長野県版 おひとりさま旅のススメ | 立科町&茅野市&原村 編
「おひとりさまの充実した一日」
みなさんはどのような時間の過ごしかたを想像するでしょうか?
今回は長野県民おひとりさまの私が過ごした一日、「立科町&茅野市&原村 編」をご紹介します。
AM8:00 「モーニング」
長野県東信地区の上田市在住の私。
この日は"県道40号 諏訪白樺湖小諸線"から目あての地域に向かうことにしました。
まず、この時間で「モーニング」ができるお店へ
"アシダカフェ"
旧中山道にある立科町芦田交差点にある民家を改装したお店で、
2023年9月にオープンした新店です。
DIY感のある木目調の店内。
シングルオリジン等を使用した本格的なコーヒーがいただけます。
軽食からしっかりしたお食事、夜にはアルコールやおでんなどさまざまなお料理が食べられるのも魅力です。
この日に私がオーダーしたのはアシダブレンドをテイクアウトで。
苦すぎず香りまろやか。シングルの香気は希薄ですがデイリーでいただくのによさそうな安心する一杯でした。
AM 9:00 「ブランチ」
"ベーカリーレストラン・エピ"
茅野市北山、国道299号線メルヘン街道にある人気ベーカリー。
石窯焼きのピザやデリなどにも力がはいっていて、どのメニューも長年培われた意匠が施されていておいしそうでした。
蓼科山の眺望もよく、こちらでの食事もすてきですが、今回はテイクアウトして先を目指します。
AM10:00 「朝湯」
"八ヶ岳縄文天然温泉 尖石の湯"
茅野市豊平にある秘湯。
最近マイブームになった温泉巡りの一環で、書籍「全国温泉大全」を読んだ際に知った「長野県の飲用できる温泉」です。
詳しくは尖石の湯HPリンク先をご覧ください。
体験としては、初めての秘湯だったのでとてもワクワクするものでした。
開放的な雰囲気と露天のみの景色は温泉マニアからすればたまらんものでしょう。
泉質は緑がかった白濁液で、わずかなとろみ感。
竹筒から出ている湯は飲用もできるとのことですが、とても熱い。
パッと掬ってパッと飲む。味わいはにわかな塩味と鉄っけ。
なんとなく鼻血の味を彷彿させましたが、嫌味ないものでした。
不思議と源泉は熱く感じるものの、浸っている湯温自体はぬるく感じる。
いつまでも浸かっていられるようなものでした。
湯のなかで自然物が混合しており、周りは獣でも出そうな雰囲気。
自然との融合を感じられる素晴らしい体験になりました。
AM11:00「昼食」
"傍/katawara"
信州といえば蕎麦。
長野県の上から下、右にも左にも名店が数多くあり選びきれないものです。
今回選定したのは、尖石の湯からほど近い、八ヶ岳エコーライン沿いにある
茅野市泉野の"傍/katawara"に訪れました。
到着したのは11時前でしたが、すでに待ち客がいて人気のほどが窺い知れます。記名して程なくで入店できましたが、オーダーしてから出てくるまでは30分くらいかかりました。
"もりそば"は「白」と「黒」の2種類の蕎麦と2種類のつゆ。
野菜小鉢2種もついていますが、今回は”野菜プレート”に変更しました。
野菜プレートは、上質な野菜と味噌がきいたドレッシング、発酵具合がほどよいつけあわせなど地域の味がおしゃれにデザインされているのが印象的。
「白そば」の更科感は抑えめで、つるっとした喉ごしとコシ具合がみごと。「黒そば」は蕎麦の雑味的コクがありながらもしっかり締められていることで淡麗、口内で深い味わいを楽しめる仕様に仕上がっていました。
2種のつゆで味変をさまざま楽しみ、そば湯でじゅうぶんに満足感をえる。
お店の内装やWebページも含めて良質なデザイン思考がいき渡っている洗練されたお蕎麦屋さんでした。
午後の旅路
下記有料部分では午後の旅路の内容と、行程表を掲載しています。
あなたの旅の参考になりましたら幸いです。
(2023年内は全編無料でご覧いただけます)
PM0:00 「かいもの」
"たてしな自由農園 原村店"
今回の旅の目的は、先日発表された"街の幸福度&住み続けたい街ランキング2023(甲信越版)"にて街の幸福度ランキング1位になった原村の魅力を知りたくて訪れたところがあります。
