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医療機関ワクチン担当者の苦悩

コロナワクチン接種体制は日々変動し続けている。

コロナ騒動前は医師1名・看護師1名・事務1名で診察対応していたが、コロナワクチン接種開始後は医師1名・通常診察対応看護師1名・ワクチン対応看護師1名・通常診察対応事務1名・電話対応事務1名・ワクチン対応事務1名の最低6名の診察体制となった。

コロナワクチン1・2回目の時は医療者にもワクチン情報が届いていないにも関わらず、「接種開始がいつか」、「予約開始はいつか」問い合わせ。
接種が開始されれば、予約の電話は殺到。
以前はかかりつけ患者からの様態急変対応のために診察時間外は診療所から医師につないでいた電話も、診察時間外でも診療所への予約電話が鳴りやまないため、かかりつけ患者には医師の個人用携帯の番号を伝えることに。

電話がつながれば自分の予約のみならず親戚分とお友達分の予約も一緒に。

3・4回目の接種が始まる前には「1・2回目そちらでお世話になったし、もちろん3・4回目も早くに打たせてくれるよね?」と熱い念がこもった心優しい(?)差し入れ。

接種日当日、まだ接種券が届いていない(接種要件は満たしている)ため、接種後「後日接種券持ってきてね」と伝えるも、一向に接種券を持ってこない被接種者。(接種証明書も発行できないため、旅行時などどうするつもりなのだろうか?)

ワクチン予約用紙に、予約管理スケジュール用紙、5年間保管義務のある5000枚を超える予診票など紙であふれかえる診療所。

まさに地獄絵図。

5月から始まった1・2回目のコロナワクチン接種が落ち着く11月12月にはインフルエンザワクチンの接種。それが終われば3・4回目のコロナワクチンが始まる。休む暇のない怒涛のスケジュール。
それに加えた通常診察と発熱外来。

疲労困憊とはまさにこのこと。

しかし出口が見えないといわれていたコロナ禍も大詰めを迎え、マスク撤廃の兆しも見え始めた。

現在、政府は9月までコロナワクチン接種を無料としており、10月以降は有料となる可能性が高い。
現在は無料だから受けているコロナワクチンも有料となれば被接種者は減るのだろうか?





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