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中一の君!ABCはえーびーしーじゃない!

 昨年01月26日から
小中学生への学習支援で得た知見を基に
色々書き始めて66回目です。

 最近は小学校から英語を習ってるようですね。
 学校で「え~び~し~で~」って歌 習った?
そのせいで ほとんどの生徒が
ABCを「え~び~し~」だと思ってるけど
ち・が・い・ま・す!!

 この話をするのに大切な事があります。

 言葉は「自分の思い」なんかを他の人に伝える所から始まっています。
だけど 同じ場所にいなければ伝わりません。
そのためには記録する必要があります。
こうして文字が生まれます。

 いま日本で使われている「ひらがな・カタカナ・漢字」も
そうして生まれました。
 今英語で使われている文字は
「ローマ字」と言われていますが
ギリシャ・ローマ時代にさかのぼる歴史の中で形が決まってきました。

 さてっと 今日の話題に戻ると
今英語を話している人たちは
自分たちの言葉として使っているので
英語の単語の文字と実際の発音とに違いがあります。

 それに気が付かないと
いつまで学習しても 英語ってややこしい!
って感じになっちゃいますよ。

 たとえば「BOOK」を「びおおけ」って言わないでしょ?
おまけに 英語では日本語にない発音が多いし
しゃべり言葉って 少しずつ省略されたりします。

 日本語だって「言う」は「いう」ぢゃなくって「ゆう」でしょ?

 更にややこしいことがあります。
 学校で習っている「英語」は単語と文字の使い方からはいりますが・・・
 元々話すことから始まった「ことば」を
使い方や性格なんかで分ける「言語学」から出てきた「文法」は
学問的には正しくても
英語をしゃべっている人がみんな「文法」に従ってはいない!
という問題があり
日本で習った英語を英語圏で使うと
「君の英語は 18世紀みたいだ!」
なんて言われちゃいます。

①単語は文字の並びと発音が違う。
②文法っていう 学術的な文字の使い方から習うので ややこしい。

 君たちが今使っている「日本語」をどうやって覚えた?
ね! 誰かに習ったわけではなくって
自然に覚えたでしょ?
 それを 学校ではどういう漢字で書くかを習ったり
どういう使い方をするのかを「文法」として習っています。
「英語」を習う時 「日本語」のような経験的な習熟ではなく
理論的な学習を通じているため
めんどいし ややこしい!!

 更に更に ややこしい点があります。
 「ことば」はそれを使っている人々のものの見方や考えかたに
強く影響されています。
 例えば「どこ行く?」「ん?がっこ!」を英語に直すと
「Where are you going?」「I am going to school」
って「you」や「i」が入ってるでしょ?
これは ことばの持つ「文化」の違いなんです。
 だから 「英語」を習うっていうのは
同時に「英語」の文化を習っているので
日本の「文化」では判断できないことが多くあります。

 と まあ ややこしい事がいっぱいあるのが「英語」ですが
今日はそのうちの発音についてお話しします。

 英語でABCをどう発音するかを覚えてくと
今まで見たことがない文字でも しゃべることができます。

 その為にお勧めしたいものがあります。
 日本ではほとんどお目にかかりませんが
「フォニックス」という「英語の発音」を覚える学習をしてみましょう。
何度も何度も 聞いて+発語してみることをお勧めします。

 私の経験した事例ですが
中学一年で英語が嫌いという生徒と一緒に
半年 手鏡で口や舌の使い方を見ながらフォニックスを学習したら
しゃべることができるようになり
「英語って 楽しい!」ってなってくれました。

 ぜひ 学習支援をしてくれる人と一緒に 声を出して試してください。

保護者の皆さんや 子どもたちの学習に関与している方々へ

 PHONICSはYOU-TUBEで体験できます。
 いろいろ試してみた結果ですが 以下のあたりから入るとよさそうです。
→https://www.youtube.com/watch?v=WUeYlbQMrFg

 発音がしっかりしていて 解りやすいです。
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