこともあります。
③表情管理が下手
私は人前で表情を出すことが難しく基本的に無表情ですが、たまに表情が浮かんだかと思えば「相手を不快にさせる表情をしている」と指摘される始末です。
自覚はありませんでしたが、信頼できる人の言葉なので事実なんだと思いました。
改善したいと強く望み、その人に詳しく私の表情について聞いた所、どうやら私は
・眠い時
・疲れたとき
・困っている時
・不安な時
などに不快感を与える表情をしていることが分かりました。
誰でもこういったコンディションが悪い時はいつもと違った表情になるかとは思いますが、私はあくまでも「不快感を与える」表情をしていることが問題だそうで、例えば「眠い時が眠い表情」ではなかったり、「困っている時が困っている表情」ではないそうです。
なかなか表情を言葉で表現することが難しいですが、その人の話しからすると目つきが悪く口はへの字に曲がっていてまるで不貞腐れているように見え、関わる気を無くすような顔だとの事です。
なんて顔してんだ・・・。
④愛想笑いができない
私はなかなか愛想笑いの必要性が分からず、「なんでみんなおかしくも楽しくもないことで笑っているんだろう」と疑問に思っていて、上司やバイト仲間に笑いかけられても無表情でいました。
2〜3年ほどバイトを続けてバイト仲間を観察した結果「どうやら愛想笑いをすると場の空気が和らいだり、上司との関係が円滑にいくようだ。」ということに気がつきました。
それからは鏡の前で笑顔を作る練習をしたり、相手に笑いかけられた時は口角を上げることを意識するようになりました。
以上がASDが悪気なく人を怒らせてしまう4つのことでした。
今後はASDの人に向けて人間関係トラブル回避術なども上げていく予定です。
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