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大人になるということ

All The Blight Placesという映画を観た。
Netflixオリジナル作品で、観てない方は是非。

色々悩んでいる高校生が、学校の課題をきっかけにお互い変わっていく、みたいな話。大好物。
(予告→ https://youtu.be/zfQXKVCudec)

高校生って、てか10代って、人生に関してものすごく悩んでしまう。わかる。まだ生まれて20年も経ってないのに、先70年とか近い未来とか全部不安になるし、「死ぬってどんな感じなんだろう」とか漠然と考えたりする。死に急いでる訳じゃないけど。

この映画の中に登場した女の子は、死をすごく身近に感じているし、男の子はなんだかもう天国にいるみたいなキャラクターだった。変わってて、浮き足立ってて、掴み所がない。すごく近くにいるみたいだけどどこか遠い。そんな感じ。

自分の感情がコントロール出来ないのは怖い。「個性を出せ」なんて言うけれど、やっぱり出る杭は打たれる。「自分が落ち着く方法を探す」なんて本当はすごく難しいし、「これをしてれば落ち着くんだ」って自分に言い聞かせてるだけ。

自分以外の情報で溢れすぎていて、自分の感情は後回しになってしまう。だから、自分がわからなくなる。この堂々巡りをいつまで繰り返すのかと、時々怖くなる。

それでもここまで、極端な選択をせずに生きてきた。そっちに流れたい時もあった。10代を卒業した今も思う。私のメンタルは今もまだ10代のような繊細さをもつ時がある。あの、「10代の不安」はこれからもずっと付いて回る。

けれど、あの不安を消す事はできなくても、歳を重ねる事で紛らわすことができるようになる。それが、大人になるって事だと思う。

きっとそれが、人生。

He taught me that you don't have to climb a mountain to stand on top of the world.
彼は、山に登らなくても世界を一望できると教えてくれた。

That even the ugliest of places can be beautiful, as long as you take the time to look.
醜い場所にも美しさがある、時間があればわかる。

That’s OK to get lost as long as you find your way back.
迷うのは悪くない、帰り道さえあるならば。

from. All The Blight Places

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