見出し画像

中2息子アメリカ帯同編#5 NY現地校 - 現地校に決まったらまずすること!〜追加予防接種の確認・接種方法〜

さて、学区の目処はついた我が家です。英語が得意でもない中二息子が飛び込む現地校。未知の世界。
前回までのお話は下記をどうぞ。

前回までは「夫の赴任地のそばで、安全性が高く・教育レベルが良いエリアを選定する」までお話しました。今回はその後の具体的な入学準備編です。その中でも特に「追加ワクチン接種〜入学に必要なものを把握する」がトリッキーでした😇
我が家結構「罠」に陥ったのでこうしておけばよかったなーも含めて記載します😨
※2024年時点、アメリカ ニューヨーク州への転入のケースです。


赴任エリアが決まったら予防接種を確認

特に小学校高学年以上は要注意

意外と日本とグローバル基準は違います。
2024年時点で小学校低学年くらいまでであれば、日本の公費負担の予防接種を受けていれば必須ワクチンがカバーされるケースがほとんどですが、小学校高学年以降は特に注意しましょう。

それも中二(2010年生)は、1歳の時に「ポリオワクチンが途中で生ワクチンに変更」「3種混合が四種混合に変更」「B型肝炎が途中から追加(年齢的に公的負担なし)など、結構抜け漏れがある「ワクチンギャップ世代」というそうです😨

まず、「赴任するかも?!」と決まった時点で、海外赴任エリアの「必要とされる予防接種が日本ですでに接種できているか」確認しましょう。

これができていないとどうなるかというと…現地校の入学レベルに達していないため、色々と制限や海外滞在中に追加摂取が必要などただでさえ慣れない環境でカオスになります😇

ちなみに、我が家は「餅は餅屋」だろう!と、トラベルクリニックに割と早い段階で問い合わせていたものの、「ビザ取得できているのであれば大丈夫ですよ」の言葉を鵜呑みにし、引越し準備やらなんやらで、「渡航1ヶ月半前」に改めて自分で確認したところ、「上の子は9種類ほど追加摂取が必要」なことが判明。。。かなり焦りました。。

まずはトラベルクリニックへ連絡、そして自分でも調べてみましょう。

情報を入手するためのウェブサイト

ワクチン情報 - FORTH 厚生労働省 検疫所
まずテッパンなのが、日本の厚生労働省が日本人向けに情報提供している「FORTH」世界全国の健康被害のリスクなど網羅しているので概要を把握するのに役立ちます。

基本情報の入手はこちらで https://www.forth.go.jp/index.html

渡航登録 - 外務省 海外安全ホームページ

こちらは予防接種とはちょっと異なりますが、海外に行く人向け全般に情報を掲載されている「外務省 海外安全ホームページ」。海外旅行に行く人は「たびレジ」に登録したこともあると思います。
今はLINEで登録したエリアの健康・治安情報も通知してくれるので現状把握に役立ちます。登録必須です!!!

「たびレジ」は登録必須です https://www.anzen.mofa.go.jp/

日本渡航医学会 - 国内トラベルクリニック
検索サイトで「トラベルクリニック」と検索してももちろん出てきますが、きちんとした医学会に所属しているか?も含めて確認すると安全です。

https://plaza.umin.ac.jp/jstah/02travelclinics/index.html

CDC ウェブサイトの検索方法

国別 予防接種の確認(アメリカ) CDC
アメリカといえば!CDCです。でもこちらのサイトは結構見にくいです😇情報に行き着くまでに結構時間がかかるのでちょいとしたポイントを。

アメリカの健康情報といえばCDC  https://www.cdc.gov/index.html
  1. ウェブサイトの右上の「🔍SERCH」をクリック

  2. 「Vaccine child」と検索

  3. 「childhood vaccine schedule」が表示されたらクリック

https://www.cdc.gov/vaccines/imz-schedules/child-easyread.html

4.年齢に応じたスケジュール一覧を表示
・幼少期であれば左側のPDF
・年齢が上であれば右側のPDFリンクをクリック

https://www.cdc.gov/vaccines/imz-schedules/child-easyread.html

これで「アメリカで必須」である「子供向けワクチン一覧」がわかります。
我が家の中二息子は「Age 7 to 18 years」なのでその場合のワクチン摂取スケジュールはこちら。(過去の分はもっと幼少のものを見る必要があるので結局は全て見ることになります)

https://www.cdc.gov/vaccines/imz-schedules/downloads/parent-version-schedule-7-18yrs.pdf


が!!「アメリカは州ごとに法律が異なる」と聞いたことがありませんか?

