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中2息子アメリカ帯同編#4 NY現地校選び - 校長にアタック!結果と本当に必要なだったこと〜メール文例付き〜

こんにちは、今日も今日とて暑いの一言しか浮かばない2024年8月です。三連休は娘が夏風邪をひき、外出もままならないままイヤイヤ攻撃を受けて疲弊しております。。

リアルタイムでお届けする、日本からアメリカ NY州への家族帯同ブログ。今回は前回の続き「息子の現地校選び」の続編です。

前回はこちら。
「日本人がいないニューヨークと言ってもど田舎。英語も上手と言えない中二息子が過ごしやすい学区選びを!」と校長にアタックして聞いちゃった話の続編です。


校長への連絡リスト

校長への連絡リストと学校のレビュー一覧

ちょっとおさらいです。夫は徹底していました。
ぶっちゃけ妻の私は「アメリカンドリーム、移民の国。ESLは必須よね?」という気持ちから、本当にここまでする必要ある?と思っていました。が、結論として良い指標にはなりました。

送ったメールの内容

夫ようやるな!!と思います。送ったメールの文章例です。
もしも(居るのかな。。)学校に問い合わせたい方がいらっしゃいましたら適宜編集してお使いください。(個人情報に至るところは伏せ字/オリジナル文章から一部改変しています)

SubjectInquiries about the 〇〇 Middle school

Dear 〇〇,

My name is 〇〇 , and I work for the Japanese branch of a company in 〇〇 Japan.

I am planning to move to the 〇〇 area this September and am looking for a suitable school district for my son.

I am particularly interested in your district because of the calm and beautiful environment it offers and also your school’s various activities.

However, since our family language is Japanese, my son does not speak English fluently like a native English speaker. Therefore, I have a few questions:
・Do you have any special education classes for foreign students, such as ESL (English as a Second Language) classes?
・Are there any Japanese students currently attending your schools?
・Do you have teachers on staff with experience in foreign education?

I look forward to your reply.

Respectfully,
〇〇(署名)

夫が送ったメールサンプル

超日本語要約すると、どこどこに勤めていて、転勤予定なんだ。あなたの学区/学校に興味があるんだけど息子は英語が得意ではないんだ。これらの支援はあるか知りたんだけど教えてくれる?返事を待っていますね。です。

さて、サマースクール期間真っ只中。(7月下旬に送付)
海外赴任先へアクセスできる4エリア、10校強に個別に送付。
結果は果たして・・

実際に返事はあった?

はい、2校ほどからありました。そのままは流石に掲載できないので少し改変して出します。

Hello 〇〇,
Thank you for reaching out with your questions. In New York State, there are several requirements for English Language Learners. New students who enter our district that speak a language other than English at home must take the New York State Identification Test for English Language Learners (NYSITELL). From this test, students are assigned a level based on their performance on NYSITELL. There are five levels: 1. Entering (Beginning) 360 minutes of service per week. 2. Emerging (Low Intermediate): 360 minutes of service per week 3. Transitioning (Intermediate): 180 minutes of service per week. 4. Expanding (Advanced): 180 minutes of service per week. 5. Commanding (Proficient): 90 minutes of service per week.

When students register in our district there is a home language questionnaire form that is completed. This would indicate whether we need to set up supports for a student to start. Each building has a certified English as a New Language teacher who services students in the building. At this time, we do not have any ENL Students who speak Japanese. Here is a link that provides an overview of our demographics for 〇〇 Middle School specifically.

Please let me know if you have any other questions. I wish you the best with your move and decision on the best fit for your son's school!

Kindly,
〇〇

返答例。ここまで親切に返信してくれるのは受け入れが安定しているのでしょう

めっちゃ丁寧に連絡くれました。
超訳すると「ニューヨークはESLのシステムが充実しているから安心してね、具体的にこんな感じ。特に我が校のレビューはここのリンクを見ても特別だよ。君の息子さんにとって良い学校が見つかることを願っているよ」です。

もちろん全ての連絡先からもらったわけではないですが、超安心。丁寧。親切。そしてこのリンク先が神でした。これは現地に問い合わせないとわからない情報だったので我が家的に超神サイトでした。

学校レビューの神サイト:data.nysed.gav

https://data.nysed.gov/ > NY州の学校の一例

学校の情報が事細かに掲載されています。
以前の記事でも、いくつかのサイトを使ってリサーチしていることをご紹介しましたが、ここが一番わかりやすく、鮮度も高く、超良質サイトでした。英語になっていますが、ページ下部に言語選択できるプラグインが設置されているので、日本語でも情報取得できることが密かに嬉しい。

