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ワーママ アメリカ帯同編 #1 現実と葛藤

前回は、中学2年の息子のアメリカ帯同に関する記事をご紹介しました。
今回は、私自身のことを少しご紹介させていただきます。
夫の米国赴任が決定しかけてから、帯同赴任するか悩むリアルなワーママの胸の内です。

自己紹介は下記の記事で記載しておりますので、詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

ワーママ帯同妻の悩み

正直、自分で自分の気持ちがわかりませんでした。
前回、中学生の子供に関しては気持ちを確認することができたものの、自分はどうしたいのか。どうするべきなのかわからなくなる。それがまず本音でした。

海外に居住したいと薄っすら思っていたので、ある意味夢は叶う。
けれど、自分が日本で築いてきたものがなくなる恐怖感も大きい。
両極端な気持ちが胸の中をよぎります。

赴任期間がわからない以上、日本に不要な荷物を置いておくのはストレージを借りたとしても負債になるので、大型の家具家電は全て廃棄予定。購入したマンションも賃貸契約もしくは販売。日本に帰宅する「我が家」はない。

夫には「海外で勤務した」実績が残るけど、私には残らない。
1歳半と中2の海外生活のフォローアップだけで一杯一杯になるだろうから、できるとしても日本の越境でのお仕事は限られている。

自分で稼ぐことができなくなる恐怖感。
夫に命の手綱を握られるような違和感。
家族のために尽くす覚悟。

そんなものがありました。
「考えすぎ」だったり「妻として当たり前」などいろんな声がありそうですが、私の場合は母子家庭の大黒柱である期間も長かったせいか、この「恐怖感」との葛藤がものすっっごく厄介でした。最悪のケースを考えるタイプだから尚のこと厄介。

もしも日本にひとり帰国することになったら、その時はアラフィフ?
また正社員/フルタイムで勤務できるのか?自分だけで生計立てられるのか?

別に夫婦不仲ではないんですが、それなりに踏ん張って手に入れてきた何もかもを放り出して覚悟する勇気が必要。
これは、それなりにフルタイムで働いているワーキングマザーの方々は同じようなお気持ちになることが多いようで、SNSでもよくみられる呟きでした。

また厄介だったのが、現職の仕事をセーブしているため、休職について職場に相談がしにくいこと。
在籍できれば、日本企業ですから復職の可能性もありますが「幼少の娘のワンオペ育児と親の看護」から私自身の状態もよくなく仕事をセーブしていました。だから言い出しにくいし、退職ケースが視野に入る。どんどん負のループに入っていきました。

現職で前線で働いていらっしゃる方であれば「家族の海外赴任のための一時的な休職」が可能であるか、確認をとって休職扱いにして在籍してもらうのが一番安全です。

越境リモート副業の選択肢

私の場合、専業フリーランスとして個人事業主で働いている期間もありました。正社員で働いている企業も「副業OK」を掲げているため今も継続中。

そのため、自分の気持ちの落とし所としては「越境でアメリカから日本の企業の仕事をして自分の稼ぎを作る」ことが落とし所のひとつでした。

夫への打診と覚悟

自分の気持ちは、夫に正直にぶつけました。
その結果、夫が不機嫌になることもありましたし、雰囲気が悪くなることも。でも言葉にしなければ人間伝わりません。十分に話し合い、お互いを理解し合うことで信頼関係がなければ結局成り立たないと改めて感じました。
このプロセスをなくして、一気に渡米したら絶対成り立たないと思う。
「仕事しないで家に入れるんならいいでしょ」と思わずに、もし男性サイドの方が見ていらっしゃるのであれば、ちゃんと奥様に確認してくださいね!

我が家の場合、下記を私から夫に打診し、夫も快諾。
結果腹を括りました。本当に「くくる」がこんなにしっくりきたこともないくらいに。

  • 日本からの越境リモートの仕事をいくつか請け負う

  • 現地の日本人コミュニティ、言語学校に行く間に保育所を使う

  • 趣味の着物は現地/オンラインで続ける

今後は・・?

多分揺れるんだろうなぁ、まだ心は。と思います。
赴任先も超ド田舎。蛍が綺麗に見れるような自然豊かなエリアです。
徒歩で行ける距離の駅前のファストフード店がある街で生まれ育ってきた私(と息子)には、それだけで超ハード。おまけに日本人もいないだろう街。日本でペーパードライバーの私。国際ドライビングライセンスで再デビューとか怖さしかないですもん。。。(現地の実地テストとか必要だけどまじやめて)

「ああああ、やだやっぱり!!」
「本当にやっていけるの?!」と多分、超揺れるんだと思います・・断捨離してものが減っていくたびに。私の存在意義って?本当に大丈夫?と。

それでも手放した分、迎い入れることができる機会にベット💰して、渡米までの期間やり過ごしていくことでしょう。

本当にもう怖いよー。

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