そして、その街の特色を知りたいとなったら"道の駅"に行くのがいちばんです。
原村の特産品は「セロリ」「ブロッコリー」「キャベツ」など高原野菜。
この日は多種多様なりんごが目立っていました。
出品されている農産物の質はかなりよいもので、ややお高め。
場所柄か県外からの来客が多く見受けられ、高級なおみやげ品の需要も高いなとお見受けしました。
隣接する"808Kitchen&Table"は未訪ですが、村の魅力ある食事を提供する明るくおしゃれなお店で、そこのサラダやパンなども食べてみたいものでした。
PM0:30 「アクティビティ」
"八ヶ岳自然文化園"
訪れたのは"まるやち湖"近くにある駐車場。
アクティビティというにはおこがましいのですが、八ヶ岳とはなんなのかを遠目から学びながらちょっとしたお散歩。
中枢地に行けば、ドッグランやアスレチックコーナー、ゴーカートやマレットゴルフ場、プラネタリウムやカフェまである充実した内容の公園があります。
今回の旅では、雄大な景色を眺めるに留めておきました。
PM1:00 「アフターヌーンコーヒー」
"狼森珈琲"
人生においてコーヒーは欠かせません。
旅をすれば必ず巡りあうよきコーヒー店。
今回まず訪れたのは、現在コーヒー豆販売のみ取り扱っている狼森珈琲から。
2022年11月にオープンしたお店で、来年の4月にはカフェ営業ができるように考えているとのこと。
現在、東京都府中のコーヒー店、"南方郵便機"のコーヒー豆を焙煎しているそうで、ききなじみのない銘柄のラインナップでどんな味わいなのかワクワクします。
こちらで現在の原村事情などをお伺いしつつ、紳士で柔和な店主と奥さまの佇まいに敬服しきりでした。
ご好意でエチオピアのゲイシャ種と自家製のやきいもを頂戴しました。
エチオピアの香気でもなく、ゲイシャ種の奇抜さでもなく、そのハイブリットな印象を覚える味わい。じんわりと広がる複雑な馥郁さが奥深くにあり、日常づかいの安心感と上質な生活感を同時に味わえるような一杯でした。
今回購入したのは、インドネシア・マンデリンのレイクタワール。
後日淹れた際の味は、マンデリンらしいスモーキーな味わいは奥深く、鮮烈なスパイシーさと苦味のコクが前面にあるようなものでした。これもマンデリンかとその奥の深さに感動したものです。
PM1:30 「アフターヌーンコーヒー2」
"ローワンコーヒーロースターズ"
コーヒー店2店目は、原村払沢にあるこちらへ。
こちらの店主さんは南千住の"カフェバッハ"で修行された方。
説明不要で上質なコーヒーを出してくれるお店です。
外観・店内とも牧歌的で木造の自然感と清潔感のある佇まいはさすが。
テイクアウトで淹れていただいたコーヒーは温度管理までしっかり遵守された素晴らしいもので、ドリップについて改めて浄化されたきもちになりました。
購入したブルーバタックのコーヒー豆はみごとに欠点がなく、これこそバッハの系譜と感じ入るものでした。
PM3:00 「夕湯」
"白樺リゾート 池の平ホテル 湖天の湯"
池の平といえば長野県民のほぼすべての人が知っているであろう場所ですが、その内実を知る人は実は少ないのではないでしょうか。
かくいう私もこの日訪れるまでホテル施設は利用したことがありませんでした。
湖天の湯は2023年4月23日にオープンした新しい施設。
詳しくは下記の私のnoteもご覧いただきたいのですが、お値段が2000円プラス駐車場代(1000円)。
日帰り温泉としては高いものですが、この施設と他のアミューズメントをじゅうぶんに満喫できればとてもリーズナブルなものでしょう。
ここにきての混浴サウナを体験できるのは貴重なもの。
一度は訪れて損はない場所です。
ここまで長々とおひとりさまの旅行記をご覧いただきありがとうございました。
今回は幅広く街をまたぐような旅になりましたが、次回以降はこの記事づくりでの学びをふまえて、より読みやすく参考にしやすい情報でお届けできるようにしていきます。
下記にこの日の旅程表をつくってみました。
あなたの旅の参考になりましたら幸いです。
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