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”気にしい”な自分と向き合ってみた

年末ムードもりもりの地元の町を歩いて感慨深い気持ちに浸っていると

今年を締めくくるnoteを書きたいな」という感情が湧いてきたので、
地元の行きつけのカフェ(ベローチェ)でPCを開き、カタカタとこのnoteを書いています。

今回は、ここ1年間、自分と向き合ってみた話をしてみたいと思います。


私は、俗にいう”気にしい”です。
”気にしい”というのは、周りの人の言動やその場の雰囲気がすごく気になってしまう性質のことです。

それ故に、変に肩肘を張って上手く馴染めないことや集団での行動に疲れてしまうことがあります。

特に私は、自分に寄せられる期待に敏感で、日々のコミュニケーションや仕事の中で過剰に期待に応えようとします

重要なミーティングやゼミの直前は、その準備に必死になり、結果的にキャパ不足でパンクしてしまいます。

常に

「もっとできることはないのか?」

と頭の中で自問自答しているイメージですね。

そんな”気にしい”な私はこれまで、”気にしい”であることを気にせずに生きてくることができました。

中高生までは、家族や周囲の人に精神面や生活面で支えてもらえましたし、大学学部時代は自分のペースで好きなことに取り組むことできました。
本当に恵まれてた環境にいたと思います!

一方ここ1年はというと、長期インターン、修士論文、バイト、ビジネスコンテストと非常に盛りだくさんな毎日を送っています。

朝起きた瞬間に、やるべきことが頭の中になだれ込んできてゾワっとするくらいです。

これまでの自分の生活と比較すると、
業務的な会話が増え、一人の時間が増え、人との何気ないコミュニケーションが減りました。

なんだか前に進んでいるはずなのにいつも心が苦しい
成果が出ても楽しくない

ちょっと休もうか、、と思ったときに”気にしい”な自分が顔を出して

「もっとできることはないのか?」

と問いかけてきます。

そんな状態で全てのやるべきことに120%で向き合った結果、自分の意識が目の前のことを覆い尽くすようになりました。

常に
「辛い?」
「きつい?」
「今楽しい?」

と全ての行動が自分の意識で満たされ、問いに晒されて、目の前の人やコトと向き合えない状態になりました。

そんな苦しい毎日を送っていたときに、私の異変に気づき、話を聞き、アドバイスをくれた先輩がいました。

「コウスケには”戦略的だらしなさ”が必要かもしれないね」

先輩と話をしていくうちに、

周囲の期待を気にして、何でも120%でやろうとした結果、余裕がなくなり、目の前で起きていることを感じ取れなくなっている。
準備を詰めてきている分、段取りは良い故に、周りから「完璧、頼もしい」というイメージを持たれ、余計に首が締まっていく。スキがなく、本音を引き出せない。

という自分の状況にも目がいきました。

結論、自分がやるべきことの大半は50-70%の準備で良いということもわかってきました。

なぜなら、自分に求められていることの本質は”準備”ではないからです。

例えば、ワークショップでファシリテーションを務める際に求められているのは、完璧な準備ではなくその場でみんなが感じたことを引き出すこと

就活支援や営業をする際に求められているのは、
完璧な準備ではなく相手の状況を一緒に整理し、課題を導き出すこと

さらに私自身は、学ぶことが好きです。
日常的に自分の行動につながる情報が載っている本やメディアに目を通しているので、基礎的な”準備”はルーティンの中で完成しています。

「自分の中で”できていること”と相手に”求められていること”に目を向けると、休んで良いときが見えてくる」

そのことに気がつき、一気に気持ちが楽になりました。

実際、準備を”ほどほどに”するようになってからというもの、
相手の反応がよく見えるようになってきました。そして何より相手の言葉を余裕を持って受け取れるようになりました。

ホームランを打ちに/打たせに行くんじゃなくて、相手とキャッチボールするイメージ

結果的に、会話が一方向の緊張感のあるものから、相手の言葉から枝葉が伸びるようになった気がします。

仕事でも遊びでも、そっちのほうが楽しい。

そんな当たり前の、大切なことに気がつくことができた1年でした。

「私も”気にしい”かも!」と思った方は、ぜひ↑こちらの本も読んでみて下さい。繊細な人、完璧主義な人に向けた、様々な自分の捉え方を教えてくれる本です。私もこの本を読んで、学んだことが多かったです!


気づけばかなり長くなったのでここらへんでヌルっと終わりたいところですが、最後に今年の振り返りを。

今年1年は、色々な変化があった1年でした。

この1年を通して、”自分ではどうにもならない、悲しいこと”を知りました。老いや病や災害。そんな当たり前のことを初めて近くに感じました。

年を重ねるほど、この社会の複雑さや不確かさを感じて路頭に迷います。

故に、来年はもっと迷うことになるはず。笑

だからこそ、先のことを管理してやろうとか、計画してやろうとかあんまり傲慢なことは考えず、目の前の大切な関係に目を向けて生きていこうと思います。

来年は、毎日何かを懸命に作り続ける1年にします。

皆様、良いお年を!!


いつもありがとうございます!! ただいま日本の100名山めぐり中なので、そちらの活動費に充てさせていただきます! 登山で学んだことを、note発信やサービス開発に活用させていただきます!!