受動的な私

HSPの方へのコーチングをしていらっしゃり、ご自身もHSPであられる山口由紀子さんのブログが好きで、ほぼ毎日読んでいます。山口さんのブログはこちら↓

そこで知ったのですが、Facebookのグループで山口さんが「どんなHSPの方が、セッション業(カウンセリングやコーチングなどの相談業)を仕事にすることが向いているか」という動画を配信していたので、今日見てみました。

その中で、セッション業に向いている人の特徴の一つに、「受動的な『受』の動きがその人にとって自然な動きである人」というお話がありました。

私は、この言葉を聞いて、なんだかとってもほっとしました。

私は、受動的な部分が強い人間だと思います。そして、それをずっと良くないことだと思い込んでいました。(山口さんご自身も『受』の人だそうです)

今の世の中、会社で働いていると、『能』である能動的な部分が強い人が重宝されるように思います。企画をバンバン出したり、改善策をどんどん提案したり、新しいことに向かってチームのみんなをぐいぐい率いたり。前に向かって自ら挑戦し、攻めていく、といった感じ。

反対に、私は、ある程度既存の枠がある中で、着実に何かをこなしていくことに安心感を覚えます。大きな案としての企画が降りてきた後に、その枠の中で着実に実行していくことの方が好きです。

企画を考えたり、それを関係者に納得させたり、そういったことはあまりで得意ではないです。得意ではなくても、そういうこともやらなくてはいけないから、自分を奮い立たせて頑張る、という感じです。

そうやって自分を奮い立たせて会社員生活を送ってきた結果なのか、私はよくハキハキ、バリバリに見られることがあります。でも、それは、外向けの自分だし、なんだかとっても違和感がありました。戦いものが好きじゃないのに敢えて戦っている感じ。本当はうさぎなのに敢えて虎の毛皮を被っている感じ。

天性的に能動的で活発な同僚たちを見るにつけ、自分は何て消極的なのだろう・・・と反省し、落ち込んでいました。

でも、山口さんの動画を聞いて、『受』が自然な性格であることが悪いことではないこと、その性格に合う働き方もあるということ、すんなり腑に落ちました。

確かに、社会みんながピッチャーでキャッチャーがいなかったら、成り立たないですよね。

受動的であることが悪いことではないこと、当たり前のようで気づかなかったので、折に触れ思い出したいと思います。

「強制力が働かなければやらないことは、仕事にすべきではないかもしれないですね。それは幸せじゃないからね。」とおっしゃっていたのも印象的でした。私にとっても、自然な自分のままで社会と繋がることが、心地いい働き方であり、生き方だと思います。

私も、今年は、フリーランスの芽を育てながら、会社員であることから得られることや学べることを重ねていきたいと思います。

そんなことを感じた一日でした。

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