日本語に変更した場合の表示。やっぱ母国語安心する。。

現地校選びで本当に必要だったこと

結論から言うと我が家の場合は下記の2つでした。

MUST : これが一番重要だった!2点

1.エリアを視察する
2.ローカルスタッフに聞く

上記のリサーチ結果をもとに、赴任エリアにアクセス可能な学区を4つまで絞った後、夫は海外赴任中だったので実際に脚を運んで現地を視察。
「百聞は一見にしかず」ですね。実際に週末にドライブがてら(?)夫が視察してくれました。

適宜LINEで共有してTV電話でゴニョゴニョ

それと、現地スタッフとの雑談がとてもよかったとのこと。
転勤や転職が当たり前のようにあるため、肌の色が違えど同じような年齢を持つお子さんの実際の親御さんの声もそれなりに入ってきたそう。
「最初あそこの学区にいたんだけど、こっちの学区に転校したら。。」みたいな経験者しか知ることができない話は、やっぱり現地にありました。

結果、第一希望で置いていた「アジア人が多く、内部評価が高いけど外部評価が悪い学校」は、実際はあまり良くない可能性あり。と言うことで安全牌を取りました。

帯同妻、母として思っていたこと

大層なことではないですが、私は「まぁ私立校インターでもないし、公立校だったら我が家の息子の英語レベルでは大差ないのでは?」と思っていました。(息子ごめん、だから気負うな)

JOESのセミナーの影響が大きかったのだと思います。日本国内の転校のように「転出したらすぐに学校に通う」のが当たり前だろうなぁ、と思っていたのですが。そりゃ、カルチャーや言語が違ったら環境自体に慣れる必要もあるし、どの程度の期間を経て慣れることができる(=スムーズに登校できる)かはその子次第。焦る必要はないし、焦らせることもできない。その代わり親としてのサポートはしっかりする。
それは心に決めていました。

それと同時に、今までダブルインカムだった我が家は私は(少しリモート業務はしますが)専業主婦に近くなり、夫のシングルインカムに。
すでに海外現地勤務を何度かしているので、退職のリスクは少ないですがやはり責任感は重くなるでしょう。

だから「夫のモチベーションが上がるエリアでいいよ」でした😂
どうせ車がないと諸々アクセスできないエリアなので、まぁ相当治安悪くなければ良いでしょう。というゆるゆるです。私らは行ったことがないのでもう決めてくれ!ですな。

BETTER: やっておくと安心なこと諸々

とは言っても、やっぱりエリア情報をリサーチして、学区を選ぶ。
実際に校長にメールアタックする(!)はしておいてよかったです。

返信してくれた学区は結構な高所得者が平均値として暮らしている日本の23区内の〇〇区みたいな印象でしたが、やっぱりそこまでのフォローがあると言うのは嬉しいですし、安心する。ずいぶんな指標になります。

それにリサーチをすることで、今まで米国の事情に詳しくない私たちも事前に心持ちをすることができました。
それに、今回は夫が現地/アメリカ、私が日本と手分けできていたからこそ
「実際の現地の状況、それを踏まえて息子と一緒に検討」もできました。

これは何よりも嬉しいことですし、家族としての絆が深まりました。
結構「ここまでしなくてもいいんじゃ?」が正直多かったですが、ここまでやったからこそ「悔いなし」でone-team感が出たので、結果良かったと思います😂

最後に: 結局どうするの?

はい、今回の夫の海外赴任の裏ミッションは「エリア選定をする」でした。
あわよくば、居住地探しも。
そこは達成しましたが、なにぶん日本と比べてアメリカは賃貸も高い!(3 bedroom 郊外で30万/月〜)

そして、中小企業で同様のケースが社内に無い夫氏。
海外赴任にまつわる経費や条件(海外赴任時のベース給料、家賃補助等々)などが決まってない。。

なので、決めようにも決められないんですよね。そもそもSocial Security Number(SSN/米国の社会保障番号 =日本のマイナンバー)も出てないので契約もできない。会社名義での賃貸契約の有無もグローバルで検討中。

そのため、赴任直後はそのエリア付近でAirbnb でしばらく住むことにしました。渡米後どうせすぐ船便到着しないですし。

と、言うことで現地校選びは一旦終了です。エリア選定終わったー!
ひとつの開放感です(わーい!)

それにしても今はスマホ一つで国境を越えられるので本当に距離感が近くて便利です。1歳8ヶ月の娘も「ぱぱー!」と画面の向こうを認識できるように。

JP土曜朝/US金曜夜には下の娘と会話。デレデレになるのは致し方あるまい

さて、息子がひと段落したと言うことは、引越し業者選定が佳境!
そして夫は間も無く帰国する、、と言うことは大使館面接も待っています。

夫氏、帰国時は何もトラブルないといいね。。
(出国時のあれこれは下記の記事も面白おかしくご覧ください)

9月末〜10月出発。8月は親戚への挨拶回りを兼ねた日本を愛しむ会をどこまでできるか?!


《夫の出国時あれこれ》

《我が家の自己紹介》

《帯同妻悩む人》


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