見出し画像

中二息子アメリカ帯同編 #3 NY現地校に決定 学区選びのリアル!親がやったこと

こんにちは、暑い日が続く日本です。パリ五輪が始まっていますが今年は五輪・甲子園ともに見る余裕がなく結果をニュースで知るだけの日々が続いている我が家です。

今回は、中二息子編。英語が得意じゃない息子が現地校に通うために保護者がやっていることをリアルタイムでお届けします。


まずはJOESセミナーだ!

JOES公式HP:https://www.joes.or.jp/kojin/us-orientation

前回ご紹介した通り「公益財団法人 海外子女教育振興財団(JOES)」は偏りなく情報を提供しており、観点も鋭いことから有料の「保護者コース(11,500円ほど)」のオンライン講習を受けました。
計3時間の長丁場ですが、参加者は50人超の大人数。年間の開催回数も限られているので、海外に家族帯同される可能性が高いご家族は申し込んじゃいましょう。

我が家は現在、夫はニューヨーク海外短期赴任中。(色々あった彼の不幸は前の記事をどうぞ)

有料のオンライン講座は土曜午前枠。
1歳児は保育園はお休みのため、リビングのTVをノートパソコンからHDMIで外部出力してモニターがわりにして視聴しながら子どもの相手をしていました。

中二息子も部活が休みだったので、彼の視野にも入るといいな、という下心を持って。(見た方がいいよー、というものでも思春期ならではのナイーブさで見ない😇)

流石に有料でやっている内容をここで紹介することはできないので詳細は控えますが、ぼんやりと「海外で学ぶ・生活するって保護者・子ども視点でどうなんだろうなぁ」 と思っているご家庭の方は参加をお勧めします。

おそらくその回によって登壇者の方やメニューは変わると思いますが、主に下記の構成で成り立っており俯瞰して物事を確認できます。

  • 現地校の環境、常識、年齢別の留意点

  • 現地に渡航された保護者視点のホンネ

  • 現地に幼少期から渡航されたこども視点のホンネ

  • 渡航前準備全般_言語習得の心得

  • Q&A

「子どもとしてはこう思った」「保護者として〜」など情報は散らばって世の中に多数存在します。
しかし、きちんとカルチャーを踏まえた上で「日本との違い」そして「渡米し帰国した際のケース」まで長い目で子ども・保護者の両方の視点を見れるコンテンツは少ないので本当に重宝しました。

そっか!!!!
そうね!!!!!
確かに!!!!!!
の連続。そして保護者が関与し、フォローする体制はやっぱり重要かぁ・・(日本は家庭教育の責任少ないですもんね)という感じでした。
それと同時に「馴染むのに時間が必要」ということも得ることができたので(当たり前ですが)国内の転居とは全然違う😨焦りは禁物や…と心構えができたのが何より良かったです。

渡航前の最重要事項:学区選び

保護者、親として渡航前にしたことは我が家の場合、以下の通り。
まずは学校選び。ここをコケたら大変だろうとかなり慎重でした。

1.どの学区を選ぶ?転居先決定のための情報収集

我が家の中二長男は、英語を流暢に話すわけでもない日本にいる普通の中学生です。私が英会話教室に通っていた時があったので、年中〜小学5年頃まで大手英会話教室に並行して通っていましたが、それだけでうまくはなりません
英語が好き、将来に繋げたい気持ちがないと英会話教室に通っていても別に喋れるようになるわけでも、文法覚えてペラペラ!というわけでもないです。少し英語のリスニング能力が向上するくらいかな。
なんたって英検4級止まり。本当に普通の中学2年生。

なので、下記がマストの条件でした。

  • ESLが充実している(=母国語が英語ではない人がなるべく多い学区)

  • アジア人、できれば日本人生徒がいる or 教育した経験がある教師がいる

  • 有色者の比率ができるだけ多い学校(NYの田舎なんで。。)

そこで条件を見るために活用したサイトが、これらの学校検索サイト。

JOESでも紹介されていましたが、夫氏は以前からこれらのウェブサイトを用いて情報収集していました。すごいな、夫。よく知ってたな。
もちろん全て英語表記なので、不安な方はブラウザのアドオンなどで日本語に翻訳できるツールなどで翻訳して解釈すると安心です。

それぞれの学校の評判が乗っている口コミサイトのようなものです。
もちろん「口コミ」なので悪い評価の方がもりもり書かれることを前提に読んでくださいね。(日本と同じですね)
ただし、客観的なデータも掲載されているのである程度絞り込むことはできます。

次に学区選択。
我が家の場合、「就業先は決まっているけど、居住地の制限はない」状態。
なのである程度エリアを選択できました。
そのため、夫が通える範囲 and こどもの教育にベターな環境の学区を選定。
学区は日本の公立校と同じような考え方です。
「◯町◯番地〜ここまでの方は、この学校ね」と指定されます。
なので、同じタウン名だけど学区が違う可能性もありえます。

そのため、SCHOOL & DISTRICT NAVIGATOR などを使って学区の境目を見ます。うわー。アメリカさっすが広い、、

https://nces.ed.gov/ccd/schoolmap/

そして目星をつけたら、我が家は夫が一時的な海外赴任中なので
現地のメンバーに聞く!(あそこのエリアってどう?)
・現地の環境を実際の目で見る!(実は裏道が危なかったり)
ということを泥くさーくやりました。

あと、Facebookの非公開グループで「日本人海外赴任者のグループ」などがいくつかちらほらあるので、私はそちらで情報収集。
夫婦で手分けして目星をつけて行きました。

