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散文 描けない感情はないも同然

嬉しい感情を描きたくても、私は言葉で遊べない。暗いことなら、色々な表現を思いつくのに……。
やはり、人の心は闇のことを強く保持しようとするのだろうな。
最近喜んだ記憶が無い。日々それなりに楽しくやっているのに、何故か沸き立つ思いが見当たらない。
だから、私はぐるぐると。
ぐるぐると、ただ一つの傷をぐるぐると。
いつのまにか
 新たにできた傷を
  ぐりぐりと。
忘れないうちにまたあの傷を、痛みを理解できなくなってからが終われるか。

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