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写真詩『校舎の電気に怯えた』

この空の下で生きてきた
無視をされて無かったことにした日も
消えた上靴の居場所も
走って逃げたあの夜も
泣きながら登校したあの朝焼けも
全てはここにあった
きっとみんないる
私を傷つけた人も
私を責めた人も
ずっとここにいる
目を背けてきたつもりは無い
だけど少しずつ傷から逃げてきた
逃げ方を教えてくれたこの歌が
私に消そうとしたものを浮かばせた
止まってばかり
道をはずれてばかり
それでこそ私だと思える
そんな日もこの空の下

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