2.わからないならば聞いてしまえ!校長にアタック

ようやるな、と感心してしまったのですが、
徹底的にやるのが我が家の夫婦のスタンスのようです😂

夫は「学区をある程度絞り、学校の目星をつけた」ところで
校長のメールアドレスを収集し、アタックしていました。

主な確認事項(英語で各種記載)
・ESLの充実程度
・日本人生徒がいるか、もしくは日本人生徒を教えた経験の教師がいるか
・入校する際の必要事項・・など

一例

ようやるな。。です。
ここまで正直やらなくてもいいと思いますよ・・(こっそり)
学区の担当部署に入学志望である旨を伝えれば、ESLレベルの適した学校を割り当ててくれるのがアメリカという国。州により程度もありますが、非母国者が住まうことを許されている夢の溢れる国です。

念には念を、できることはしておきたい、という気持ちから夫は連絡したのでしょう。でも夏休み期間だからクイックレスポンスされるのか謎です。続報を待ちましょう。
※それについて言及したら、現地のメンバーに聞いたけど学校はサマースクールもあるし大丈夫じゃない?とのこと。はて、どうでしょう。

3.日本人視点でエリアを確認

出国前に許された期間(1ヶ月程度)に夫が現地でできるのはここまでや。
と区切りをつけたのがここまでです。
「居住地として、自分たち日本人家族が許容範囲として思えるか」は
他国民、ましては他の人にはわかりません。
バッググラウンドの説明から必要ですから、もはや無理。

そのため「実際に足を運んで、環境を見る」までしてエリア選定をしました。ここは先に赴任者の方が渡米、その後ご家族が帯同されるケースが多いと思うので先に赴任者の方がやっておきましょう。
もしも家族えいや!で行かれるのであれば、一時的なホテル住まいとなると思われますのでその後ご家族で「外せない点、許容できるもの」をある程度擦り合わせておくといいでしょう。

日本の住宅購入・転居の際の注意点とさほど変わりませんね。
ちょっとグローバルになるだけで。。(そのちょっとの差が大きいんですが)

こどもへのフォロー準備

ここまで記載していて、親の時間ないやんけ。って思っています。
親も言語の学習が必要なのに(泣)
とりあえず、将来が長いこどもが挫折をしないために転ばぬ杖をつき続けます。

1.カンペ帳の用意

日本の英会話学校なんかでもよくある、アレです。
トイレ行っていいですか?(May I go to the bathroom?)などを単語帳として書き用意する。
もう中学生で日本でもスマホを持っているので、Google翻訳などの使い方をレクチャーする、でもいいんですがアナログ is 最強 です。
カンペ帳を用意・・します。母ちゃん夜鍋かな。

特に中学・高校となると移動教室が増えます。(これも日本と同じですね)
学校内迷子になる可能性もあるので
Where should I go for the next class? などの各種カードも必要そうです🫠

頑張って作ろう。

2. 翻訳機・電子辞書の使い方をレクチャーする

これはこれから行うことの一つです。。
最悪、日本語で入力して英語で翻訳して出す。
もう、社会人で「たまにIT系のカンファレンスで海外行きます、てへ🫶」の人たちがやっているように「わからないなら翻訳機通して会話する」手段を身につければ、そうとう訛りが強くない限りはいけるでしょう。

機器の操作は現代っ子だから軽々クリアするだろう・・けど
結局は「正しい日本語で入力できるか、解読できるか」と日本語に戻ってきます。ここは・・大丈夫なのか?これからやります。。

3.できるだけ英語に慣れる

我が家の場合、なぜか中二の長男は私に対してたまに英語を話したがります。無茶苦茶な文法だけど、まぁいいのです。
What is today's dinner?
When can I eat today dinner?
などなど。

もう、褒めて調子に乗って喋らせるを徹底。
※たまにこういうともっといいよを言う

1歳児の日本語の習得の英語版です。SORENA!!
間違えてても言いたいことは大体わかるので、細かいことは気にしない!!
とりあえず「英語話せるじゃん、俺、ドヤァ」をほどほどに持たせる。
マインド大切。思い込みで生きていく。
(ただ、注意しないと「あいつ全然じゃん」に現地でなるのでそこは釘を刺す)

我が家の中二男子は単純で助かりました・・?
でも勉強はしたくないんだよね。。
あとはとにかく必要不可欠なセンテンスを何個か覚えてくれ!!

さいごに:母親のぼやき

本来なら、「保護者編」「こども編」をまとめて書こうと思っていたんですがボリューミーになりました。

ねぇ、私の語学学習っていつすればいいの。。
夜は1歳の寝かしつけをしてからはもう休みたい(切実)なので、
最近はNetfrixオリジナルドラマの「地面師たち」を英語字幕で日本語音声にかぶせて勝手に英語でスピーキングすることで免罪符を作っています。

今まで、英語言語/英語翻訳でシャドウイングなどはやったことあるけど、これは新たな試みです。こうやって訳すのか、とこれもありだなと思ったり。
だって休みたいんだもーん。観たいもーん。

心の声が出てしまいました。

さて、次回は「パスポート着物で写真撮影編」か「息子編」か。
はたまた「準備編 - 引越し業者に見積もり!」か。
リアルタイムのネタはたくさんあるんですが時間がない。

色々と気になるなぁ、現地に行ったらどこまで必要だった?など後日情報はフォローしてお待ちくださいませ。

今週は引越し見積もり、賃貸契約関連の訪問続々だからがんばろう。。
とりあえず燃料のチョコレートを入手だな。


自己紹介

妻 米国帯同への決意編

中二息子編


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?