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【一生分の勇気】重度コミュ障の私がとあるnoterさんと『電話』してみた
~これは10年以上の付き合いになる人とも電話出来なかった重度コミュ障の私が会ったこともないフォロワーさんと電話した日の話し。~
散々言ってきたが私は重度のコミュ障だ。
直接話すのはもちろん、電話なんてもってのほか。
吐きそうになるし、喉がぎゅっとしまって声は出なくなるし、心臓はばくばくする。
でも、毎日のようにやりとりをしたり、そのフォロワーさんの音声作品を聞いたりしてどうしても話しをしてみたくなった。
この人となら話せるんじゃないか。
そんな気がしてきた時、ちょうど「通話で朗読をお聞かせしますよ。」とのコメントを頂いた。
「おお!やったー。」
と歓喜したものの緊張で吐きそうになって、その日はダウンしてそのまま寝てしまった。
翌日。
やっぱり吐きそうだけれど、でもどうしても話してみたい。
震える指で通話したい旨をコメントした。
やばい・・・。震えとまらん。
ひどく両手が震えだした私はとりあえず落ち着く為にガムを噛む。
唯一の心の支えであるブランケットを手繰り寄せる。
それでも喉がぎゅっと締まって、もはや話せる感じじゃなかった。
それに今にも吐きそうだ。
でも、でも・・・。どうしてもこの人とお話したい。
葛藤しソワソワしていると、すぐに返信が来てコメント欄に電話番号が書かれていた。
しばらく逡巡した後、スマホの通話アプリに電話番号を入力する。
呼び出し音が響く中、心臓の音が耳元で力強く鳴った。
「もしもし。」
電話越しのその声は幾度となく音声作品で聞いた声と同じだ。緊張が少しづく希釈されていく。
「もしもし。よづきです。」
そこから会話は始まった。
「朗読するよ。」と言われていた訳だったのだが、私が勝手に会話に持ち込んでしまった。
でも、たくさん話したいことがあったから止まらなかった。
そのフォロワーさんは私の父と同じ歳で、私とはだいぶ年齢が離れていたのだけれどそれが却って心地良かった。
noteでの印象そのままといって感じで優しくて、穏やかで私のテンポと拙い会話に合わせてくれた。
いつのまにか緊張も解れて心地よい時間が流れていく。
20分くらい話して最後に私の印象を聞いてみた。
Q.実際話してみて、私の印象ってどんな感じでしたか?
A.思ってたよりも元気そうではきはきしてました。
とのことだった。
私はだれとでも関われるタイプじゃなくて、対面でも電話でも、フリーズしたり吃ったりして相手を嫌な気持ちにさせたり困惑させることが多くあるのだが、不思議とこのフォロワーさんとはわりとスムーズにお話しできた。
マイペースな私に合わせて頂いたからに違いない。感謝の気持ちでいっぱいだ。
冷え切った心が温かくなり、癒されたひとときだった。
このフォロワーさんも含めnoteではあったかい人たちにたくさん出会えた。
そんな日々の出会いに感謝しつつ、今日も私はnoteを書く。
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