そう、州ごとにも確認すべきなんですよね😇もう州ごとに別国やん。って感じです。

州ごとの必須ワクチンの検索方法

こりゃまた厄介な情報たっぷりなワクチン情報・健康情報が網羅されたウェブサイトです。

National Vaccine Information Center(NVIC)

https://www.nvic.org/

そしてこのウェブサイト。先ほどのように右上の「🔍SEARCH」で「州の名称」を入れるだけではうまく検索ヒットしないのでちょっとポイントを記載します。

  1. メニュー「LOW & POLICY」にマウスを置く

  2. 「State Vaccine Laws」をクリック

https://www.nvic.org/law-policy-state/vaccine-laws

4.ちょっと下にスクロールした左側の「Select a State」から州を選択して「Go」ボタンを押す

https://www.nvic.org/law-policy-state/vaccine-laws

5.州ごとのページに遷移
このページは何度も見直すことになりそうなので、ブックマークしておくことをお勧めします。

例「NewYork」https://www.nvic.org/law-policy-state/vaccine-laws-new-york 

6.同じページを下にスクロールして「K-12 School Vaccine Requirements & Exemptions」の右の矢印をポチッと押す。「Vaccination Requirements」をクリック

例「NewYork」https://www.nvic.org/law-policy-state/vaccine-laws-new-york 

7.出てきました!これが「学校入学に必要なワクチンの種類」です

例)NYの場合 https://www.health.ny.gov/publications/2370.pdf

K-12(12歳以下)とありますが、概ねこのリストの内容は中学生以上でも「接種していて当たり前でしょ」リストなので不足分がある場合は接種しないと現地校に通学するにあたり制限を受ける可能性があります。

日本語で確認したい場合

ワクチン名はもちろん英語・・英語勉強それなりにした人でも、医学用語はめっちゃ難しいです😇
母子手帳と照らし合わして確認するにしても、日本語で確認したい!
そんな時には「Google翻訳」を使いましょう。
「ドキュメント」を選択して、上記で入手したPDFをドロップしてボタンを押せば日本語訳verを作ってくれます。

https://translate.google.co.jp/?hl
(左)英語版 (右)日本語版

さいごに:さぁ、トラベルクリニックへ!

ここまでの情報がわかればもう、接種計画をトラベルクリニックに持って行くだけです。
私の場合は、上記の「英語版」「日本語版」を事前にメール(or 問い合わせフォーム)で送り、不足分を接種したい旨を伝えて当日に挑みました。

自費ってどれくらい?

ワクチン単価は決まっている(はず)なので投稿しちゃいますが、めっっちゃ高いです😇軽く、マン単位で飛んでいきます💰

ワクチン一例

我が家の場合、結局
・Tdap(これはアメリカ必須だけど日本は摂取なし)
・ポリオ
・B型肝炎
・髄膜炎菌製髄膜炎
・・・・などなど、9種類ほどが必要で2回に分けてなんとか1ヶ月で完了。
B型肝炎は3回目は半年後なので現地で接種しよう、とドクターから推奨あり「Scheduled」にしておきますね。と提案を受けました。
ワクチンは一通り冷蔵ケースの中に入っていたので、その場で必要なワクチンはサクッと打ってもらえました。

お財布に痛い🥺ですが、これで一安心です。。

今後の記事


さてさて、今回は堅苦しいお話でしたが、次回は並行している
・日本に居ながらアメリカ住宅を探そう
・アメリカ学校の入学手続き書類の入手方法は?
・保育園時、渡米後どうする?
・これ持って行けばよかった!船便リスト
などをご紹介できればなぁと思います。。それにしてもお財布にも精神的にも良くなかったー。ワクチン対応は先に先にしておきましょう🤟

さて、さつまいもでも蒸して食べるかな(食欲の秋)


《中2息子アメリカ帯同編》

《渡米準備編》



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?